斜陽産業の泥船からどう逃げるか?私が10年以上前からFIREを目指した理由

FIRE・サイドFIRE

まいど、あーくんです。

現在は自称サイドFIRE民ですが、完全FIREに向けて準備を進めている人間です。

今回は少し厳しい話になります。

私が約30年間関わってきたアパレル関連業界についてです。

 

★私の業界は完全な斜陽産業になった★

私の感覚では、業界の衰退が本格化したのはリーマンショック以降です。

そこからズルズルと見えない速度で始まったように思います。

もちろん好調な業界もあります。

半導体やAI関連などは絶好調なんでしょう。

実際に株価指数だけを見ると、日本経済はそこまで悪く見えません。

しかし私の周りは違います。

仕入先も取引先も、

  • 注文減少
  • 利益率低下
  • 廃業
  • リストラ

が当たり前になっています。

値上げについていけない。

消費マインドが落ちる。

売上が減少する。

そんな負のスパイラルが続いています。

 

★一度縮小した供給力は簡単には戻らない★

よく、

「景気が回復すれば元に戻る」

「値上げが落ち着いたら元に戻る」

と言う人もいます。

しかし私はそう簡単ではないと思っています。

なぜなら、

  • 廃業した会社
  • 引退した職人※引継ぎ無し
  • 処分した設備

は簡単に戻せないからです。

コロナショック以降、多くの企業が消えました。

今は需要も減っているため大きな問題になっていません。

しかし仮に需要が回復した場合はどうでしょうか。

今度は商品や人材の取り合いになります。

結果として価格はさらに上昇する。

以前のような安い価格帯には戻りにくいと私は考えています。

もちろんこれは私の業界の話であり、すべての業界に当てはまるわけではありません。

しかし少なくともアパレル関連業界では、その傾向を強く感じています。

 

★生き残るか、逃げるか★

企業の選択肢は大きく二つです。

一つは最後まで生き残る道。

もう一つは傷が浅いうちに撤退する道です。

もちろん最後まで残るのも立派な戦略です。

しかしそれは修羅の道でもあります。

斜陽産業は最終的に寡占化が進みます。

生き残れる企業はごく一部です。

私のような零細企業には、

  • 小ロット
  • ニッチ市場
  • 高付加価値

という戦い方もあります。

しかし現実には仕入先の協力があってこその商売です。

仕入先が消えれば、どれだけ工夫しても限界があります。

現に年々出来ることが減っていますね。

 

そして私は生き残ろうと覚悟を決めたらおそらく生き残ることは可能です。

だって既に給料なんて知れている額にしていますからね。(自称サイドFIRE中)

でもそれは私にとって神経・体力を削ってまで続けていく意義が無いんですよね。

 

★だから私は10年以上前からFIREを目指した★

私は現在52歳です。

さすがにここまで急激な衰退は予想していませんでした。

しかし心のどこかで、

「いつかこうなるだろう」

とは思っていました。

だから10年以上前からFIREを目指しました。

当時は自由を求めたというより、

保険の意味合いが大きかったと思います。

もし業界が崩壊しても生活できるように。

もし会社を辞めても生きていけるように。

そのために資産形成を始めました。

 

私の性格上、外交的にすぐに行動できるタイプではありません。

じっくり考え、対策し行動を起こすタイプです。

だから何かあった時にすぐに行動を起こすというよりも準備を怠らないと言う選択をしただけ。

それがFIREとマッチしたというだけです。

 

★最初の目標は3000万円だった★

(サイドFIREを)目指し始めた当時の目標は3000万円でした。

サイドFIREやバリスタFIREを実現する最低ラインだと思っていたからです。

40代以降になると実際問題、正社員での再就職は簡単ではありません。

しかし、

  • アルバイト
  • 派遣社員
  • 小規模ビジネス

なら可能性があります。

だからまずは3000万円を目指した。

それと生きるためだけに仕事をするのが年を負うごとに年々しんどいのもある(苦笑)

その後、前職の事業を引き継ぎながら規模を大きく縮小し、サイドFIREに移行しました。

最初は、

「これなら楽勝だな」

と思っていました。

しかし業界の衰退スピードは想像以上でした(笑)

 

★投資が人生を変えた★

その代わり、投資だけは続けました。

妻の協力もあり、コツコツと積み立てを継続。

正直なところ、当時は投資の力を甘く見ていました。

40代のうちに3000万円になれば十分。

そんな感覚でした。

しかし現実は違いました。

資産が2000万円を超えた頃から複利効果が加速し始めたのです。

たった数年で資産は大きく増加。

気が付けば完全FIREも視野に入るレベルになっていました。

もちろん運もあります。

相場環境に恵まれたことも大きいでしょう。

しかし結果として、人生の選択肢は大きく広がりました。

 

★FIRE準備をしていた人と、していなかった人の違い★

最近のナフサショックで資金力の乏しい中小零細企業は、再びリストラや人員削減が増えています。

体力が回復していないうちに今回のこの件ですからね。

準備をしていなかった人は再就職先を探す。

年齢によってはアルバイトを探す。

現実的にはそれしか選択肢がありません。

 

私も近い将来、廃業する予定です。

しかし私には、

  • 完全FIRE
  • サイドFIRE
  • 別事業への挑戦

という選択肢があります。

この差は非常に大きい。

 

★まとめ★

「単純に働きたくないからFIREを目指す」

動機が別にそれでもかまわないです。

私も偉そうに能書きを垂れましたが動機の半分は「仕事から逃れたい」からでした。

(投資などで)リスクを背負うのは動機はどうあれ同じですからね。

 

FIREを目指した10年間は決して楽ではありませんでした。

節約もした。

投資も勉強した。

副業や不動産にも挑戦した。

しかし今になって思います。

あの10年間は無駄ではなかったのかな。

なぜなら、

「辞めるしかない状況」になった時に、慌てなくて済むからです。

余裕をもって冷静な判断が出来る。

 

斜陽産業の泥船から逃げる方法は人それぞれです。

しかし私が学んだことは一つ。

泥船だと気付いてから準備を始めても遅い。

準備は、まだ船が浮いているうちに始めなければならない。

それが10年以上前からFIREを目指してきた私の結論です。

 

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