まいど、あーくんです。
現在はサイドFIREから完全FIREへの移行を目指して奮闘中です。
今回は少し趣向を変えて、「私が勝手に憧れている人」の話を書こうと思います。
私よりかなり年上で、今年で還暦になる方です。
少し前になりますが、たまたま込み入った話をする機会がありました。
私の知る人の中で、唯一と言っていいほど「セミリタイア(サイドFIRE)」を自然に実践していた人。
以降、A氏と呼びます。
★出世街道を進んだあと、50歳で人生を変えた人★
A氏は、私から見ると本当に面白い人生を歩んでいます。
大学卒業後、一部上場企業(現在のプライム上場企業クラス)へ入社。
そこで頭角を現し、若くして役員クラス(確か常務だったと思います)まで上り詰めました。
普通なら、そのまま定年まで走り続けるでしょう。
給料も高い。
退職金も大きい。
社会的地位もある。
しかしA氏は、50歳前後でそのキャリアをきっぱりと手放しました。
本人は謙遜していました。
「派閥争いに負けて、当時の社長と一緒に辞めた」
そう言っていました。
でも私から見れば、残ろうと思えば十分残れた人だったと思います。
別に不祥事をおこしたり、業績を落として責任を問われた訳ではない。
それでもあっさりと辞めた。
そして若い頃からやりたかった大学の教職員(臨時職員だったと思います)の仕事へ進み、昨年定年を迎えました。
週に3日くらい授業をしに通って、そして夏休みは自由にしていました。
会社の出世競争から降り、本当にやりたかった人生を歩む。
簡単そうに見えて、実際にはものすごく難しいことだと思います。
★「全部、計画通りだった」★
この前、少し話をする機会がありました。
A氏がこんなことを言いました。
冗談交じりに「実は全部、計画通りに進めたんやで(笑)」
正直、痺れました。
大企業の出世街道を進み、50歳で退職。
若い頃からやりたかった仕事へ進む。
しかも独身貴族ではありません。
奥さんは専業主婦(たまにパートに行く程度)。
お子さんは二人(二人とも大学まで行かせた)。
立派な持ち家。
家族仲もとても良い。
そして現在は趣味のスポーツやサイクリングを楽しむ。
しかも悠々自適に。
そしてついでに男前とまできている(笑)
絶対にもてていたはず。
傍から見れば、まさに理想的な人生。
もちろん見えない苦労もたくさんあったでしょう。
それでも若い時から人生を計画し、実際に形にしていく。
これって本当にすごいことだと思うんです。
それと若いころ、時間の合間によく本を読んでいましたね。
私にも「これ良かったよ」と教えてくれた本も何冊か有ります。
★若い頃は正直、嫉妬していました★
実は私は若い頃、この人に少し嫉妬していました。
20代、30代。
身近にこういう人がいると、自分の小ささを思い知らされます。
正直、少し距離を置きたくなる。
それくらいの光。
「自分とは違う世界の人」
そう思っていました。
あちらは大手企業で一社員からグングン上り詰めていく人。
一方で私は零細企業で凡人でくすぶり続けている人間。(しかも一人前にプライドだけはある)
しかも陰キャ。
でも最近、久しぶりに話して気づいたことがあります。
普通に話せるんです。
むしろ成功談を聞きたくなっている。
どう考えて生きてきたのか。
何を捨てて、何を選んできたのか。
純粋に知りたくなっていました。
これって、自分でも少し意外でした。
私も多少は成長したのでしょうか。
それとも競争の世界から少し降りたことで、肩の力が抜けたのでしょうか。
★FIREを目指して気づいたこと★
私自身もFIREという考え方を知り、30歳後半からですがスケールは小さいながらも人生設計をコツコツ積み上げてきました。
その結果、ようやくFIREが視野に入るところまで来ました。
A氏のようなダイナミックスさは全然無く、とても地味な歩みですが(苦笑)
だからこそ今は、A氏の言葉が昔よりずっと響きます。
「人生を計画して進める」
簡単ではありません。
思い通りにいかないことも多い。
でも方向だけは決める。
少しずつでも前に進む。
きっと、それの積み重ねなんでしょうね。
★本当の成功者とは★
私が思う身近にいる本当の成功者。
それは単純なお金持ちではありません。
A氏はおそらく資産家です。
でも物欲がほとんどないように見える。
最近ようやく小さいレクサスの車を購入していましたが、それまではプリウスでした。
見せびらかさない。
ただ、必要なところにはしっかりお金を使う。
エアコンは一気に全部交換。
しかも全部ダイキン製(笑)
趣味も多彩。
社交的。
優しい。
家族仲も良い。
子どもも素直。
努力の積み重ねなんでしょう。
でも正直、嫉妬しますよ(笑)
理想の家族像そのものです。
今はひとりでサッカーワールドカップを観戦しに行っています。
★50歳を越えて、ようやく少し分かってきた★
つい最近まで、私は必死にもがいていました。
競争。
仕事。
資産形成。
将来への不安。
でも50歳を越えて、ようやく少しだけ見えてきた気がします。
孔子の言う「四十にして惑わず(不惑)」。
私は40代では全然無理でした。
10年遅れ。
50代になって、ようやく入り口に立てた気がします。
まだまだ迷うことはあります。
でも少しずつ。
他人と比べるのではなく、自分の人生を歩く。
今の等身大の自分を受け入れる。
そんな感覚を、ようやく受け入れ始めているのかもしれません。


コメント
キラキラした世界が幸せとは限らないと言う事が分かるまで相当な時間が必要ですからね。自分は50代超えてようやくでした。
>きつこ様
コメントありがとうございます。
若い時は「負けたくない」というかコンプレックスというかそういったものを遠ざけていた時期がありました。
あまりにも輝きすぎてる。(身内とか親しい友人ならもっときつかったでしょうね~)
今は素直に「凄いな」と思えるようになりました。
受け入れる寛容さがようやく出てきたという感じです。