まいど、あーくんです。
現在は完全FIREを目指している、自称サイドFIRE民です。
私は夫婦2人で、約10年前から本格的にセミリタイア・FIREを目指し始めました。
今では金融資産もかなり増えましたが、振り返ってみると、資産形成で一番苦しかったのは意外にも2000万円までの道のりでした。
現在から考えると、
「2000万円なんて、まだまだこれから」
と思ってしまいます。
でも、実際に資産300万円程度から2000万円を目指していた頃の私は、
「2000万円まで行けば、今後の人生がかなり楽になる」
と本気で思っていました。
そして今でも、この感覚はそれほど間違っていなかったと思っています。
資産2000万円は、思っている以上に遠い
私が本格的に資産形成を始めたのは、リーマンショック前後の2010年頃。
当時の記録を見ると、金融資産は約300万円程度でした。
年齢でいうと35~36歳くらいです。
今考えると少ない金額ですが、当時の私はまだ保険対象ではない不妊治療を終えたばかりで・・・(笑)。
仮にここから、
毎月10万円を貯金する。
これを続けたとしても、
年間120万円。
15年間で1800万円です。
最初の300万円を合わせても、
300万円+120万円×15年=2100万円
となります。
つまり、35歳から毎月10万円をコツコツ貯金しても、50歳くらいになってようやく2000万円に届く計算です。
もちろん、運用益や昇給などを考慮すればもう少し早く到達できるかもしれません。
逆に、住宅費、教育費、車、旅行、生活費、ローンなどを考えれば、毎月10万円を15年間続けること自体が簡単ではありません。
そう考えると、
「金融資産2000万円」というのは、普通に働いて貯金するだけでもかなり大きな金額
だと思います。
でも今改めて考えるとよくやっていたなと(笑)
毎月10~20万円を入金して、さらに住宅ローンまで払っていましたからね。
会社を辞めたい一心で、本当に狂ったように節約と積立を実践していました。
私が本格的にセミリタイアを目指したのは2015~2016年頃
私が本格的にセミリタイア(サイドFIRE)を意識するようになったのは、2015~2016年頃です。
今から約10年前ですね。
大きな理由のひとつは過去ブログを読んでいる人にはわかるかと思いますが、私が働いている業界の斜陽化(衰退化)。
最初は漠然としたお金持ちになりたい欲望から始まった貯蓄が途中で危機感からくる資産形成に変わります。
そしてセミリタイアを意識するようになる。
当時を振り返ると、積立とアベノミクスの効果もあり、その時はすでに金融資産は1400万円台まで到達していました。
つまり、2000万円まで残り約600万円。
そこで、
「あと600万円を確実に積み上げよう」
と考えました。
今のように積極的に投資に廻すのではなく、当時は入金力を重視した資産形成が中心です。
投資も少しはしていました。
ただ、当時の私は、
「投資が必要なのは分かっている。でも、投資を資産増加の主役にするのはまだ怖い」
投資を信用することができないという考えでした。
投資額は約300万円。
金融資産全体の約21%程度です。
残りは現金。
ひたすら貯金です(笑)。
幸い、この頃は今とは違って仕事がかなり好調でした。
収入も比較的高く、余裕がある月は積立額を増やしていきました。
ピーク時には、
毎月20万円
を貯金に回していた時期もあります。
それも住宅ローン・その他諸々の生活費を払いながらです。
今考えると、よくやっていたと思います(笑)。
それでも2000万円までが一番きつかった
現在は運用している金融資産だけで7000万円を超えるところまで来ました。
さらにその先も経験しました。
それでも、資産形成の歴史を振り返ってみると、
一番しんどかったのは2000万円までです。
これが不思議なんですよね。
金額だけを考えれば、
1000万円→2000万円→3000万円
よりも、
4000万円→7000万円
の方が金額としては大きい。
でも精神的な負担は、圧倒的に最初の方が大きかった。
なぜか。
理由の一つは、
元本が小さいからです。
当時は資産を減らすことが、とにかく怖かった。
だから確実性を重視して投資よりも貯金を優先していました。
毎月10万円、20万円と必死に入金しても、資産全体で見ると、それほど大きく増えているように感じない。
頑張ってお金を入れているのに、
「こんなに頑張っているのに、これしか増えないのか……」
という感覚がありました。
確実に増えている。
それは分かっている。
でも、
労働して入金する苦労と、資産が増える実感が一致しない。
かといってリスク資産に入れていく勇気もない。
なのでこの期間が本当にきつかった。
だから最初の目標は2000万円。(当時、私は2000万円あれば老後資金の確保と何かあった時用の保険としては十分だと思っていました)
これが初期の最終到達点。
複利の力は、最初はほとんど実感できない
資産形成を始めたばかりの頃は、
「複利の力がすごい」
と言われても、正直あまりピンときませんでした。
当たり前ですが、元本が小さいからです。
例えば100万円を5%で運用しても、年間の利益は5万円。
もちろん5万円でもありがたいのですが、生活が変わるほどではありません。
1年間で5万円ですからね(苦笑)
ところが元本が2000万円なら、同じ5%でも100万円。
3000万円なら150万円。
5000万円なら250万円。
このあたりから、ようやく、
「あれ?」
と感じ始めます。
私の場合、厚めに生活防衛資金を保有していたので、資産運用による「増加の加速」を実感するようになったのは、3000万円を超えたあたりからでした。
つまり、
2000万円までは自分の労働での入金が主役。
そこを超えてくると、少しずつ、
「お金がお金を生む」
という感覚が出てきたわけです。
2000万円に到達したのは2018年頃
そんな感じでコツコツ資産を積み上げ、2000万円に到達したのは2018年頃。
最初に300万円程度だった頃から考えると、約8年かかりました。(これまでの人生で一番給料が高かった時期です)
年齢は44歳くらい。
今から考えると、
「2000万円まで8年もかかったのか」
厳密に言うと、1700万円を約8年
と思います。
でも当時の自分にとっては、本当に長い道のりでした。
この時期は仕事がとても大変なうえに「辞めたい」という気持ちも重なり、最も精神不安定な時期でもあります。
今考えると多分できない入金力。
そしてこの頃には、
「2000万円以上あれば、アルバイトしながらならセミリタイアできるんじゃないか?」
と考えるようになっていました。
私にとって2000万円は「セミリタイアのスタートライン」だった
当時の私は、
「資産2000万円があれば、完全に働かなくても何とかなる」(完全FIRE)
とは考えていませんでした。
ただ、
「軽くアルバイトでもしながら生活すれば、何とかなるんじゃないか」
とは考えていました。
つまり、
2000万円+少しの労働収入
という形です。
ちょうどその頃、私は体調を崩して1年間ほど仕事を休んでいた時期がありました。
そこで、
「このままセミリタイアに入ってしまおうか」
と本気で考えたこともあります。
しかし、当時の会長に引き留められ、結局仕事に復帰。
そこから数年後に現在の独立へとつながっていきます。
結果的には、
仕事はそれほど充実しなかったのに、資産だけは増えていく
という、当時の自分が想像していなかった方向へ進むことになります(笑)。
だって職場復帰してから独立して現在に至るまで毎年、給料を減らしていますからね。
今なんてほぼ・・・。
「資産2000万円」は、ゴールではなく最初の壁
今になって思うのは、
2000万円というのは、FIREのゴールではなく、資産形成における最初の大きな壁
だったということです。
2000万円あれば何でもできるわけではありません。
でも到達した時の達成感は今でもよく覚えています。
家族構成や生活費、年齢、住居費、年金、運用方法によって必要な資産額は大きく変わります。
ただ、2000万円を超えたあたりから、資産形成に対する感覚が少し変わってきたのは確かです。
1000万円までは、
「とにかく貯める」
という感覚。
2000万円を目指す頃になると、
「どうやって効率よく増やすか」
を考えるようになる。
そして3000万円を超えた頃から、
「入金だけではなく、運用そのものが資産形成に影響してくる」
ことを実感するようになりました。
私の場合は、そんな順番でした。
もう一つの敵は「少し増えると使いたくなる病」
そして、2000万円までの資産形成で大変だったのは、単純にお金を貯めることだけではありません。
もう一つの敵がいました。
「お金が少し貯まると使いたくなる病」です(笑)。
100万円貯まる。
↓
ちょっと良いものが欲しくなる。
500万円貯まる。
↓
「これくらいなら使ってもいいか」と思う。
1000万円貯まる。
↓
「1000万円あるなら、少しくらい贅沢しても……」
こんな感じです。
私は最初2000万円が目標だったので2000万円を超えるとどうしても使ってしまい、積立は継続していましたが停滞期が数年続くという事態になりました(苦笑)
資産形成を始めたばかりの頃は、今ほど「節約」に慣れていませんでした。
資産が増えることの喜びより、
「これだけ貯まったんだから、少しくらい使ってもいいだろう」
という誘惑の方が強かった。
これも2000万円までの道のりを長くした理由の一つだと思います。
2000万円を超えて初めて「資産形成が楽になる」と感じた
結局、私が感じたことは、
資産形成は最初が一番大変
ということです。
100万円。
500万円。
1000万円。
2000万円。
このあたりまでは、どうしても自分自身の入金力が大きな役割を果たします。
毎月の給料から少しずつ貯める。
ボーナスを使わずに貯める。
無駄な支出を減らす。
副業をする。
そして投資をする。
こうやって少しずつ元本を作っていくしかありません。
私の場合はなるべく短期間で到達したかったのでこれらを極限近くまで捻出しました。
ところが元本が大きくなると、少しずつ景色が変わってきます。
資産が増えるスピードが変わる。
投資による利益が無視できなくなる。
そして何より、
「頑張って働いて貯めるだけが資産形成ではない」
と実感できるようになります。
私の場合、それを強く感じ始めたのが3000万円を超えた頃でした。
FIREを目指すなら、まず2000万円を目標にしてみる
もちろん、
「FIREするなら2000万円あれば十分」
という話ではありません。
むしろ現在の物価や生活費を考えれば、完全FIREにはもっと大きな資産が必要になるケースが多いでしょう。
私自身も現在は、2000万円ではなく、もっと大きな金融資産を準備した上で完全FIREを目指しています。
ただ、
「FIREなんて1億円ないと無理」
と最初から考えてしまうと、あまりにも遠すぎます。
そんなときは、
まず1000万円。(1000万円あればほとんどの不測の事態に対応出来る安心感)
次に2000万円。(2000万円あれば老後への安心感がかなり増す)
その先に3000万円。(セミリタイアへの道が具体的になる)
というように、小さな目標を設定していく方が続けやすいと思います。
私自身も、最初から7000万円や1億円を目指していたわけではありません。
それどころか目標にすらしていません。(端から出来ないと思っていた)
最初の目標は、
「2000万円あればその後の人生が少し変わるかも」
でした。
当時はFIREに関する知識もあまりないのもありますがね。
そして、その2000万円を目指して必死に資産を積み上げたことが、現在の資産形成につながっています。
まとめ|資産2000万円は「最初の大きな壁」だった
今では金融資産が増えたので、2000万円という数字を見ても、それほど大きく感じなくなりました。
しかし、自分がそこを目指していた頃を振り返ると、
2000万円は本当に遠かった。
毎月10万円、20万円と入金しても、なかなか資産が増えたと感じない。
投資をしても、元本が小さいので利益はそれほど大きくない。
少し貯まれば使いたくなる。
そして、
「本当にこのやり方で資産は増えるのか?」
と何度も思う。
それでも(今の状況から抜け出したい一心で)コツコツ続けました。
そして2000万円を超え疑問を感じ、継続して3000万円を超えたあたりから、少しずつ景色が変わってきました。
今振り返ると、
2000万円までが「自分のお金を働かせるための準備期間」
だったのかもしれません。
ゴールだと思っていたのがFIREへのスタート地点だった。
もちろん、2000万円が誰にとっても大きな節目になるわけではありません。
生活費も年齢も家族構成も違います。
それでも資産形成を始めたばかりの人にとって、
「1000万円、2000万円なんて無理だ……」
と思う気持ちは、昔の私自身が経験しています。
だからこそ伝えたい。
最初は本当に増えません(笑)。
でも、そこで諦めずに元本を作り続ける。
2000万円まで来れば、少なくとも私は資産形成の景色が少し変わりました。
そして、その先に3000万円、5000万円、7000万円……と続いていった。
今の私が完全FIREを目指せるようになったのも、結局はあの頃の地味な積み重ねがあったからです。
資産形成は派手ではありません。
最初は特に地味です。
でも、振り返ってみると、
一番大切だったのは、2000万円までの「面白くない時期」を乗り越えたことだったのかもしれません。
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