まいど、あーくんです。
今日は少し個人的な話をしたいと思います。
FIREや資産形成の話ではあるのですが、どちらかと言えば「自分探し」の話です。
★今でも忘れられない出来事★
かなり昔のブログで一度書いたことがあります。
今から十数年前のことです。
FIREを目指し始めた初期の初期くらいの時だったと思います。
昔からの友人と久しぶりに会う機会がありました。
彼も経営者。
当時の私も雇われだったが経営者。
若い頃からお互いに刺激しあって頑張ってきました。
年に数回レベルですがたまに会って近況を話したもんです。
・・・
しかしその日久しぶりに会った彼は私の想像を超えていました。
会社も大きくなり、その業界でも頭角を現す存在になっていたのです。
一等地に事務所を移転し、高級住宅街で有名な地域に家を建て、高級車に乗っているみたいでした。
私はその場では普通に接していました。
しかし恥ずかしながら、心の中では強烈な感情が渦巻いていました。
嫉妬。
劣等感。
焦り。
そして言葉にできない嫌悪感。
結局、その時は一次会で適当な理由を付けて私は先に帰りました。
彼は他の友人たちと高級クラブへ。
今までの人生でそんな経験はほとんどありません。
それくらい自分でも驚くほどの感情でした。
今でも強烈に覚えています(苦笑)
★本当に嫌だったのは何だったのか★
当時は、
「成功自慢してきたあいつが嫌いなのかな?」
と思っていました。
しかし今振り返ると違います。
私は彼が嫌いだったのではありません。
彼を見るたびに、
「自分は何者にもなれていない」
劣等感の塊
という感覚を刺激されていたのです。
同じようなスタート地点。
いやどちらかと言うと私の方が最初は有利だったと思う。
同じ時代。
昔からの友人。
だからこそ差を感じた。
その現実を直視したくなかったのだと思います。
そして私は当時ちょうど仕事に行き詰まりを感じて、人生の軌道修正を始めた頃。
私はそれくらいの時から今の業界に限界を感じ始めてFIREを目指し始めた頃です。
逆に私はFIRE目指し始めて、
「お金は無い」し「節約はしまくり」だし「仕事もいまいち上手くいっていない」しで(苦笑)
後はその頃から私の価値観が大きく変わり始めた理由もありそうです。
★ギラギラした経営者への憧れ★
30代前半までの私は、とにかく生き残ることに必死でした。
就職氷河期を生き抜き、
必死になって仕事をして成果を出して30歳を過ぎて社長になり、
会社を守るために走り続けました。
当時はギラギラした経営者仲間に刺激を受けていました。
売上。
利益。
成長。
成功。
彼らはまぶしく見えました。
私もいつかそうなりたいと思っていました。
★40歳頃に感じた違和感★
しかし40歳が近づく頃から少しずつ変化が起きました。
私はその世界に違和感を感じ始めたのです。
もちろん自分の能力の限界や嫉妬もありました。
しかし、それだけではありません。
今思えば、
「本当に自分はそちら側の人間なのだろうか?」
「それが私の求めたかった人生なのだろうか?」
という疑問だったのかもしれません。
成功者を見るたびに、
憧れと嫌悪感が同時に湧いていました。
★FIREとの出会い★
そんなモヤモヤした頃に偶然知ったのが”FIRE”という考え方です。
FIREを知った瞬間、
私の中で何かが変わりました。
会社を大きくする。
もっと稼ぐ。
もっと成功する。
終わりの無い競争に勝ち続ける・・・。
それだけが人生ではない。
そんな考え方があることを知ったのです。
そこから私は少しずつ暗中模索しながら資産形成を始めました。
自分はこちらの道を目指してみる。
★10年以上かけて積み上げたもの★
サイドFIREを目指すことから始まり、気が付けば「もうちょっと、もうちょっと」で10年以上が経ちました。
資産も増えました。
今では完全FIREが現実的な選択肢になっています。
そして不思議なことに、
昔あれほど嫌悪感を抱いていた友人に対して、
今は素直にこう思えます。
「頑張ったな」
と。
★でも、なりたいとは思わない★
ここが面白いところです。
今の私は彼を尊敬しています。
何度も失敗を繰り返し、そして本物になった。
彼のやったことは誰でも出来ることではない。
彼がそれこそ人生を賭けて全力で努力していた過程も知っています。
しかし、
彼になりたいとは思いません。
昔は、
成功した経営者になりたいと思っていました。
でも今は違います。
私は私の人生を歩いてきた。
彼は彼の人生を必死になって歩いてきた。
ただそれだけです。
★FIREはお金の話ではなかった★
最近気付いたことがあります。
(FIREするうえでお金は必須条件なのは大前提ですが)私はお金持ちそのものになりたかった訳ではありません。
よくよく考えると憧れはすれど高級車や豪邸が欲しかった訳でもありません。
本当に欲しかったのは、
”解放される自由”
だったのかも。
仕事を辞める自由。
人生を自分で選ぶ自由。
誰かと競争しなくていい自由。
そのために資産形成を続けてきたのだと思います。
★何者かになろうとした人生★
若い頃は、
何者かになりたかった。
成功したかった。
認められたかった。
しかし40歳を過ぎ、50代になった今、
徐々に考え方が変わりました。
いや変わったというよりも本当の自分に戻りつつあると言いますか・・・。
そして無理に変わる必要もないのかもしれません。
私も変わろうと頑張った時期がありましたが、根本的な部分は変われない。
★本当の自分を取り戻すために★
最近は学生時代を思い出すことがよくあります。
お金はありませんでした。
でも楽しかった。
友人と話す。
ドライブする。
何気ない時間を過ごす。
そういうものに幸せを感じていました。
もしかすると私は、
新しい自分になろうとしていたのではなく、
本来の自分を取り戻したかっただけなのかもしれません。
★まとめ│等身大の自分を見つける★
一時期私は成功者への嫉妬や劣等感で苦しみました。
しかし今は違います。
他人から見た人生ではなく、
自分の人生を生きたいと思っています。
FIREを目指した約10年は資産形成の期間でした。
でも振り返ると、
お金以上に大切なものを見つける旅だったのかもしれません。
自分を見つめ直す期間だったのかもしれません。
そして今は、
何者かになることよりも、
自分らしく生きることの方が大切だと思っています。
人生はあっという間です。
「俺の人生はなんだったんだろう」と後悔したくないですからね。
自分でやれることを必死にやることが大切。
私は現状の環境で、能力で何が出来るのかを考えてFIREを目指すという道を見つけました。
(能力を発揮できなかった)仕事では無かったというだけです。


コメント
やっぱ尊敬されたい一目置かれたいと思ってしまうんだよなあ
幸せとは全く関係ないのに
>raruo様
いつもコメントありがとうございます。
若い時は特にですが、他人と比較して、自分の優位性を誇示したいと思っちゃいやすいんですよね(笑)
「昔は尖っていた」というのはそういう事なのかもしれない。
私もそうでしたし、そうしないと競争には勝てませんでした。
でも一敗、また一敗と負けを繰り返すとなんか違うなと思ってくる。
逆に勝ち続けても同様になんか違うなと思ってくる。
氏が言われるように幸せとは全く関係が無いと気が付いてくる。
これって自分で経験しないと分からないのかもしれません。