まいど、あーくんです。
私は約10年前から本格的にセミリタイア(現在でいうサイドFIRE)を目指すようになりました。
でも振り返ってみると、その頃と今では「FIREを目指す理由」が大きく変わっています。
今回は、そんな自分自身の心境の変化について書いてみようと思います。
★最初の目的は「仕事から逃げたかった」★
正直に言えば、当時の私は仕事が嫌でした。
「もうこれ以上働きたくない。」
「あと20年以上もこのまま一生こんな生活を続けるのか。」
働いても働いても終わりが見えない絶望・・・。
そんな思いが日に日に強くなっていました。
さらに、その数年前からは、
「何のために働いているのか。」
「何のために生きているのか。」
「このまま人生を終えて後悔しないのか。」
そんな葛藤ばかりが頭の中を巡るようになりました。
仕事で成功すれば、このモヤモヤは消えると思っていました。
しかし、現実は違いました。
どれだけ頑張っても、心は満たされなかったのです。
★ラットレースから抜け出したかった★
それよりも更に前に出会ったのが、『金持ち父さん 貧乏父さん』でした。(FIREを知る前に偶然手に取った著書です)
そこで知った「ラットレース」という考え方に強い衝撃を受けました。
毎日一生懸命働き、給料をもらう。
生活費を払い、ストレス発散のためにお金を使う。
そして、また働く。
この繰り返しでは、いつまで経っても経済的自立には近づけない。
当時の私は、まさにその状態だったと思います。
だからまずは、「老後に困らないだけの資産を作ること」(将来への安心感)から始まり、
次に「アルバイト程度の収入でも生活を維持できる状態を作ろう」(セミリタイア)と決意しました。
それが、本格的に資産形成を始めたきっかけです。
★生活を大きく見直した10年間★
とはいえ、最初から順調だったわけではありません。
当時は住宅ローンもあり、車にもお金をかけていました。
年に数回は旅行も行きました。
スマホもキャリア回線。
まず取り組んだのは生活の見直しです。
高級車を手放し、中古のバンへ。
不要なサブスクは解約。
家計を見直し、投資を最優先にしました。
そして妻にも協力してもらい、積立投資を続けました。
共働きだったこともあり、二人で資産形成に取り組めたことは本当に大きかったと思います。
振り返れば、この頃が資産形成の土台になりました。
★資産は増えた。でも心は満たされなかった★
資産は少しずつ増えていきました。
しかし、それとは反対に仕事へのストレスは増え続けました。
そして2018年頃、体調を崩して休養することになります。
後に分かったのですが、その原因の一つがバセドウ病だったんですけどね。
当時は途中で中断したことに焦りもありましたが、今思えば、この休養期間が人生の転機だったように思います。
★休んだからこそ気づけたこと★
休養期間しばらく何もせず過ごしていました。
すると気持ちが少しずつ落ち着いてきました。
当時の資産はまだ約2,000万円程度ほど。
もちろん、その時点でFIREできる状況ではありませんでした。
それでも、
「意外と何とかなるものだな」
という感覚を持てたことは大きな収穫でした。
さらに時間に余裕ができたことで、今まで忙しくてできなかったことを少しずつ始めるようになります。
すると、
「本当にやりたかったことは何だろう。」
そんなことを自然と考えるようになりました。
★復帰を選んだ理由★
休養中、一番悩んだのは、
このまま新しい人生を始めるか。
それとも仕事へ戻るか。
ということでした。
結果として私は復帰を選びました。
理由はシンプルです。
「今辞めたら絶対に後悔する。」
そう思ったからです。
まだ仕事でやり残したことがありました。
そして現実的にも、資産面でもまだFIREには早すぎる感じていました。
2019年に仕事へ復帰し、その後前会社のオーナーの廃業をきっかけに、現在も規模を縮小しながらサイドFIREのような働き方を続けています。
そして近い将来には、完全FIREへ移行する予定です。
★FIRE資産が心に余裕を与えてくれた★
以降は給料は大きく減りました。
それでも昔ほど精神的に追い詰められることはなくなりました。
理由は、おそらく資産という「後ろ盾」ができたからです。
いつでも辞められる。
他の道も選べる。
そう思えるだけで、人は驚くほど心に余裕が生まれます。
私はこの10年間で、お金そのものよりも「選択肢」の価値を学びました。
★今のFIREは「逃げるため」ではない★
昔は仕事から逃げたくてFIREを目指していました。
しかし今は違うように思います。
仕事が嫌だから辞めたいのではありません。
自分の価値観で人生を選びたい。
そのためにFIREを目指しています。
最近では、
「完全に働かない」
というよりも、
「自分が本当にやりたいことを、自分のペースで実現していく人生」
そんな生き方の方が、自分には合っているような気がしています。
★まとめ★
この10年間、資産形成を続けてきたことで、お金以上に大切なものを手に入れました。
それは「安心感」と「選択肢」です。
若い頃は、お金さえあれば幸せになれると思っていました。
かみ砕いて言えば、「資産額」ではなく、「収入額」。
でも今は違います。
人生を楽しむためには、「攻める力」と「守る力」の両方が必要なのだと感じています。
FIREはゴールではありません。
自分らしい人生を選ぶための土台です。
10年前の私は、「仕事から逃げたい」という思いだけで始めました。
でも今は、「自分らしく生きるには」という思いの方がはるかに強くなっています。
私は今、ようやくFIREの本当の意味が分かり始めた気がしています。


コメント
自分らしさというのは意識すればするほど自分らしくなくなるので、そこは気張らない方がいいと思う。自分が心地よいと思う言動すればいいと思う。
>きつこ様
いつもありがとうございます。
「自分が心地よいと思う言動」
確かにその通りですね。
自分の中で無意識に「今の選択した道は間違っていない」と肯定したいがために気張って見えるのかもしれませんね。
気楽に、気楽にですね。