まいど、あーくんです。
私は現在52歳でFIRE目前の男。
私が勝手に「地獄の40代」と呼んでいるのですが、振り返ると40代のこの約10年間は、人生で一番悩み続けた時期だったかもしれません。
しかも厄介なのが、「これだ」という答えが出ないこと。
仕事、家庭、将来、お金、生き方――。
常に頭のどこかでモヤモヤし続け、気が付けば10年近く苦しんでいました。
最近になってようやく、その長いトンネルを抜けつつある感覚があります。
心理学ではこれを「中年の危機(ミッドライフクライシス)」と呼ぶそうです。
当時の私は、まさにその真っ只中にいました。
もくじ
★「これで良かったのか?」が押し寄せる40代★
30歳後半~40歳に入ってから、急に人生を振り返る時間が増えました。
- この仕事を続けて意味があるのか
- 今までの人生は正しかったのか
- このまま老いていくのか
- 本当は違う人生を望んでいたのではないか
そんな感情が、一気に押し寄せてきたんです。
過去への後悔。
未来への不安。
若い頃には勢いで押し切れたものが、40代では通用しなくなってきます。
体力も気力も落ち始め、「人生には終わりがある」という現実が急にリアルになる。
これが本当に苦しかった。
★ミッドライフクライシスは誰にでも起こる★
原因が分からず、私は色々なストレス解消法を試しました。
運動、読書、散歩、旅行、趣味…。
そして最終的に、心理学の勉強にたどり着きました。
そこで知ったのが「中年の危機(ミッドライフクライシス)」という言葉です。
これは30代後半〜40代に多く現れる心理状態で、
- 今までの価値観
- これからの人生
- 理想と現実の乖離
そのズレに苦しむ時期だと言われています。
しかも心理学者のカール・ユングですら、40代に深く悩み、鬱状態になったそうです。
つまり、この苦しみは「自分だけがおかしい」のではなかった。
それを知っただけでも、私はかなり救われました。
★40代は「価値観の作り直し」の時期★
今になって思うのですが、中年の危機とは、
「これまでの価値観」と「これからの価値観」を入れ替える作業
なのだと思っています。
この差が大きい人ほど、苦しみも深くなる。
要するに、
「理想の自分」と「現実の自分」のズレ
に直面する時期なんですよね。
ただ厄介なのは、自分では原因が分からないこと。
だから人によっては、
- 鬱症状
- 不眠
- イライラ
- 体調不良
- 強烈な不満
という形で表面化する。
私の場合、それが「会社への不満」として現れていました。
★本当の原因は「仕事」だけではなかった★
当時の私は、とにかく会社への不満が強かった。
小さな会社、しかも当時は雇われ社長なので、売上も仕事もほとんど自分が背負っている感覚。
なのに報われない。
「もうこんな仕事辞めたい」
そう思っていました。
だから私は、会社を辞めるためにサイドFIREを目指し始めたんです。
実際、初期のブログは会社への愚痴ばかりでした(笑)
でも、当時毎日静かな場所で自分と向き合う時間を作るようになってから、少しずつ見えてきたものがありました。
本当の問題は、仕事だけではなかったんです。
★自分の奥にあった「喪失感」★
私はずっと、自分に自信がありませんでした。
どれだけ働いても、自分を認められない。
結果を出しても、「まだ半人前」と思ってしまう。
いわゆる自己肯定感の低さです。
でも、さらに深いところにあったのは、別の問題でした。
それが「子供」のことです。
私たち夫婦は、長い間不妊治療をしていました。
当時はまだ保険適用もなく、かなりのお金も使いました。
にもかかわらず結果として、子供を授かることは出来ませんでした。
全く後悔は無いと言えば噓になるかもしれませんが、
出来ることは全部やりました。
ただ、今になって思うんです。
あの経験以降、自分の人生観が大きく揺らぎ壊れていたんだなと・・・。
★無意識層は「新しい生き方」を求めていた★
私の中には、
- 子供を育てる
- 親に孫を見せる
- 家族を作る
そんな巷にありふれた「理想の人生像」が無意識にありました。
私の人生もこういう人生を辿るのだろうと。
でも現実は違った。
本来なら、その時点で新しい人生観へ切り替える必要があったのに、私は無意識に昔の価値観へしがみついていた。
だから心が悲鳴を上げていたんだと思います。
そしてその苦しみが、「会社への不満」という分かりやすい形で表面化していたのかもしれません。
★FIREは「逃げ」ではなく人生の再設計★
だから私は、本格的にFIREを目指そうと思いました。
嫌な仕事から逃げるためだけではなく、
「新しい人生を作り直すため」
です。
子育てという大きな人生イベントを失った代わりに、別の生き方を作る。
補填する。
夫婦で穏やかに生きる。
時間を取り戻す。
人生後半を、自分の意思で設計する。
それが今の私にとってのFIREなのだと思っています。
もちろん、老後のお金で苦労したくはないので、そこは現実的に準備します(笑)
FIREは「(嫌なことからの)逃げ」だと考える人も多いかと思います。
私もその一人でした。
しかし違う。
もう一度言いますがFIREは、
「新しい人生を作り直すため」
の一つの手段にすぎません。
今はそう考えています。
★中年の危機を抜けた先に見えたこと★
最近思うのですが、人間の感情って本当に不思議です。
表面に出ている悩みが、本当の原因とは限らない。
むしろ、心の奥底には全く別のテーマが隠れていることが多くある。
多くの人にとって40代は、それを無理やり見せられる時期なのかもしれません。
だからもし今、
- 毎日モヤモヤする
- 理由もなく苦しい
- 仕事がつらい
- 人生に違和感がある
そんな状態なら、それは「人生を作り直すサイン」なのかもしれません。
私自身、まだ完全に答えが出たわけではありません。
それでも以前より、自分を受け入れられるようになってきました。
焦らず、自分のペースで。
人生後半は、過去を否定するのではなく、「今の自分」に合う形へ軌道修正していけばいい。
最近はそんなふうに思っています。


コメント
しかしAIが出てきてこんなやばい時代に会社員でなくて本当に良かったよ。流れが速すぎてついていけない。
>きつじ様
コメントありがとうございます。
めちゃ分かります、確かにビビりました(笑)
一年前くらいに一時期少し使っていた時期があったのですが、以前はかなり精度が低くてこちらでかなりチェックが必要でした。
しかし最近またちょっと使ってみたらびっくり、マジで制度が上がっている。
しかもやれることがかなり増えている。
いやこれあと数年したらマジで世界がひっくり返りますよ。
本当に多くの職業が必要なくなりますね、これは。
不思議なのですが今回の内容「中年の危機」って
私の周りでは全く聞かなかった。
私は零細企業勤務だったし他の社員の給料も似たり寄ったりでした。
社長から他の人間も大して違いが無い。帳面見せたろか?
と言われたどころか一番売上上げてる社長(入り婿さん)の給料を聞いて
安すぎないか?と言ったくらいです。
その時に「俺は会社にも家にも味方なんて居ない」と暴露されて
コッチが狼狽しましたww
其処で他の人は「毎月締め日が来たらゼロスタートの繰り返し」に
何で耐えられるの?辞める迄、同じ事の繰り返しやで?
ソレって馬鹿らしく無い?と思ってたが
他の人達は継続出来るんですよ。ソレが不思議で仕方なかった。
そして子供の話…実は私達も不妊治療をして居ました。
私達は運良く子供に恵まれたが我々の時も保険適応外で
高級外車2台分位使いました。
当時から社長や他の社員に「子供は作らんのか?作り方を知らんのか?」
と冗談で言われたし
更に驚いたのが子供が出来てから
「やっとお前も一人前の人間に成ったな?」と言われた。
いや本当に他の人達の常識って全く理解不能ですね。
彼等は当然だが全く悪気も卑下する気も本当に無く素で言ってる。
健康寿命を使い切るまで就労するの事も
夫婦が居たら子供が居る事も両方当然だと心底で思ってる。
驚く事ばかりですよ。
>黒田様
いつもコメントありがとうございます。
私を含めて人間て知らないうちに固定概念でガチガチになっているんですよね。
「(普通は)こうあるべきだ」みたいな。
私も周りのかかわる人間のほとんどがこんな感じな生き方だったので自分も当然に自然にそれを受け入れていたんですよね。
しかし意図せず人生の一大イベントである「子供を育てる」(後世に残す)をすっぽり失くしてしまった。(そこで得られるものがゴッソリ無くなってしまった)
これにより無意識に敷いていたレールがおかしくなってきて、どうすればいいのか分からなくなってしまった。
それで精神葛藤が酷くなってきた。
でも自分ではなんでそうなったのかが分からない。
今まで無かったのにそれこそ働く意味と言いますか、自分だけ食べれたらいいのに何でこんなに働いているんだろうか?みたいな疑問が次から次へと。
私自身もなぜこんなに長期間悩んでいるのか自分でも理解不可能だったんです。
それを大学で心理学を勉強することでようやく理解できた。
人間自由なようで、皆同じようなレールが引かれていて、それに安心してしまう生き物なんですよね。
人間の心理って面白いですよ。
ちなみに私も治療費で高級車2台ちょっと使って諦めました、35歳の人間にはきつい(苦笑)