まいど、あーくんです。
スマホをいじっていると私はよくALL ABOUTマネー(マネーガイド)を目にします。
セミリタイアを目指しているため、マネーリテラシー向上のため、この手のマネー記事はついつい見てしまうのですが、ほとんどの場合がツッコんでしまいます(笑)
まあ最近はツッコむために読んでいる感じしょうか?
嫌いじゃないですよ、むしろ好きです。
関西人の血が騒ぎます。
ツッコめるので。
今回の記事は、
「不労所得で生活する」にはいくら必要?※気になる人はこちらをクリック
という記事です。
リタイア・セミリタイア(FIRE・サイドFIRE)を目指している人は興味のそそられる題名ですね。
今回はこちらの記事をツッコみたいと思います(笑)
※以下の引用はすべてオールアバウトさんからの抜粋記事です。
もくじ
★一世帯当たりの平均支出は「月32万円」★
総務省統計局が公開している家計調査報告によると、勤労者世帯における2人以上の世帯の月あたりの平均支出は約32万円なのだとか。平均支出が月々32万円ということは、年あたりの支出は約384万円です。よって、不労所得生活を目指す場合は、「年間400万円(税引後)」の稼ぎがあれば、それで十分だといえるでしょう。
※ALL ABOUT(マネーガイド)より抜粋
一世帯と書いてありますので、おそらく単身者ではなく二人以上の世帯を指していると考えられます。
総務省統計局のデータを調べてみましたが、間違ってはいないと思いますが上記の数字はちょっと見つけられませんでした。(ちなみに2020年度版、二人以上全世帯の平均は27万ちょいくらいでした)
まあ、本当かどうかは別に大したことではありません。
平均したら、たぶんこれくらいでしょうし。
リタイア・セミリタイアを目指している人は、各家庭の支出額から計算しないといけませんので、上記の数字はどうだっていいでしょう。(生活費が100万/月の家庭もあるし、20万円/月の家庭もあります)
中央値ではなく平均なのも気になりますが・・・。(上位に引っ張られるため)
それに子供が複数人いる場合などは、考えれない数字ではありません。
★インデックス投資がオススメ?★
こちらはインデックス投資を薦めています。
これはその通りだと思います。
私もそう思っています。
有名な投資家も著名な経済学者もお薦めしています。
最も負けにくい投資方法のひとつだと思います。
ただそのインデックス投資をする銘柄が思ったところではありませんでした!!
私が変なのか?
それが米国株インデックスではなく、日本株インデックス投資なんですよ。
バブル崩壊(1991年~)以降、いまだに最高値を更新していない日本株なんですよ。
なので、
必要資金はなんと「3億1000万円」
と言っちゃっています。
なぜ3億1000万円なのかと言いますと、内訳はこんな感じです。
日経平均採用銘柄の予想配当利回りは、1.64%(2021年3月31日時点)なのだとか。このうち、配当金の2割は課税されてしまいますので、実質受け取ることができる配当金は、積み立てた金額の1.3%ほど・・・
※ALL ABOUT(マネーガイド)より抜粋
400万円の生活費を賄うのに1.3%だと3億1000万円が必要だと・・・。
計算は間違ってはいませんが、なぜ日本株のインデックス投資なのか・・・。
しかも経済成長率を全く入れず配当金のみを抽出?
自力で個別株を3億1000万円分を分散投資するということなのだろうか?
(30年間成長していない日本株だと配当金のみでの計算はあながち間違いではないのかも)
ちなみにアメリカのインデックス投資は、平均6~8%(成長率と配当再投資も入れて)成長中。
インフレ率が、平均2~4%くらい。
なのでインフレ率分を引いてよく「4%ルール」と言うのが最近採用される。
※詳しくは前回のブログを読んでね。
※どちらも単年で見たらダメですよ。
日本株がダメとは言いません。
一部の優良株を選別して保有することはお勧めします。
私もバチバチ購入していますし。
利回りだけで言うと、インデックス投資よりこちらの方が出ていますし。
ただし日本市場全体を買うインデックス投資は私はとてもお薦め出来ません。
★リタイアするなら3億1000万用意するだけって★
まあそれでも良いですわ。(やけくそ)
ツッコみを最もいれたいのは最後の言葉!!
そして最後にこのように読者に語っています。
計算してみた結果、「不労所得だけで生活するには、3億1000万円のお金をインデックス投資で積み立てればよい!」ということが分かりました。不労所得生活を夢見ている方は、まずはこの金額を目標に、お金を貯めてみるとよいでしょう。
※ALL ABOUT(マネーガイド)より抜粋
「まずはこの金額を目標に貯めてみるとよいでしょう?」
「まずは・・・?」
いやはや簡単に言いますな💦
普通に働いて支出もコントロール出来て、3億1000万円貯めれるなら、そもそも普通に貯蓄からの切り崩しで充分でしょうよ、それが一番安全性が高い。
銀行預金のままでも年間生活費400万円なら、使い切るのに約77年以上かかります。
逆算して大目に見ても「30歳以下で3億以上貯めろ」と言っているみたいなもんです。(もし仮に30歳で目標金額に達しても、年金も入れずに使い切るのになんと107歳までかかる。)
これはどちらにしても無茶な話です。
毎月日本株のインデックス投資にどれくらい積み立てたら3億円以上増やせるんでしょうか?(成長のない、利回り1.3%ほどの再投資で)
利回り計算ばかりに目がいってしまい、肝心のことがすべて抜けてしまっています。
最後の締めくくりで、
「お金に振り回される人生」ではなく、「お金を操る人生」を手に入れたいものです。
※ALL ABOUT(マネーガイド)より抜粋
これだとそれこそお金の奴隷になってしまう可能性が大です。
これを読んで、
「よっしゃー!リタイアするために3億1000万円貯めよう!!」
と思う人いるんですかね?
再現性がかなり低いので、無理だと思う人がほとんどではないでしょうか。
★「完全リタイア」私の答えはこうかな?★
ツッコむだけなら誰でも出来る。
お金の専門雑誌なのであちらはプロなのかもしれない。
けれどもセミリタイアを目指している人間にとって、これだと夢がなさすぎる。
と言う訳で上記の同条件で、私の答えはこれだ!!
私ならこれくらいで「完全リタイア」するかな?(セミリタイア(サイドFIRE)とは違います)
条件は同じで「年間生活費400万円」と投資だけで生活すると仮定すると、
400万×25年=1億円
その一億円を米国インデックス投資にぶち込む。
4%分の400万円を切り崩し、以上。
(※税金の還付を考慮しないと想定すると約1億4000万円)
生活防衛資金を最低限1年間分を確保(約400万円)。
これでほとんど元本が減らないはず。
寿命があるので原本を多少減らしても構わないと考えるなら、もっと低くても大丈夫です。
さらに年金も考慮するならもっと低くても大丈夫。(年齢にもよるが何なら1億円あれば余裕でいける)
なので私の答えはこんな感じ。
リタイアする年齢にもよるが、400万円の生活費を投資のみで賄う場合、1億~1.4億円+300万円くらいの現金があればいける。
実際に私は、金融資産7000万円と不動産収入、そして簡単な労働収入も得るセミリタイアを目指しています。(私の場合はセミリタイアなので生活費も純金融資産ももっと金額が少ない)
お金の専門記事と倍以上金額が違う・・・。
私が間違っているのかな・・・?
でも好きですわ。
マネーガイドさん。
最高です。
記事があると毎回ついつい読んでしまうんですよね。
まさにあちらさんの思うつぼ!!
特にリタイアしたい人向けの相談記事とか。
「独身50歳・生活費約240万円・持ち家有・金融資産1億2000万円以上あります。リタイア出来ますのでしょうか?不安です。」など。
「いや、なんで相談するねん自慢か!!」
といつもツッコんでしまう(笑)