まいど、あーくんです。
ちょっと前の記事ですが、ヤフーのニュースで面白い記事があったので紹介しておきます。
詳しくはこちら【40歳で引退!米国の若者の間で広がる「FIRE」運動 日本ではムリ?】というタイトルの記事です。※かなり前の記事なので現在この記事は削除されています。
現在アメリカの若者の間で40歳前後で引退を目指す「FIRE」と呼ばれる動きが広がっているみたいです。
一部ですが記事を抜粋します。
いわゆる早期リタイアのことですが、従来のように大金を稼いで引退するという生き方とは少し違っているようです。
働かなくてもやっていけるギリギリのラインの貯蓄で引退し、一生涯、コンパクトに生活しようという、一種、ミニマリスト的な動き・・・
続きを簡単に要約しますとアメリカはホワイトカラーの人を中心にビジネス大国で実力至上主義のお国柄ゆえに若くして高給取りを目指しセミリタイアをしやすい環境であると言うことです。
記事を読み進めてみると、結果基本給の少ない日本人にはハードルが高いという結論が出ていますが、私はそんなことはないと思います。
もくじ
視点を変えれば、日本人でも「FIRE」が全然できる!!
1⃣物価の違い
景気状態はアメリカの方が圧倒的に強く、稼ごうものならアメリカの方が断然向いているでしょう。
しかし日本は圧倒的に物価が安いのがメリットです。
それこそ昔は日本の物価は世界一高いと言われていた時期はありましたが、良くも悪くも今は約20年続いたデフレの為に物価が相当に安くなってしまいました。
観光に中国の方や韓国の方、はたまたアセアン諸国などアジアの観光客が増加の一途です。
彼らの所得が増加したことも大きな一因ですが、理由は色々とあるのですが、その理由の一つが思っていたよりも日本の物価が安いことにあります。
先進国で高サービスでありながら相当に物価が安い。
1990年代から全体的に物価が上がっている感覚が私にはありません。
日本で着実に値上げしているのは税金や社会保障費くらいじゃないですか?
2⃣金融商品の充実
ホワイトカラーでなくても工夫次第で金融資産を貯めることが出来ますので、私は一長一短だと思っています。
私がよく読んでいるブログのかたも非正規労働者でありながら、会社の寮に住み10年以上の節約の徹底とコツコツとノーロード投資信託を積み立てて2000万円以上を貯めた猛者も普通にいます。
逆にホワイトカラー以外の人は日本とは違いアメリカ人は相当悲惨です。
要はアメリカ人のまんまの真似は出来ませんが、日本人のやり方でセミリタイアは出来ると思います。
3⃣優秀なビジネスモデルや文化は必ず日本にやってくる!!
あとその記事には日本人には難しいと書いてありましたが、間違いなくその波は絶対に日本にやってきます。
断言します、必ずその価値観は日本にやってきます!!
昔からそうですが、アメリカの価値観やビジネスの枠組みは必ず日本にやってきます。
ビジネスで言いますと、最近からだとITの隆盛はもとはアメリカのビジネスモデルです。
ソフトバンクの孫会長はアメリカのビジネスを学びました。
少し前ならファストファッションのユニクロ。
ユニクロは始め郊外型の低価格ブランドで多店舗化して大きくなっていきました。
これもアメリカ発祥のSPA戦略がヒントとなっています。
もう少し前ならコンビニ。
これも今では日本のお家芸となっていますが、基はと言えばアメリカのビジネスモデルです。
もうちょっと前ならダイエーなどの大手流通業社。
これも基は当時に流行ったアメリカのビジネスモデルです。
こういう風に日本人はアメリカのビジネスモデルを輸入して日本流に洗練させることを最も得意としてきました。
話は逸れましたが、アメリカで流行るものは日本でも間違いなく流行ります。
もちろんそこから日本流にアレンジしていきますが、ビジネスモデルを創るのは今も昔もアメリカなのです。
アメリカの一番の強みはこのプラットフォームを作ることにあります。
日本や中国の製造業が強いと言っていても所詮はアメリカのプラットフォームの上で切磋琢磨しているだけなのです。
今風に分かりやすく例えれば、ユーチューバーは現在びっくりするぐらいの年収を得て時代を謳歌していますが、そのプラットフォームを作っているのはアメリカ企業のグーグルです。
ビジネスモデルと「FIRE」は少し意味合いが違いますが、お金を絡む考え方としては同じです。
ビジネスも強いては価値観も結局はアメリカ基準!!
なのでやり方は違えど必ず日本も今後「FIRE」と呼ばれる動きは加速していくでしょうね。
今後日本流で広まっていくでしょう。
私よりも若い世代は薄々感じ始めている?
と言いますか流れに敏感な若い世代はすでにそういった考えを自然と受け入れ始めている人も多いような気もします。
私たちの世代よりも上の方のように「なるべく安定した企業に入社して定年までしっかり勤め上げる」という方法は完全に崩壊しました。
きれいな年功序列の企業なんてまだあるんですか?
私の会社なんて去年まで私が社長をしていましたが(雇われですが)、結果を出しても10年近く1円も給料が上がりませんでしたよ。
逆に税金がジワジワと上がってきて逆に手取り給料が減っていきました。
約20年間で努力して節約と稼ぐだけ稼いで、40歳からは軽くビジネスしながら楽しく生きていく・・・。
現在、小学生の人気職業にもなったユーチューバーもそんな感じでしょうね。
あんなの30年・40年続けてやれる仕事ではありませんよ。
人気がある人でも10年ちょっとくらいじゃないですか?
短期間でどれくらい儲けることが出来るかが勝負な部分が多いです。
どの業界でもそうですが、サービスと言うものは行き着くところまでいきはじめるとサービスを受ける側はより一層便利になりますが、提供する側は相当なストレスを抱えます。
限度を超えるとウィンウィンの関係では無くなるのです。
仕事として「短期なら何とか耐えることが出来ますが、長期ではとてもじゃないが難しい」
もしかしたらそういった生き方が若い世代では普通に受け入れ始めているのかもしれませんね。
まあ色々なセミリタイアのブログをよく読む人はご存知でしょうが、すでに日本人でもそれを目指して実行している人はかなり多くなってきました。
以前のようなビジネスや投資に成功してお金持ちになって引退するのではなく、コツコツとお金を貯めてギリギリのラインで引退して、あとは軽い仕事をしながら自己実現を目指す人たちは!!
先日に【価値観のセミリタイアシミュレーション】という記事を書きましたが、今の時代、サラリーマンとして高レベルの次元を保ち続けるのは難しいです。
それはアメリカ人であろうとも日本人であろうとも同じです。
過当サービスの結果主義時代だからこういった考え方が広がるのも必然的なような気がしますね。
それと同時に幸いなことに今後一層に個人でスモールビジネスをすることはより安易になってきます。(もちろん企業レベルで収益を上げることは難しいですが、好きなことで小遣いレベルは簡単に稼げる時代によりなっていきます)
私は40歳まで死ぬ気で仕事と節約を頑張って、後は小遣い稼ぎレベルでも生きていけるというビジネスモデルならぬ「新人生モデル」は今後定着していくと思います。
そのためにはセミリタイアシミュレーションはとても大事です。
○○○○万円貯めて、○○万円の小遣いがあれば食べていけるというシミュレーションです。
これだと完全リタイアとは違い、相当にハードルが下がり我々一般人でも努力すれば出来るレベルになります。
日本もセミリタイア「FIRE」が一大ブームになる?