今日はアメリカ大統領選挙がありました。その結果は皆さんご存知のようにドナルド・トランプ氏に決まったようです。日経平均株価は一時1000円を超える下げを記録し為替は一気に101円台まで上昇しました。今後起こりうるリスクを考えてみます。
僕はエコノミストでも政治評論家でもないので、あくまで新聞などに書かれているリスクを今後どのように一個人が対処していけばいいか素人の僕が素人なりに考えていきます。だから世間話程度に読んでみてください。
今後実現できるかどうかは別としてもトランプ氏の掲げる政策は、
- アメリカ第一主義
- TPP加盟反対
- 反グローバル(高関税)
- 移民制限
- 円安非難
- 対中強硬(為替操作国)
まあまだいろいろありますけど(米軍基地負担等)、とりあえず経済に関係がありそうな政策をピックアップしてみました。
要するにトランプ氏は反グローバルの方針で保護貿易をしてドル安に誘導して低所得者の移民を排除し自国民の所得を守り自国に再び生産拠点を戻して雇用を創出して、貿易黒字国などの輸入を制限したい、昔の強き良きアメリカに戻るぞ、と言ってるように端からみると聞こえてきます。
まあ、ちょっと考えればどう考えても無理なことはわかりますが、もしちょっとでも実行した場合に日本に住んでいる僕たちはどのような影響を受けるか考えてみると、
- 円高が進行していき輸出企業の利益が減っていきます。
- 利益が減ることで日経平均が瞬く間に下落していきます。(日経平均に組み込まれている銘柄は圧倒的に輸出銘柄が多いです)
- 株価が下落することで景気減速が叫ばれて財布の紐がより一層閉まります。
- 物がより売れなくなるので、価格競争が熾烈になる(デフレ)
- 値下げ競争がひどくなるので、給料を下げる。
- 上記を何回も繰り返す(デフレスパイラル)
まあ最悪な想定は上記のようなことでしょうか。これ以上の事(戦争・国家破産・世界恐慌)は考え出したらきりがないので、またの機会に。
セミリタイアを目指している人にとっては考えようによってはチャンスが訪れるのではないでしょうか。
というのは株式の場合はもう一度財務諸表を見直して堅実な商売をしている会社や、スクリーニングをかけて割安株を買いなおしたり、買い増ししたりできます。
不動産は正直なところ現在めちゃくちゃ値段が高く感じて買う気が失せていたのですが、再び4・5年くらい前の水準まで落ちるかもしれません。
すべての物が安くなっていくのですでにセミリタイアしている人は生活費が減って家計が少し楽になるかもしれませんし、円高がひどい場合は海外で暮らすことも考えられます。
まあ仕事をしている身の者としては大変なのは間違いないが、セミリタイアを目指している者にとっては一概にも悪いことばかりではないと思います。ピンチはチャンスです。
僕の印象ではトランプ氏は案外うまくやるじゃないかなとも思っています(側近次第ですが)のでそこまで心配していませんが、最悪そうなったらなったらでチャンスととらえて買いまくってやります。不動産王と呼ばれているくらい成功している方なのでバカではありません。もっと詳しく書いていきたいのですが、僕は雇われ社長であって政治評論家ではないので止めておきます(笑)。
今日のまとめ
セミリタイアを目指すものは短期の事に一喜一憂してはいけません。チャンスととらえて今後のためにより分厚く資産形成していこう。