まだまだ出てくる悪材料。去年の１２月２９日に書いたブログ「あぶねー、東芝やっと売り切った」で書きましたが、ぎりぎりのところで売り切りました。東芝のことは結構信じていたんですが・・・。セミリタイアへの道はなかなか厳しい道のりです。
先日の１月１９日に新聞やニュースで東芝の原発部門の損失が少なく書いてある所で３０００億円、高く書いてある所で７０００億円と報道していました。差はかなりありますがどちらにしてももうかなり致命的です。
これってかなり危ないんじゃないの？
取引銀行などが緊急支援をしないと損失の穴埋めが出来ず債務超過がだんだんと現実味を帯びてきました。まあ市場調達は無理でしょうからね。
半導体部門も分社化を検討
売れるものはほぼ全部売っていくみたいですね。現在東芝の稼ぎ頭であるフラッシュメモリーなどの半導体部門を分社化し、ほかの企業からの出資を受け入れ資本増強するのが目的らしいが、調子のいい部門を分社化するほど結構やばいということです。
何度も書くけどなぜ隠す？
以前も腹が立って書きましたが、なぜ情報がちょっとづつもれてだんだん損失が大きくなっていくという、かなり悪い流れです。「よく想定よりはましだった」という上方修正というのが発表時のよくあるセオリーなのに東芝は何度も自分の都合良く見せて、ふたを開けると想定より悪いという展開がこれで何度目ですか？もう全部売っちゃったから関係ないと言えば関係ないけど、これって完全に隠蔽のような・・・。
最初に思い切って「１兆円くらいは損失が出る予定ですが、乗り切る策はまだあります。膿をすべて出し切りますので、申し訳ありません」くらい言ってくれれば株主もまだ応援してくれる人がいたと思うのになー。ダメでもいいのでちゃんと情報開示してほしかったです。それだけ老舗の信頼ある企業だったんですから。
日本のＩＢＭになれると思っていたのに非常に残念です。東芝好きだったのに。
株価
株価は去年よりじわじわ下げて乱高下です。完全に投機筋の餌食となっています。投資が出来る状況ではありません。
でも今日は不思議と静まり返ってましたね。
≪今日のまとめ≫
事業の失敗ならまだしも、不正会計はいけません。信用を無くしちゃいます。嘘（隠蔽）は必ずばれるものなんですね。どうせばれるのならば、早めに発表しておけば市場の信用はまだ残せていたと思うのに、株主を余りにも軽く見すぎて開いた口が塞がりません。