まいど、あーくんです。
私は3月に退職してそのまま4月からフリーランス(個人事業主)としてセミリタイアに突入します。
最低限の会社立ち上げに対し、自分からの出資と銀行からの借り入れをする予定ですので個人の金融資産は今後少し減少しそうです。
今後は私とパートさんひとりなので、私の給料は完全歩合制に移行します。
現状では多分、20万円いくかどうかの給料になりそうです。
(既にかなり暇すぎてこのままでは多分もっと減ります💦)
もうガムシャラに働く気もありませんし、かと言って完全無職は心もとないですし(苦笑)・・・。
まあ今でも少し節約生活すれば逃げ切れそうですがね。
もくじ
★中間価格層が壊滅状態?★
国内で消化する国内製造業の多くは中間価格層を中心に製造しているメーカーが多いです。
このブログをよく知っている人は分かるかもしれませんが、私は現在アパレル関連の小さな卸業をしています。(元雇われ社長です)
アパレルだけではなく、鞄や靴も扱うことがありますので様々な分野の情報が入りますが一つ言えることは「どの関連も現在非常に業績が悪い」です。
より詳しく言うと衣料分野(服・靴・カバン等)の国内製造業はかなり苦戦中!!
本当に売れてない。
今に始まったことではありませんが、周りの会社を含めてほぼすべての会社が業績ダウンしていますのでオワコンです。
原材料の値上げがいまだに止まらない状態なので、消費者がもうついていけない感じです。
昨今の大手企業以外は給料が上がらないなか、より一層安いお店に消費者は向かいやすくなっています。
ユニクロ(GU)とかしまむらなどの海外生産の価格が安いジャンルは好調らしいです。
あと欧米ものの高級ブランドも調子が良い。
百貨店の売上分野も如実に物語っています。
調子が良いのは高級ブランドとデパ地下(高級食材)です。
それのみと言ってもいい。
私の知り合いに大手外資企業に勤めている人がいますが、そちらは「比較的に好調」って言ってました。
中間層商品はコロナショックが明けてかなり経ちますが、一時のコロナ後の反動は少しありましたが多くがいまだに業績が回復していません。
私はアパレル関連畑なので、他の業界はいまいち分かりませんがどうなんでしょうか?
現在円安なので大手・中小に限らず輸出企業が好調なのはなんとなく分かります。
しかし国内市場(内需企業)はどうなんでしょう?
しかも中間価格帯を製造している企業です。
外食産業の中間価格帯、
建築業の中間価格帯、
衣料品の中間価格帯など、
現状は相当にヤバいと危機感を感じます。
物価はインフレ状態だが、マインドはいまだにデフレ状態のため消費に向かわない。
私は現場にいて近い将来、多くの業界の中小企業がゼロにはなりませんが壊滅に近い状態になると予想しています。
ただ個人レベルでは人手不足も顕著なので業界や給料にこだわらなければなんとかなります。(ただし若い人材に限ります)
★中間層の消滅!?★
ここからはセミリタイアブログなので資産運用を考えた私の見解です。(異論は認めます)
長く仕事をしていてコロナ禍以前から徐々に見え始めていましたが、完全にこれまでの中間層の多くが没落し始めているように思います。
要は貧富の格差がかなり大きくなっているように思えます。
コロナ後の急激なインフレにて確実になってきました。
現にデータに出ていますが、アッパーマス層(純金融資産3000万円~)以上の世帯はここ数年で確実に増えています。
世帯人数も増えていますし、資産額も着実に増えています。
逆にマス層のなかの最下層も着実に増えていて、資産もまったくもって増えていません。
資産が全く無い世帯(資産0円世帯)もアッパーマス層以上の世帯と同じくらいの割合で存在します。(どちらも全体の2割くらい存在)
そして中間層の多くは昨今のインフレで資産が減少しています・・・。
グラフにすると両端が膨らむ極端な異常なグラフ・・・。
普通は中央付近が膨らみますが、両端の0円資産無しと3000万円以上世帯が一番多いって(苦笑)
①もう末期の社会システム・・・
これって社会システム上では末期レベルです。
もしこれが固定化・深刻化してしまうと所得再分配が上手くおこなわれておらず政情・社会不安につながります。
アメリカを含む先進諸国もそうですが、国民の分断が始まりリセットを促す事象が多くなります。(戦争・革命・深刻なテロなど)
21世紀の資本「r>g」で有名な経済学者のトマ・ピケティも仰ってましたが、
『21世紀の資本』の主張は「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がる。格差の解消のために、なんらかの干渉を必要とする」というものだ。その根拠となったのが、「r>g」という不等式だ。「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示す。
同書では、18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘する。そのため、「r>g」という不等式が成り立つ。
※大和ネクスト銀行H.Pより抜粋
これが固定化してしまうと努力しても報われない世界になってしまいます。
貧しい家庭に生まれると努力しても一生貧しいまま・・・。
しかし社会のせいにして愚痴言っても世の中は何も変わりませんし、社会が良くなるのを待っていてもいつになるのか分かりません。
そもそも日本でも力を持っている人間の多くが既得権側ですからね。
自主的に改善していくわけがありません。
②這い上がる「答え」はもう出ている!!
自らが動かないと何も変わらない。
逆に言うと答えはすでにもう出ています。
「r>g」のr側(資本収益率)を享受していくしか道が無い。
「g側(経済成長率)」のメリットはいわゆる労働で得る収入は成長率が低いが確実性は「r(資本収益率)」よりも高い。(逆に言えばそれだけとも言える)
成功する確率の高い行動で言うと「①少しでも節約して②少しでもお金をリスクに晒すこと」です。
①の節約が嫌だという人も多いですが、貯まったコップから垂れてきた水を飲む行為を習慣化しないと資産が増えないと私は思っています。
先にメインディッシュを食べるか最後に楽しみを残しておくか。
単に食事の場合は性格の違いで終わりますが、金融資産に関しては全く景色が変わります。
収入が永遠に右肩上がりなら別ですがそんな人は数千人に一人レベルですし時の運も味方に付けないと難しい。
多くの人はいつかは逆回転する時が来ます。(多くは50歳以上から始まる)
①だけの節約だけでも充分ですが、大変不効率だと思います。
しかし最低限の心の安定は得ることが出来ます。
②のリスクに晒すとは、
何かビジネスや副業をするも良し。
株式投資をしてお金を市場にゆだねるのも良し。
なるべく「r」の資本収益率の方に資産をゆだねていく努力をすることです。
最低でも起業家・投資家に片足を突っ込まないと資産は永遠に膨らみません。
私も見よう見まねで、自分で小さなビジネスを始め、コツコツと株式市場にお金を突っ込み、リスクの分散化目的で小さな不動産投資を行っています。
お金持ちと呼ばれる資産家はこれをよく知っていますので、ビジネスオーナーになるし、投資家(株式投資や不動産投資など)になります。
だってお金がお金を産むことを知っているから。(あと税制優遇もサラリーマンとは雲泥の差)
さっきの話の続きでコップからこぼれた水をさらに他人に回して増やして返してもらう。
ビジネスでも投資でも同じこと。
お金を自分で囲い込まずに旅に出して働いてもらう。
それが自分にも社会にも貢献できるウィンウィンの関係です。
超凡人の私でさえ、ようやく実感できています。
リスクを冒さないとリターンを得ることは決して出来ません。
★強欲になるなよ!!★
ニュースで最近の株価最高値更新についての街角インタビューをよく目にします。
よく見るのが「景気の実感が湧かない」「株を買っている人だけが得をしている」などが目につきます。
そりゃそうでしょ。
今最高益を感じている人はリスクを覚悟で投資をしているんだから。
当然資産が減ることも想定して多くの人は投資しています。
ビジネスも同じこと。
これはリスクに対する対価です。
リスクを冒さずに果実を得ようとするなんて、非常に欲張りに見えてなりません。
普通に働いて、欲しいものを買って、余ったお金で貯金するだけでは絶対に資産は増えません。
普通に考えると分かりますが、自力で資産を増やしている人でリスクを冒していない人なんて私は見たことがありません。
何も考えずに努力をしていない人なんて見たことがありません。
ちなみにリスクとはギャンブルをするという意味では決してありません。
あとよく目にするコメントで「投資をするお金がない」というもの。
これも外食しながら言っていたら笑いものです。
コンビニ・タバコ・お酒・ブランドなど好きな趣味を最優先していたら笑いものです。
私は以前は上記をすべてやっていましたが、セミリタイアを目指すにあたり全部止めました。
収入増が見込めない凡人の私が資産を増やすにはこれくらいの覚悟がないと絶対に増えない。
こういったコメントで本当にお金に困っている人を見たことがありません。(そもそもそういう人はインタビューに答えないか)
先にどこにお金を使うかだけの話。
同じ収入を得ていても格差がどんどん開いていく現実を知らないと。
努力は必ず報われるわけではありませんが、努力しないと可能性はゼロのままです。
皆さんも頑張りましょ!!