まいど、あーくんです。
インフレが収まりませんね。
と言いますか、今後もしばらくは収まらないと見た方がいいのかもしれない。
米国をはじめ、世界各国は徐々にではあるが景気後退のサインが出始めて、急激なインフレは鎮静化し始めています。(今後トランプ関税で再発するかもしれませんが・・・下手したらスタグフレーションに突入です)
欧州は完全に鎮静化(景気後退)し始めています。
もくじ
★先進国(G7)では日本だけがインフレが鎮静化しない事態★
しかし日本は別です。
これまで長期にわたる強烈なデフレ社会だったため、コロナ禍以降の世界での同レベルの急激なインフレ率が起こらず、一周遅れて徐々にインフレが起こっている。
その間に世界との物価の差が恐ろしいくらい一気に開いてしまいました。
金利も一気に上げることが出来ないため、外国との金利差により円安に拍車がかかる。
今後はその差を埋めるべく、日本はまだまだインフレは続くだろう。
だって日本は輸出大国でありながら、今やそれ以上に輸入大国だからね。
世界標準価格に合わせるべく、原価の値上げがまだまだ続く。
今後世界が景気後退により利下げを開始したとしても日本はなかなか動けないはずです。(長期債も上昇中)
今後、日本は最悪パターンで債券安(金利上昇)・株安(不況により資金引き上げ、業績悪化)・円高(金利差の縮小)。
円安が継続しないだけましか?
よくわからんが。
しかし米国がスタグフレーションに突入したら日本もトリプル安に陥る可能性が高いです。
債券安・株安・円安の三重苦に突入!!
※トランプ関税のおかげで米国長期債が高止まりしたままです。FRBも金利を下げられる状態ではない。そのおかげで円安が進行中。日本のトリプル安の可能性あり。
トリプル安の何が怖いって?
日本の富が一気に減速していきます。
それは不況時の避難先である債券でも損をし、当然株価でも損をし、自国通貨建てでも損をする状態。
ぶっちゃけゴールド一強になる可能性もありそうです。
★今後は世界に合わせて平均化していく★
日本は世界から見るとまだまだバーゲンセール状態。(だからこぞって観光客が押し寄せている)
30年前くらいは世界で一番物価が高い国って言われていたんですよね・・・。
物価高対策というよりも今後はどうやって所得を増やすか、経済を復活させるか、国民の購買力を上げるかが肝になりそうです。
もう下がりに下がっている日本の物価をこれ以上に下げるには難しいかと思います。
これ以上下げるというのならもう人件費の削減をするしかない。
そして強引に物価を下げ続けるもしくは放置と言うのなら、日本は本当の意味でジ・エンドです。
物価上昇率を安定させるのは大切ですが・・・。(緩やかな上昇がベスト)
現に今も日本だけが突出してインフレ率が高い。(前年比で比較すると米国よりも伸び率が高い状態)※ちなみに米国は賃金インフレも凄まじいとだけ言っておきます。
●2024年度のデータ(G7先進国)
★衰えを知らない物価上昇率★
しっかし日本は本当になかなか給料が上がらない。
というか多くの中小企業は上げれる状態ではない。
大手企業は上げれるのかもしれないが、そのしわ寄せが完全に中小企業の負担増になっている。
多くの日本人が日々生活がきつくなっているのではないでしょうか?
そりゃそうです。
これ見てください。
上記を参考に2021年を起点に物価が急上昇しています。
そしてその勢いはまだ衰えていません。
バブル時代より以前の高度成長期並みの物価上昇率です。
しかも今回は経済成長をほとんどしていないのにです。
しかも手取りはその時代よりも大幅に少ない異常事態。
そりゃキツイ。
★自己防衛、自己防衛、自己防衛!!★
今後政局も世界経済も混乱期に入りそうなのですぐには改善しないでしょう。(混乱期は新しい秩序が生まれる前ともとれます。果たして吉と出るか凶と出るかどうなるか?)
もはや出来るだけ自力でなんとかするしかありません。
今も昔も個人で出来るインフレ対策は同じです。
そして資産防衛もまた同じ。
現物資産を買うか、株を買うかです。
日本は2021年までの約30年間は世界でも珍しい、長期デフレ社会でした。
物価がほとんどというか全くといっていいほど上がってません。
気が付けば日本だけ置いてけぼりの状態(笑)
浦島太郎状態。
これまでは給料を上げなくても物価の安定で食べていけました。
私も社会に出てから51歳にしてこの急激なインフレは現在初体験中です(笑)
ちなみに現物資産投資の王道は不動産かゴールドなどです。
持ち家の人は分かるでしょうが、ここ数年間の値上がりは凄くないですか?
私の家もこの数年間で値上がりしました。
これが続くと今後は少し賃貸派がしんどくなりそうです。
ゴールドも凄いですよね。
私が分散投資しているセクターの中で一番伸びているのがこのゴールドです。
あとは株式投資。
なんだかんだで超長期で見るとこれが一番最強。(しかしボラリティが一番大きい)
もう長期データで見るとダントツ最強。(避難先にはなりませんので悪しからず)
インフレは貨幣の価値の減少を意味していますので預金なんてほっとけばほっとくほど資産価値が目減りしていきます。
現在の日本のインフレ率を加味しますと、金利が3%後半以上の利率でないと意味がないということです。
1%の定期預金を組んだとしても現インフレ率3.6%に負けているので実質目減りしている状態。
これがインフレの怖さ。
★働いて、投資するしか道はない★
収入源が給料しか無い人は今後も永遠ときつい。
これは今も昔も永遠の課題点。
なぜなら企業収益の最後の恩恵が給料だからです。
ハッキリ言うと残りかす(苦笑)
①物価が上がる、
②頑張って会社が儲かる、
③税金払う、
④投資家に分配する、
⑤役員に支払う、
⑥最後に従業員に支払うです。
現時点ではまだ①~③、そしてちょっとだけ④くらいまでしか行き届いていない(日本市場のことです。米国は⑤番で⑥番を頑張って増やしているところ)
現に上場企業の業績は好調、税収も過去最高、投資家も儲かっている、役員はボチボチ、最後の従業員は・・・。
時間のロスも大きい。
上から下まで水滴が落ちるのにどうしても時間が掛かる。
逆に悪い時はいの一番に切られるのにね。(日産のように⑤だけを膨らますと後の祭りです)
身体が無理を聞くうちに、時間に余裕があるうちに、行動に移さないと永遠に搾取され続ける。
★起こり始めた混乱期!!いつか来る新しい時代へ★
給料はこのように最後の最後なのでどうしてもインフレに対応しきれない。
インフレは庶民生活を確実に圧迫する。
なのであとはどう良いインフレにするかでしょうね。
良いインフレとは、業績が上がる、給料が上がる、モノが売れるので物価が上がる、また業績が上がるという循環です。(日本は30年以上抜け出せていない異常事態)
苦しくてもこういった循環だと希望を持てるでしょう。
まだ日本はそこまで辿り着いていないのが本当の所。
だって現在は増税(と社会保障費増)とインフレのダブルパンチで使えるお金が急激に減少しているから。
例:30万円の給料だと最低でも毎年1万円以上の昇給が無いと損していく。40万円まで辿り着いたら翌年は1万4000円以上の昇給。(2024年度のインフレ率3.6%で計算)
こう見ただけで無理ゲーに近いと感じると思います。
円安メリット活かせない、特に内需産業はまだまだ苦戦が続きそうです。(インバウンド産業くらい?)
なので(悪性)インフレはいつの時代も庶民の不満が爆発しやすい環境です。
昔なら一揆や倒幕運動、米騒動やクーデター・極右政権の台頭など。
いつの時代もどの国も混乱期に入る。
更にこの環境下でこれから不景気に入るとどの国も世界で流行している○○ファーストに入ります。
自国民優先です。
ブロック経済化です。
それが悪いとは言いません、当然の結果です。(良い手ではないと思いますが)
極度のインフレは勝ち組と負け組がハッキリと生まれる。
しかし一部の極度の負け組がどこかで生まれるのは間違いない。
それが個人単位なのか、はたまた国家単位なのか?
それは日本でも世界各地でも不安分子化していく。
状況が酷ければ酷いほど、増殖していく・・・。
それをどうコントールできるのか。
この土台で今後深刻な世界同時不況に陥ったら、世界がどう進んでいくか誰が考えても分かると思います。
今後は私達一般庶民もセルフコントロール力を上げていかないと生き残れない混沌な時代になりそうです。
資産防衛だけでなく、自分の命そのものの防衛です。
これまでのような誰かが何とかしてくれる甘い世界ではなくなりそうですね。
自分で最低限でも備えることが必要となりそうです。
弱者は最終的には絶対に切捨てられる。




コメント
国民の6割が生活厳しいと言うが
そうですか?と言う層も居る。
分水嶺は「海外を見ているか否か」でしたね。
真面目一徹に国内需要の労働だけに取り組んでいたら地獄行き確定。
まぁソレでも少子高齢化を見りゃ先が明るいか解るけど…
「6割の人間は解らなかった」と言う事ですね。
>黒田様
コメントありがとうございます。
その通りですね。
つまるところ他力本願の人が多すぎますね。
薄々感じていたけれど考えないようにしていたかと。
私はある意味マイナス思考が幸いしました(笑)
これから一層に蜘蛛の糸の話のように少ない逃げ道に我先にへと殺到しそうです。
それくらい厳しい状況に日々なりつつあります。