まいど、あーくんです。
前回はもうどうしようもない業界の衰退について語りました。
これを加味して、今回は「私はどう行動したか?」です。
私は現在、セミリタイアとして以前の仕事(アパレル関連)を継続していますが、後もう少しで目標のFIRE金額に達する予定なので、FIREする予定です。
と言いましても計算上ギリギリ金額でのFIREになりますがね。
給料は雀の涙なので、残り約400~500万円を資産運用で増えればFIREします。
ちなみに前回のブログはこちら、
もくじ
★業界のイノベーションはもう起きない★
どの業界も同じかもしれませんが、もう衰退待ったなしのアパレル関連業界。
市場が完全に寡占化(固定化)してしまい、シェア獲得競争が無くなりつつあります。
※一時的に数億・数十億程度の売上企業が出ることはあるでしょうが、長続きしない。
要は2000年前半くらいまでの常に切磋琢磨して新しいブランドが名をはせるということがほとんどなくなりました。
ちなみに売上ランキングはこんな感じです。
と言いますか(ユニクロで有名な)ファーストリテイリングの1強状態。
圧倒的です。(2位と約4倍の差)
今や売上の大半は海外という大企業です。
分かりやすくアパレル業界で説明しましたが、かばんや靴業界も同じです。
日本でもう新しいものが生まれない。
生まれるとしたら、安さを売りとした中国(?)を始めとした伸びしろのある新興国か、ファッション最先端である欧米です。
★氷河期世代の「自己責任」と「自己防衛」★
私は現状のような状態なると危機感を感じたのは、もう10年以上前になります。
そのようなこともあり、セミリタイアを目指し始めたというのも理由のひとつにあがります。
将来に不安を覚えた。
将来と言っても数年後の話だ。
「定年まで安心して仕事が出来ないかも?」と思い始めました。
私は就職氷河期世代(ロスジェネ世代)とも言われる世代です。
社会に出てから最初から厳しかったです。
そういう時代でしたのでそれに対する文句は別にもう無い。
その時代に生まれたので仕方が無いと思うようにしている。
ただ私は生き残るために「自己責任」と「自己防衛」が他の世代よりも長けているかもと最近自負している(苦笑)
最初に書いたように私は今働いている業界が現在のような状況になると危機感を感じたのは数十年前にさかのぼります。
「よくダメなら転職すれば良い」と口にする人がいるが、ロスジェネ世代以外の上下の世代ならそれで問題はありません。
しかし現在50歳のおじさんをそれなりの給料で初めての業界で雇う会社がどれくらいいるだろうか?(アルバイトとか派遣なら大丈夫でしょうが・・・)
普通なら転職がしやすいはずの世代である20歳~30歳前半の時は超が付くほどの就職難。
なんとかしがみついて、少し明るさが出たときにリーマンショック30歳後半で振り出しだ。
そして現在の超人手不足時代はもう40歳代後半から・・・。
小さな会社だと人員募集してももう全く集まらないのが常態化。(50歳以上は結構来るのですが・・・)
なので簡単に転職できないこの世代が雑用も兼務で必死に働く。
この世代は現在の超人手不足の時代であろうとも常に買いたたかれるんですよ。
なので私の世代はまだ古い習慣が残っており転職すればするほど待遇がキツクなるのが当たり前なので妥協して耐えていくのが基本的にベスト。
私の周りにも転職した人間も多いですが、転職して上手くいっているなと感じるのは基本的に公務員系へ転職した人たちかな?
よく「この世代が会社にごっそりいない」と言われる。
どこに行ったのかというと派遣や中小企業に行ったのだが、小さな会社を興した人間が多いのもこの世代。
常に「自己責任」が付きまとう。
「そうなったのは自分の実力のせい」がいつものパターン。
今のように社会も会社も守ってはくれない。
自分で何とかするしかない。
★自己防衛で再現性が高いのはやはり「お金」であり「資産形成」★
おそらくロスジェネ世代(氷河期世代)は死ぬまでこのしがらみが付いてくるはず。
どこかの時点で好転するとは全く考えていません。
なので私はブログで何度も言っていますが、「自己防衛」であり「資産防衛」に全力を尽くす。
そして最もお薦めなのは、やはり「金融資産」。
全部(不動産等も)ひっくるめて「資産」とも言う。
自己投資や仲間をどれくらい作るかも大切かもしれないが、こちらは再現性が低いと私は思う。
そもそも若い時はそんな時間が無かった(苦笑)
そしてこれらは個人の能力や資質・性格がまず第一ですからね。
どうしても向き不向きが出てしまう。
しかしお金をコツコツと増やすのは、基本をしっかりと遂行していれば間違いなく増えていく。
能力があろうが無かろうが、差別はされない。
やれば確実にどの人にも平等です。(減る時も平等です)
給料20万円であろうが、25万円だろうが、長期に渡り、コツコツと積立てる。
投資リスクがどうしても怖いなら、現金積立でも良い。(やらないよりかはマシ)
高収入に越したことはないが、どれくらい「資産防衛」を意識するかが今後の人生の明暗を分ける。
私も現在は定収入ですが、一時は雇われ社長として年収1000万円近くまでいきましたが、その時はお金はあまり貯まりませんでした。
問題点はやはり「意識」(マインド)です。
「相当な覚悟」と常に「お金を貯める意識」がないと私は貯まりませんでした。
「FIRE」するかしないかはその人の人生観だと思うのでそれは別に好きにすれば良いと思います。
ただ近い将来起こるであろう「年金支給額カット」「保険負担増額」「介護人手不足により金額上昇と入居困難」「生活保護申請の厳格化」はほぼ確実に起こるだろう。
ただFIREを目指すことでこれらの問題がセットで対処が出来るようになるはずです。
今後もはや劇的に改善するとも思えない。
悲しいけど自己責任で自己防衛をするしかない。