まいど、あーくんです。
この文章は私が1年間休養してた時に書いたものです。
フッと思ったのですが、最近ある程度脂がのってきた(30代・40代)これから楽も出来そうなグループやバンドなのにメンバー脱退とか、よくあるじゃないですか?
これって、よくわからない人間からすると成功していないのなら次の道を模索するのも理解できるが、「成功しているのになんか勿体ない」「なんで確約されている成功条件を蹴るの?馬鹿じゃないの?」であったり、「メンバー間との確執や事務所(会社)の問題なんだろう」という話が絶対に出てくると思います。
確かにその一面があるのは否定できないと思いますが、そう言った表面だけではないのだなということがこの年齢になってやっと分かってきました。
これは芸能やスポーツ界の話だけではなく、我々一般人でもよくある話なのでそのことについて語りたいと思います。
もくじ
★特に30代・40代の仕事の辞め方の理由は幅が広い★
あらかじめ言っておきますが、これは中年になってきて傍から見たら、目に見えた大きな問題もないのに(人間関係・給料問題)仕事も内容も充実してきているのになぜ会社を辞めていくのかを語っています。
あと考えられるのは自分の可能性を信じて会社を独立するということも考えられますがこれも省きます。
普通に考えるとこの年齢での退職・転職はリスクが高すぎます。(だから近しい人のほとんどは反対します)
じゃあ何が残っているかって?
それを考えていこうと思います。
①私は社長を降板しました
まずは具体的な例を書いたほうがわかりやすいと思いますので書いてみます。
私は今年の3月まで小さな会社ですが、社長(代表取締役社長)をやっていました。
雇われ社長ですがね(苦笑)
傍から見れば、給料も多少ですがサラリーマンよりももちろん良いし、やりがいもあることだろうと考えられると思われます。
しかし、私は数年前から心の葛藤がひどくなりました。(まあまあの長期です(苦笑))
当時(現在もですが)は本当に自分でも意味が分かりませんでした。
そりゃ大変なこともありますが、自分でも分析してみると有利なことは理解していましたからね。
自分から進んで努力してその地位にまで行ったのに、何だかつらい・・・。
②表向きの不満と内面の不満が違う場合が多い
去年の社長の降板を考える前の精神状況を語っている過去ブログを読んでみると、よく書いてあるのが「会社への不満」(特にオーナーへ向けて)でした。
「会社への不満が強いから」「仕事をしていても結局は力のある人間に搾取されるだけだからやってられない」ということでした。
確かにその一面はあると思いますが、こんなことなんて誰にでも多少はあることなんではないでしょうか?
辞めるほどでもない。
私も若い時からある程度はこのようなことを感じていましたし、不満は感じていても他で発散すれば何とかなっていました。
なのに会社を続けるのが酷いくらいまで精神葛藤がひどくなる・・・。
これの答えはただひとつでそれは・・・。
「自分の心の中で自己一致が出来ていない」
ということです。
表向きは「会社への不満」だったので、自分自身もそう思っていたのですが徹底的に深入りしていくとどうも微妙に違うことに気が付きました。
それは自分自身が「自分を試したいことから目を背け続けたことからくる逆算年齢からの焦り」からくる、表で感じる不満と深層心理の感情の不一致からくる精神葛藤なのではないか?
これは私が発見したということでは無く、臨床心理学の一説です。
これは私の場合に限って言うとかなり確信をついていると思われます。
★人間の心は複雑で自分でも自分の心がわからない★
様々なブログを読むと「自分は満足」みたいなフレーズをよく目にする時があります。
私はそれは自己肯定から出てきている暗示みたいな言葉がほとんどで真相は違う場合が多いと思っています。
もちろん私も含めてです。
心理学でいいますと人間の心は普段モノを考えたり、話している意識の層と普段全く表に出てこない無意識の層が存在します。
わかりずらいでしょうから軽く例を言いますと、うつ症状のかたはこの自分でも自覚していない無意識の層で何か問題が起きていると考えます。
それを治療していくのが、臨床心理士の仕事の一つです。
そして、30代・40代の方でかなりの地位の方でも心理葛藤が酷い場合であったりする場合は、この自分で意識している考え方と無意識の層で感じていることが一致していない、いわゆる「自己一致していない状態」になるということです。
これは人により理由は様々なので明言は避けますが、私の場合はまさにこの状態だったと言えるのでしょう。
具体的な内容は私もカウンセリングなどの専門家に行かないとわかりません。
それだけ自分でも自分の心は分からないのです。
自己意識している層が1割だけでほとんどは無意識の層と言われているくらいですから、自分でも自分自身が分からないのはなんら不思議でもありません。
ただ分かることはこの「心の不一致の状態」が続くと思わぬ形で表に現れてしまう場合が多いと言うことです。
ややこしいのは、決して願望がそのまま表に出てこないので何が原因なのか分かりずらいことです。
ですので慎重に対処した方が良いと思われます。