まいど、あーくんです。
まだまだ続きますね。
「2000万円問題」!!
最近は3000万円必要だとか色々と言われていますが、今回は最初から知っていて準備している人と何も考えずに今、目の前にあることを処理している人とどっちが幸せなのかを論じたいと思います。
最初に答えを言いますと、この問題で本気で初めてビックリした人はかなりの楽観主義論者で心理学的にはとても良いことだと言うことです。
もくじ
★幸せ度は絶対に予測すらしていなかった人★
これはデータやお金問題の側面ではなく、心理学的な側面から見てみたいと思います。
あなたはどっちが幸せに見えますか?
- 老後をシミュレーションすれば、国が言わなくても不足するのはすぐに分かるのでそれに備えていた人
- 今回の「2000万円不足問題」で初めてビックリした人
多くの人は1番の将来に備えてすでに準備を始めている人と思うのでないでしょうか?
ちなみに私は1番のタイプなんですが、こちらは基本的には現実主義者タイプが多いです。
私は別に国がこのようなことを言わなくても、完ぺきとまではいきませんが、絶対に足りなくなると分かっていました。
私の場合は3000万円の不足と予想していました。
何とかなるとか、「100年安心」なんてものはあり得ないと思っていました。
このように現実主義者とは、感情をなるべく排して数字を見て物事を観察する人のことを言います。
客観的に物事を見る人といってもいいでしょうか?
物事を計画的に進めてみたり、客観的に物事を見ますので自分の有利・不利をなるべくバイアス無しに判断します。
と言いますか、マイナスバイアスを意識して想定します。
これっていいように見えますが、実は心理学の幸せ度で見るとあまり良くないらしいです。
①自分は他人とは違うと思える方が幸せだ!!
人間は常に自分は他の人とは違うと思っているくらいのほうが幸せらしいのです。
そしてそれが通常の心の持ち方なんだそうです。
そして社会の成功者と言われる人たちもこの傾向が強い。
要は自分に強くバイアスをかけて行動することで成功に導く人が多い。
例えば、私もそうなんですが現実主義者は宝くじやギャンブルを極力しない人が多いと思います。
セミリタイアを考えている人は特に多いですね(笑)。
なぜなら、感情を排して冷静に調べれば勝率がかなり低いと分かるからです。
しかし、自己バイアスが強い人はそう考えません。
みんなが負けても自分だけは勝つと考えます。
現実にやってみて負けたとしても次回は勝つと信じます。
これって現実主義者からみたらあり得ないと思うでしょうが、実は比率的に見ると自己バイアスが強い人が大多数で、現実主義者は少数派なんですって!!
そして幸せ度を見ると、自己バイアスが強い人は総じて幸せ度が高い。
だって自分は特別と思っているから。
もう一度言いますが、こちらの方が幸せで大多数の普通の考え方です。
これをポジティブイリュージョンと呼んでいます。
②現実主義者は悲観論者?
逆に現実主義者は悲観論者が多いのも特徴です。
物事を心のクッション(自己バイアス)を置かずに現実を直視してしまうので鬱などの精神疾患が多いのも特徴です。
自分の能力を過信せずに正確にとらえることが出来る。
これは精神としては良くないことなんです。
人間の心って不思議ですね。
★現実は厳しいかもしれないが幸せ度は高い★
話は逸れたかもしれませんが、幸せ度で言うと、いい大人が今頃になって「2000万円が足りないと」と気づいた人はある意味幸せなことなんですよ。
だって本当に今気づいたとして、果たして何人の人が実際に対策を練ったのでしょうか?
私はデモに参加した人で自己防衛のために今後の対策を具体的に始めた人は限りなくゼロに近いと思っています。
なぜなら情報不足という面もありますが、将来は何とかなると考えるポジティブイリュージョンタイプで非現実的な楽観主義であるからです。
ちなみにこういう人の多くは自分が悪いと考えずに他人が悪いと考えます。
何度も言いますが、これは心理学では良いことなんですよ。
健全なんです。
こういう人は将来「どうしよう」と悩みはすれど、少なくとも鬱にはほぼならない。
「まあ、何とかなるか」もしくは「あいつが悪いからこうなった」で終わらす。
しかも良いことにそう考えるおかげで健康になりやすい!!
結局幸せなんて、自分がどう思うかなんです。
1億円保有しようが、他人からは素晴らしい環境で幸せそうに見えても本人が辛かったらそれは幸せではありません。
「何も考えずに今だけを生きろ」とは言うつもりは毛頭ありませんが、2000万円・3000万円があれば幸せというつもりも毛頭ありませんよ、私は!!