まいど、あーくんです。
仕事が嫌で、働くのが嫌で早期リタイアを目指す人が多いと思います。
私もその一人です。
ただしセミリタイアシミュレーションを何度もしているとあることに気が付きます。
それはリタイア時期を1歳遅らせるだけで、将来の残高が大きく変化していくことです。
※一部の特殊な「若くして500万円や1000万円でFIRE生活」とかは除きます。これは普通に考えると資金が底をつきますし、資金が枯渇したら再就職するだけです(FIREではないような?)。これは単純に一時休養です。経済的自由ではありません。でも僕はこの生き方はアリだと思っています。その年齢の時にしか出来ないこともいっぱいあります。(私ならバックパッカーをしてみたい)
もくじ
★危険!?「早くリタイアしたいバイアス」★
私の中では「早期リタイア」は「FIRE(Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」と同意語として扱っていますのであしからず。
なので最低限でも経済的自立が確定していないと早期退職はしません。
仕事や私生活に悩んでいた私は当時ブログを読み漁り、その時に「セミリタイア」「早期リタイア」という言葉を初めて知りました。
そこから徐々に興味を持ち始め、「もしかしたら自分も出来るかな」と思い、挑戦し始めました。(当時は今流行りのFIREという言葉すらありませんでした)
当時は現在のように具体的な方法などの発信はほとんどなく、自分で模索しながら実行していました。
セミリタイアを目指すと具体的にどうすれば「早期リタイア」(FIRE)もしくは「セミリタイア」(サイドFIRE)出来るのかをシミュレーションをして目標ラインを設定しないといけません。
リタイア方法を理解すればするほど、徐々に具体的にシミュレーション出来るようになっていきます。
なのでブログ初期のリタイア設定と現在の設定とでは考え方や金額が全く違います。
私がブログの初期に書いていたセミリタイア設定は、会社を辞めたい気持ちがかなり先行していた為か、
①金融資産2000万円と給与20万円/月(40歳前後くらいにリタイア)
です。
ところが現在の目標としている「早期セミリタイア」設定は、
②資産運用の金融資産5000万円と所得10万円/月+3~5年分の生活防衛資金(50歳前後くらい)
になっています。
※最低約5000万円での投資から得る収入と家賃収入や軽いアルバイトなどで所得10万円/月くらい、そして最低でも約3年くらいの生活費。
しかも現在目標の②の設定の方は、あくまでもこれが最低ラインです。
現在は8割~9割がた完成といったところでしょうか?
①と②で大きく違う(笑)
同じ人間が設定していたとは思えない。
初期設定①と比較しても、リタイア時期の年齢も大きく違いますし、そもそも金融資産も倍以上も違います。
これは当時、私は早く会社を辞めたいバイアスが大きくなり冷静な分析が出来ず、どうしても自分に有利な条件を並べてしまうというミス?を犯してしまっていました。
全く客観的に分析出来ていない。
もし衝動に突き進んであの時会社を辞めていたら、その後かなり厳しい展開が予想されます。
絶対に文句言いながら毎日アルバイト生活をしています。
税金や社会保険料の仕組みもあまり分かっていませんし、出来なくはないがそもそも生活費がカツカツすぎる設定(苦笑)。すべての支払いを入れて当時夫婦で20万円/月設定だったような・・・。
★リタイア開始時期の突入年齢もとても大事★
リタイアを目指し始めるとどうしても金融資産の増減ばかりに目がいきがちです。
しかし何度もセミリタイアシミュレーションをしていると開始年齢がとても大事なことに気が付きます。
たった1年ずらすだけで必要資産がかなり大きく変わる!!
これは数十年後に大きな変化となって現れます。
①時間を味方に付けるしか、私には方法が無いと知った
どういうことかと言いますと
例えば、
現在40歳、資産3000万円、生活費300万円を単純計算すると、
枯渇するのは50歳ころです。(3000÷300=10)
これを60歳まで資金をもたそうと考えると、大きく分けると3つの方法が存在します。
①開始時期をずらして50歳から開始する
②40歳時に6000万円用意する
③生活費を150万円/年に下げる
となります。
我が家の場合、③は現実的ではありません。なので除外。
※人によっては③がベスト解答だと思いますが、我が家は難しいです。
あなたは残りの選択肢①と②はどちらが難易度が高いと思いますか?
私は当然②の方が難易度が高い。
なので私は①を選択します。(本当は②を選択したいが結果的に①になる可能性が高い)
私はなるべく着実に資産を増やしていく選択をしているので時間を味方に付けるしかありませんでした。
②資産が大きくなるほど、速度も上がる!!
①の選択でも40歳の時点で3000万円を保有しているとしたら?
積立投資を継続していたら、資産がさらに増加し50歳よりも早くリタイアする可能性も大です。
資産運用をしながら、さらに積立を継続していると資産増加が加速していきます。(1から3000万円を貯めるまでの期間と3000万円から6000万円に増える期間は明らかに後者の方が早いです。)
実体験でも明らかに0から2000万円貯めるまでの期間と2000万円から4000万円までの期間の方が同じ2000万円であっても速度が全く違いました。(これが複利の力!!)
★実は同じ金額(意味)?★
引き続き同様に上記の条件で考えますと、実は下記の二つは同じことなんだなと分かります。
それは、
①40歳時点で6000万円
と
②50歳時点で3000万円
はセミリタイアシミュレーション上では同じ意味だということです。
金額は2倍違いますが、答えは同じ。
それくらいリタイアを開始する年齢はとても大事です。
※これは複利効果は加味していませんのであしからず。
★考えようでは年齢を重ねることは悪くない★
早期リタイアを考えるとどうしても一日でも早くしたいと考えます。
時間がもったいないと!!
確かにそうです。
ただ資産枯渇リスクが大幅に減少すると考えるととても楽になりませんか?
例えば、
上記と同じ条件で、
生活費300万円/年だと、
リタイア時期を1年繰り下げる毎に約300万円の資産増加効果と同じ意味があります。
なぜなら本来生活費への出費で減少しているはずの金融資産が減少していないからです。(切り崩しをしていないからです)
さらに積立投資を継続していたら、さらに資産は伸びます。
なので開始年齢を繰り下げると想定以上に資産枯渇リスクが減少します。
なので焦らずに資産形成中の今を楽しみましょう。
あと副産物で私の場合は、資産が増えれば増えるほど、あんなに辛かった仕事へのストレスが不思議と軽減しています。
いつでも会社を辞めることが出来る気持ちの余裕と純粋に仕事を楽しむことが徐々に出来始めているからです。
なので、ゆっくりと資産を伸ばすのも悪くないですよ。
次にやりたいことが明確にある場合は目標通りに辞めれば良いと思いますが、やりたいことが無く漠然としている場合は、仕事をしながら次にやることをゆっくりと模索していけばいいと思います。
お金も増えるし、増えてきたらなぜかストレスも減少してくるし。
お金は沢山あるに越したことはありません。無いよりは全然いいと思いますよ。