まいど、あーくんです。
昨日は日曜日でしたが、会社に行ってどうしても進めておきたい仕事をしてきました。
しかし私は役員なので休日出勤手当などは一切出ませんよ。
結果がすべてです、そのための努力をしています。
それが思いのほか楽しい。
結果に対して正当な評価をしてくれるなら私は絶対に努力します。
これは私が会社側に提案したことでした。
「結果に対して正当な評価をしてほしい」と。
ストレスに対しての一番の解決方法は、「小手先のストレス発散技術では無く自分の本心と向き合い対策を施すことだ」と思います。
自分の「心」ときちんと向き合わないで小手先のストレス発散を色々とやったところでその場からの解放だけで結局は堂々巡りをするだけです。
そもそも小手先のストレス発散法ですべてのストレスが解決するのでしたらそれはストレスではなく「疲労」です。
話は変わりますが最初に言いますと、突き詰めたところ私の最大のストレスは、「未来に対する不安」によるものでした。
変わらない毎日、全く増える見込みのない収入、理不尽な仕事への不満、残りの人生を考えた時の後悔など・・・。
これらを効率的に解消していくにはやはり「お金」になります。
だからといって宝くじなどが当選してお金がたんまりあるだけでは不安は払しょくできないと思います。
それに対する知識(ファイナンシャルリテラシー)も大切だと思っています。※こちらの方が大切かもです。
これからの時代、どの世界も、中間層は無くなります。
これは世界中で始まっています。
お金持ちはよりお金持ちに。
そして中流以下は下層へ・・・。
ビジネスの世界も私たちの生活面の世界でもです。
ダメだと叫んだところで時代は止まりません。
よくコメントで「小泉内閣時代に年功序列が無くなったからだ」みたいな論調が目につきますが、見当違いです。
正当化するつもりは毛頭ありませんが、これは完全に時代の流れです。
グローバル化の中で競争力を維持するために、もうそうせざる得なくなってしまっていたのだと思います。
時代の流れに逆らうとビジネスでも何でも上手くいきません。
私が働いているアパレル業界ももはや中間層は無くなりつつありますし、小規模の店舗は壊滅的な状況です。
減益レベルではありません、壊滅です。
ユニクロやザラなどの大規模な低価格ファストファッション、もしくはルイヴィトンやプラダ・シャネルなどのハイブランドの二極化です。
商品自体も完全に二極化しつつあります。
中間価格の商品帯が全く売れなくなりました。
たまに違う業界の社長さんとも話す機会がありますが、言うことは全く同じ。
「中間が無くなった」です。
どの業界も同じ。
そして中間層の多くが最下層に移動を始めています。
個人レベルも同じです。
働いても働いても会社員としてもはやお金持ちになれる時代は終わりました。
これは有名な経済学者のトマ・ピケティの「21世紀の資本」でも語られています。
格差は止まりません、それどころか格差はまだまだ拡大していきます。
これは完全なデータとして証明されました。
有名な言葉「R≧G」です。
簡単に説明しますと、「R」(リターン)株や不動産など、資産運用から得られる利益率は、「G」(グロース)働いて得る、所得の伸び率よりも高いという事実です。
ですのでお金持ちは資産運用をしてお金を働かせます、頑張ってコツコツと労働をするよりも効率的により一層お金持ちになっていきます。
そしてそれを知らない中流以下の人間は頑張って仕事をしてその中身(収入)だけで生活をしようとします。
ちなみにRの成長率が4~5%。
Gの成長率は1~2%です。
しかも日本に限ってはバブル崩壊後の約30年間、Gの成長率はゼロに等しいです。
しかし日本だけは例外だった時期は確かにあるらしいです。
そうです、戦後の数十年間の間だけは逆のG≧Rだったらしいです。
しかし約200年続く資本主義社会の長い歴史の中でこの時だけらしいです。(日本は江戸末期)
こちらの方が資本主義が始まった長い歴史の中で非常に稀な存在。
そしてそれをいまだに信じて続けている日本国民。
時代はすでに変わっているとも知らずに・・・。
先ほどの中間層が無くなりつつあるというのは私も凄く実感しています。
なぜなら給料の上昇がここ10年間近くまったく無いからでした。
仕事量は以前よりも多いです。
しかし利益が出しづらい。
以前よりも高品質になっているのに利益が出ない。
多くの皆さんの会社もそうではないでしょうか?
まったく増える見込みのない収入。
まったく増えない金融資産。
それに対して増え続けるのは、
様々な支払い(税金も含めて)や全く上昇の見込めない収入に対してのストレスなどが年々増え続ける昨今。
どうすればちょっとでも脱出できるのか?
ピケティ氏は格差是正のために世界規模でいち早く再分配していく制度が必要だと言っています。
政治的には世界が協調してそうすべきだと思います。
しかし私がそれを言ったところで世界は何一つ変わらないでしょう。
だったら自分を変えるしかないです。
大金持ちは難しくても、小金持ちは努力で出来るはずです。
大金持ちのようにお金がお金を産む状態までもっていくのは難しいとしても、増えない労働資本から努力して資産運用に回すことは出来ます。
利回りなどのデータで見ても長期でコツコツと確実に運用していけば誰でも純金融資産3000万円以上の小金持ちにはなれるはずです。
少しの行動と少しの努力を続けていれば絶対になれると思います。
支出を切り詰めて、金融資産を少しでも増やして、資産運用を始める。
これからの時代お金の不安を少しでも取り除きたいのなら資本家や投資家になっていくしかないです。
世界の実情は「R≧G」なんですから。
コメント
批判されてるのは非専門労働者の派遣化ですよ。
年功序列などは企業個々の問題です。
dedsさん、いつもありがとうございます。
確かに非専門労働者が一番悲惨な目にあっているのは確かですね。
ここの部分の派遣化を許したために企業構図というか倫理観がごっそり変化してしまったのは否めないですね。
力の無い人間は簡単に切り捨てることが出来るようになってしまった。
正社員は守られてるとよく言われますが、今じゃ不況下だけではなく基盤強化のための黒字のリストラが常態化してしまいました。
結局一部の人間のみが富を集約できる構図になってしまいました。
この流れはもはやおさまりません・・・。