【R>G】(R)S&P500の市場平均成長率は12.5%・(G)日本の経済成長率は0.98%


まいど、あーくんです。

マジで最近忙しい!!

お金にならない雑用が多すぎて今年に入って晩御飯は9時10時になってやっと食べれる毎日です。(お金になるのなら文句は言わないが)

時給換算したらいくらなんだろうか?

これがいくら働いてもお金持ちにならない「労働者」側というやつなのか?

久しぶりのブログなので今回は完全に私の妄想与太話です(笑)

仕事がつらすぎて「日本人が普通に仕事をして昇給していく速度と米国株式(S&P500)に投資して上昇していく速度はどのくらい違うのかな」とつい考えてしまいました。

無理やりはめ込んだ暴論ですので、話半分で読んで見てください(笑)

言いたいことは数字(データ)を証明したいのではなく、「R」側に行けと言いたいだけなので。

スポンサーリンク
w広告画面下左




★R>Gを知れば世界が変わる★

皆さんr≧gって知っていますか?

投資をしている人間はおおまかな事は知っていると思います。(私も大まかでしか知りません)

これは経済学者トマ・ピケティの著書【21世紀の資本】で提唱されました。

簡単にまとめますと、

r≧gの法則は、資本収益率(r)が経済成長率(g)に等しいかそれを上回ると、富の集中が加速し、格差が広がる現象を指します。ピケティの議論では、資本主義社会で富裕層の資本が増大し、中間層や低所得者層が取り残されやすくなるという問題提起がされています。

「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率で、18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘している。
ピケティの凄いところは、これまでは理論上そうだろうと言われた部分をすべて調べてデータ化(数値化)して証明したことです。

これにより「理論上ではそうだろうが」という言い訳が出来なくなった。

近代資本主義が生まれた以降ずっと本当に格差は広がり続ける。

簡単に説明すると、労働で得られる収入の伸びは1~2%程度で、配当等で得られる収入は5%以上の成長があるということ。

金持ちはより金持ちに。(毎年5%成長)

貧乏はずっと貧乏のまま。(毎年1~2%成長)

インフレにも負ける。

格差は拡大されていくって感じ。(毎年3~4%ずつ離されていく感じ)

これは給料が高い・低いでなく、資本で収益を生み出すものを保有しているかしていないかがとても大切ということ。

だからトマ・ピケティは富の再分配が必要だと説いているが、FIREを目指している界隈では、投資を積極的にして「r」の資本収益率を享受していけと説いている人が多い。

政治家だって役人だって、基本的には「r」側(権力者側)です。

税金を多額に収めている(資本家)のも「r」側の人間です。

なのでそんな簡単に公平な富の再分配は行われないでしょう。

※日本はこの富の再分配は以前は比較的よく出来ていましたが、最近は問題視されています。要は既得権益化してしまい中間業者が儲かるシステムになり、再分配が上手く機能しなくなってきたと言われています。だからいくら増税してもお金が足りない。末期ですな。

仕事で得る収入の伸び率よりも企業利益(ビジネスオーナー)、配当、利子、賃料などの資本からの収入の伸び率の方が高い。

だから投資家であり、資本家がこの世の中は圧倒的に有利という事実。

社会が変わるのを待つよりも自分から行動して「r」側に行くのが効率的ってもんです。

★日本人の生涯賃金は?★

求人情報・転職サイトdoda(デューダ)の資料によりますと、
年収中央値で算出した推定生涯年収は全体で1億9,140万円らしいです。

これは大卒22歳~65歳(43年間)まで働いた場合の中央値です。

※求人情報・転職サイトdoda(デューダ)の資料より一部抜粋

平均値を見ずに中央値で見ます。※平均値だと一部の高所得者に引っ張られるため。
全体だと約43年間働いて1億9140万円を稼ぐみたいです。

平均年収に換算しますと約445万1162円です。

男性だと約516万2790円。

女性だと約358万6046円。

ざっくりですけど。

ちなみに1990年代以降、ず~と下がり続けてきました。

★日本の平均経済成長率は約0.98%★

日本の1990年~2024年までの年間平均経済成長率は約0.98%らしい。

先ほどのピケティ「g」の部分の経済成長率は日本の場合は年間約0.98%。

バブル時代の名残を少し入れてもこの成長率・・・。

そりゃ給料増えませんわな(苦笑)

世界的に見ても労働で得られる収入の伸びは1~2%程度というのは納得です。(世界の平均よりもさらに日本は低い)
しかも就職氷河期は一般的には1993年~2005年あたりと言われていますが、その間成長率3%を超えたのはたったの1回のみ。
それ以降も2010年の1回のみです。(しかもこれ一昨年と前年のリーマンショックのリバウンドだけの話)
そしてマイナス成長が1993年から2024年まで調べると実に7回も(苦笑)

だから日本の平均賃金はバブル崩壊以降右肩下がりに下落してきた。

そりゃ国民全体で見ると給料なんか増えませんわな。(ミクロ経済で見ると成長分野はありますが、日本全体のマクロで見るとほとんど成長していません)

しかも増税を繰り返して手取り額もグングン下落しているし・・・。

世界の経済成長率を大きく下回った約30年。

そりゃ就職氷河期世代の私が給料が増えないのも納得です。

平均的な人間が給料を上げるのがどれだけ至難の業なのかわかるでしょ?

★SP500の利回りは平均約8.65%★

一方でインデックス投資で有名な米国SP500の超長期50年間の利回りは約8.65%で成長。

しかもここ数年間だけ見てももの凄い成長率!!

ちなみにタイトルで書いたSP500の平均成長率は約12.5%は直近30年間の平均です。※日本の経済成長率も約30年間で書いているので比較しやすいように合わせました。

こちらも当然ですが、プラスの時もあればマイナスの年もあります。

もし生涯賃金1億9140万円を年利8.65%で運用すれば、50年間毎年平均約1655万円の利益です。(税金・為替差損は計算に入れていません)

ちなみにSP500は8.65%で「r」は5%やんと思ったと思いますが、「r」には役員手当や配当金のほかに家賃収入や債券などの分配金とかすべての不労所得を含んでいる。

だったら株式インデックス投資で充分ちゃうの?と思うでしょうが、超長期だとそれでも良いと思うのですが、中短期だとリスクも高いため様々なカテゴリーで分散投資を図りリスクを小さくする。(普通に数年に一度は大暴落を経験するため)※リーマンショック時なんて実に下落率50%超え

しかも世の中の金持ちは資産を増やすことよりも守ることを重視するので様々なセクターに分散している。

それでも経済成長率よりも高い成果をだしているという事実。

★投資をすると自動的に「r」(資本収益率)側に★

生まれながらにして5000万円以上を相続して尚且つ株式相場にぶっこんだ人間は働かなくても勝手にお金がお金を稼いできて、一般労働者の収入以上を稼いでくるということです。

もっと言えば生涯賃金分の元本があれば、もう平均サラリーマン以上の贅沢な生活が出来る。

何もしなくてもです。

しかも定年時の65歳までではなく元本を使っていなければ理論上永遠に続くということ。

FIRE民からよく聞きませんか?

「今は好相場からかもしれないが、想像していたよりも全然資産が減らない」って。

昨今の相場なら無職でも資産が増えている人間の方が多いはず。

だから一代にして億万長者になった人間は、資本家(企業オーナー)になれ。

代々資産を受け継ぐ人間は投資家になれと言う訳です。
一日でも早く元本を増やして、5000万円を超えると明らかに増加スピードが変わるというのはこう言うこと。(最近の好相場だと3000万円でも実感できる)

労働で稼ぐよりも明らかに資産増加スピードを実感しやすい。

だって年収中央値よりも稼いでくるから。

といった感じなんでしょうね。

実際私も昨今の好相場のおかげで資産の増加を実感できます。

★まずはアッパーマス層を目指せ!!★

3000万円なんて無理!!(アッパーマス層)

5000万円なんか無理!!(準富裕層)

という人は無理なんでしょうね。
何としても3000万円にするという人は必ず出来る。

理屈ではありません、そんなもんです。

収入が多い少ないなんて関係ないです。

実際、私も資産増加ペースが速くなったのは年収が激減してからですから(苦笑)

途中から【R>G】を実感し始めますから!!

ちなみに私も給料からの積立金額を除いても、過去5年間の平均は明らかに年収以上に増えています。(ほとんど増えなかった2022年の軟調の年を含めた5年間の平均でもです)

★資産を市場に預ければインフレも別に大した問題ではない?★

最後にFIRE系のブログや動画のコメントで必ず見る、

「インフレ禍の現在では5000万円では足りない」

「準富裕層の基準を5000万円から8000万円あたりに上げろ」

とかの意見ですが、確かに昨今のインフレ禍では金額上少ないと私も思います。

物価も軒並み上がっていますからね。
ただそれはあくまでも資産を預貯金のみで保有した時のみと付け加えます。

株式投資や現物投資(金や不動産など)は基本的にはインフレと連動しやすいです。(ハイパーインフレを除く)※逆に言うと通貨の価値が減少しているとも言える。

なのでお金を働かせている状態でのインフレ禍は逆に資産はより増えやすいので、別に大きな問題は無いです。

平均すると物価上昇分よりも資本収益率が基本的には上回ります。

ここでも再登場、r>gです(笑)

逆にデフレ(不景気)になれば物価と同様、株価も下がる。※逆に通貨の価値が上がるともとれます。

余剰資金で次の成長へ投資し、さらなる増加を目指す。

そして回復局面でより格差が大きくなっていく・・・。

投資で有名な言葉「稲妻が輝く瞬間に居合わせる」ためにです。

最近ではコロナショックやリーマンショックがいい例です。

この時に売却せずにさらに淡々と買い増した人はさらに資産が拡大する。

そして気が付けばもう手の届かないところにいってしまう・・・。

悲しいけどこれがr>gですな。


セミリタイアブログ村
セミリタイアブログ村に戻りたい人はこちらです。 にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村
スポンサーリンク
w広告画面下左




w広告画面下左




コメント

  1. 黒田順之助 より:

    R>Gは投資家なら理解出来るが自営含む労働者には目先の日銭と言う非常に強い誘惑が在る様で中々理解し難い様です。
    自営の知人も投資をしているが1千万円近く銀行口座に死蔵してる。
    大金持ちでは無く資産の8割が貯金です。
    そして100万円位の種銭をFXのデイトレで廻して気が滅入ると言ってる。当たり前ですわ…
    1日で数万円熔かし1日働いたら補填出来るとか
    逆に5分で労働1日分儲かったと言うのです。
    権利収入と労働収入を混同してる…
    ソレを指摘したら解ってると言うが解ってないですね。

    有金全部を投資にブチ込んで1日で1ヶ月分の労働収入くらい増減したらR>Gが解ると思うけど
    其処まで出来ない様です。
    金が無くて出来ないのでは無く
    在るけど怖くて出来ない。
    自分の判断を其処まで信用できないと言う事です。

    この辺が「器」と言う物かも…
    投資は難しいですね。

    • あー君 より:

      >黒田様
      返事を書こうとしたら家のパソコンが急に潰れてしまいました。
      また一からセッティングしないといけないです。

      どうも私は権利収入のことを不労所得と言ってしまう癖があります(苦笑)
      私も器は小さいですが、知識(勉強)と経験で時間をかけて慣らしていくしか無いんでしょうね。
      私も投資初期はもう怖くて毎日の数万円で一喜一憂していました。
      その繰り返しを続けるしかないのかも?
      今ではそこまで心が揺さぶられることがなくなりました。
      これも経験。
      そしてそういうこともあるという納得させるだけの知識。(理論とも言うかも)

  2. df より:

    5000万円・・・ではなく50万ドルがいまだと7500万円なんで
    準富裕層は8000万円だと言ってる人はそのあたりを加味してなのかもしれませんね
    まぁキリよく5000万のままでもいいと思いますけどね
    金持ちも増えてますが、貧乏な人もめちゃくちゃ増えてますんでそういうのも加味すると

    • あー君 より:

      >df様
      コメントありがとうございます。
      なるほど、確かにドル換算でいくと今と少し前では感覚が全く違いそうですね。
      格差は今後も広がり続ける一方でしょうね。
      どちら側に行くのかは自分でその事実を知り、行動する努力次第となりそうです。