FIRE出来るラインと聞かれたら?


まいど、あーくんです。

10年ほど前まではFIREなんて言葉はもちろん、リタイアやセミリタイアですらあまり聞きなれませんでした。

リタイア組なんて会社を売却したレベルの大金持ちくらいなもんです。

私も10年以上前ではそんなことを考えもしませんでした。

本当に最近は「FIRE」は結構市民権を得てきたなと感じています。

数ある人生の選択肢のひとつとなりつつある。

以前よりかは目に通す回数は減りましたが、私もFIRE(リタイア)を目指していた人間としてはこの手の話はよく目に通すようにしています。

この手の記事でよく聞くコメントは、

「(FIREするうえで)5000万円でなんて無理」

「1億無いと」

「3億無いと」

という意見が必ずと言っていいほど目にします。

私の意見では合っているとも言えるし、間違っているとも言える。

私は想定する年間生活費とFIREを開始する年齢で必要金額に大きく差が出るので何とも言えません。

特に開始する年齢が重要。

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★一般的なFIREライン★

まずはよく言われているFIREが出来るであろう一般ラインからです。

これが模範解答。

これは4%ルールと言われているものです。

トリニティスタディ(Trinity Study)は、退職後の資産運用に関する研究で、特に「4%ルール」で知られています。このルールは、毎年資産の4%を取り崩しても、30年間資産が枯渇しない確率が非常に高いというものです

具体的には、以下のような内容です:

    • 4%ルール:毎年、初期資産の4%を引き出して生活費に充てる。
    • ポートフォリオの構成:株式75%、債券25%が最適とされています。

成功率:このルールに従うと、98%の確率で30年間資産が枯渇しないとされています。

この研究は、アメリカのトリニティ大学の教授たちによって行われ、1926年から1995年までのデータを基にしています。

これに当てはめて見ると、

①定率切り崩しとは

定率切り崩し法とは、金融資産を一定の利率で切り崩す方法。

4%切り崩しなら、

定率切り崩しだと金融資産5000万円の人は、200万円の切り崩し。

次の年に4500万円だったら180万円の切り崩し。

逆に資産5500万円だったら220万円の切り崩し。

そうすることで30年間98%の確率で資産が枯渇しない。

逆に増える可能性も大きい。

FIREした時に資産が枯渇しづらいのは圧倒的にこちらの方法らしいです。

②定額切り崩しとは

私がやろうと思っているのは定額切り崩し。

FIREをした時点の金融資産から一定額切り崩していこうというもの。

同じく4%で切り崩すなら、

想定生活費が年間200万円の人は、約5000万円が必要となり、

生活費が年間300万円の人は、約7500万円が必要となり、

生活費が年間500万円の人は、約12500万円が必要となる計算です。

ちなみに3億円が必要と思っている人は、約1200万円/年の生活費まで大丈夫ということになる。

定額切り崩しの方が生活の安定感が出るのはメリットですが、定率式よりも若干リスクが高いです。

長期にわたる株価下落に直面したら、資産が枯渇する可能性があります。

FIREをする上で必要金額が数億円を必要とする人は、おそらく資産運用はほとんどしないで現金からの切り崩しのみを想定している人が多いはず。

それとかなり年齢が低いことが考えられます。

あと年金も考慮していません。

ただし20歳・30歳代でFIREを目指すなら、ほぼ国民年金のみの支給の想定となるのであながち間違いではないかな?

私の場合はこの理論を全信用していませんので、最高でも3%ルールくらいにとどめています。

現金比率が高めなのもその理由のひとつ。

定額切り崩しと現金切り崩しのミックスです。

★年齢が上がるほどにハードルはグングン下がる★

年間の生活費を考慮し、4%ルールを軸にした目標金額をまず設定します。(私の場合は最低でも3%設定)

まずはこれ。

そしてそこから現年齢を考慮していきます。

例にすると、

生活費が360万円の場合は、

通常の4%ルールでは、約9000万円が必要となる計算。

しかしこのルールをまんま適用すると、60歳であろうと20歳であろうと生活費が同じだったらどちらも9000万円が必要となります。

それで納得できますか?

出来ませんよね。

60歳の人はあと5年で年金生活に突入します。

しかも国民年金のみなら20歳の人と支給条件は同じだが、早期退職といえども厚生年金を掛けていた場合は結構な金額になります。

現役時代の平均給与水準によりますが、そこそこの支給金額になります。

そう考えると全く資産運用していなくても5年間の生活費と高い年金と余裕資金2000万円(一応)で充分に対応できます。

5年間×360万円/年=1800万円

平均年金支給額は約18万円と嫁さんの国民年金と余裕資金2000万円。

合計3800万円と年金。

それ以下でも充分ですがかなり余裕をもって見積もっています。(夫婦での65歳以降の生活費は全国平均27万円で計算)

人間70歳・80歳を超えると多くの人が物欲・食欲が衰えてきますので、現役時代30万円/月で生活出来ていた人は確実にそれよりも少なくなります。

現にデータ上では65歳からの平均生活費は約27万円/月らしいです。(ちなみに独身だと16万円くらいです)

心配な医療費も私の母も月に数回通っていますが、マジで少ない。国民皆保険おそるべしです。

金額ベースだけで言うと正直年齢を負うごとにグングンハードルは下がっていきます。

だって一年、歳を重ねるとその時に必要だった生活費が要らなくなる。

ついでに積立も続けていたらプラスアルファで資産も増えている。

なので一年延期するごとにグングンハードルが下がっていくのは確実です。

★私の場合はミックス切り崩し★

最後に私の場合は、ミックス切り崩しをしようと考えています。

先ほども述べましたように定額切り崩しには変わりはありませんが、運用資産からの切り崩しと現金からの切り崩しのミックスとなります。

単純に運用資産が不景気などにより目減りしている時は生活防衛資金からの切り崩しと配当再投資。

逆に運用資産が膨らんでいる時は通常通り運用資産から切り崩しです。

数年に一度はリバランスを行います。

65歳までは運用資産70対現金30。

年金が入る65歳以降は、徐々に現金比率を上げていきます。

最終的には逆の30対70以上にしていく予定です。

高齢になると決断力・判断力も鈍くなると思いますので、現金比率をグングン上げていく予定です。

★要はバランス・分散を★

FIRE関連記事の中でのコメントでよくインフレの考慮が必要と書いてあります。

だから今後は何億円も必要となると言う意見です。

確かに現金のみの保有だとその可能性は大いにあります。

しかしそこまで心配する必要は無いかと思います。(現時点ですが)

分散投資をしていればこれらのことはほとんど解決しているからです。

私の言う分散投資とは、株式分散・債券分散・金・BTC・現金(外貨も含む)・不動産(住み家も含む)のことです。

まあでもこれをしておけば完璧というものはありませんので、各自すっきりする方法を試すのが良いかと思います。

ただし時間を費やせば資産はまだまだ増える可能性がある。

かと言って自分はどんどん年老いて、やりたいことも出来なくなってくるという後悔。

逆にやりたいこと優先しすぎて、歳負うごとにお金の心配が増えていく可能性もある。

結局は残された時間とお金のバランスをどう取るのかが大事かと。


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コメント

  1. 黒田順之介 より:

    投資家サークルで2桁億円の資産持ちに会う事も珍しく無いのですが
    特段、彼等が豪遊しまくりと言う風にも見えないし
    逆に凄く締まった体をして居るのです。
    そして話すとヤッパリ思想もストイックで金が湧いて来るから好きなだけ使う。
    なんて言う人は絶無です。
    彼等レベルに成れば権利収入で年収数億だし浮世離れした事ばかり出来る筈ですが
    ムチャクチャ身体も鍛えてるし凄く金銭にもシビアです。
    ケチでは無くて金の出入りを徹底的に把握しようとしている。
    金が有るからドンブリ勘定なんて在り得ない。
    正に「全てに於いて経営」とヒシヒシと伝わって来る。
    彼等を見ていると別に幾ら金が有ろうが関係無い様な気すらして来る。
    彼等は金が無くなっても金を紡ぐ知識が在り
    ソレ故に金に執着せず大胆に投資して大胆に稼げるのだと思います。

    金・金…と言うのは貧民か小金持ちだけかも知れないですね(苦笑)

    • あー君 より:

      >黒田様
      いつもありがとうございます。
      確かにうちの周りの多分資産を持っているだろうなという人たちは本当に自然体なんですよね。
      大きく見せないというべきか。
      ぱっと見、全然分からない人が多い。(話すと言葉の端々に「お金持ち」が分かる感じ)
      武の達人と同じく、どの世界も極めている人は極めて自然体。
      面白いですね。
      投資家は特に多いような気がしますね。
      もうお金があろうが無かろうが一流の起業家と同じでゼロからでも生み出す能力を備わっている感じでしょうね。