社会のからくりが見えると「FIRE」がひとつの選択肢となる


まいど、あーくんです。

一応このブログはFIRE系なので、何でもFIREに結び付けて話すようにしています(笑)

それで今回はこの話を使ってFIRE視点で掘り下げて話したいと思います。

まずは下記の文章を読んでみてください。

愚か者や怠け者は、差別と不公平に苦しむ。賢いものや努力をしたものは、色々な特権を得て、豊かな人生を送ることが出来る。それが、社会というものです。

あなたたちは、この世で人も羨むような幸せな暮らしをできる人が、何%いるか知ってる?

たったの6%よ。

この国では100人のうち6人しか幸せになれないの。

このクラスには24人の児童がいます。ということは、この中で将来幸せになれるのは、一人か二人だけなんです。残りの94%は毎日毎日不満を言いながら暮らしていくしかないんです。

いい加減、目覚めなさい。

日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。

そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?

今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。

世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、
戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。

これは私が好きな女優さんである天海祐希さん主演の2005年放送のドラマ「女王の教室」のワンシーンのセリフです。

今じゃ地上波で再放送が出来ないドラマって言われていますね。(今見ると結構発言が過激らしいがそうなのかな?おじさんにはよく分からない)

ただこのセリフって現在にも通じる不変な社会の構図って感じで私は好きですね。

この世の仕組みを何となくでもいいから気が付いて、それに対して色々と考えてみると見えてくる世界が違ってくる。

「私の場合はFIREをするにはどうすれば良いのか?」を考えはじめ、そこから資産運用から税金、節約、などなどお金に関することや人生の考え方を知ることで経済的自立を考えるようになりました。

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★「女王の教室」のワンシーンをFIRE視点で考察する★

この台詞ってこの世の仕組みをギュっとしていると思いませんか?

私はそう思いました。

なのでこの台詞をFIRE視点で深読みしていきたいと思います。

①愚か者や怠け者は、差別と不公平に苦しむ。賢いものや努力をしたものは、色々な特権を得て、豊かな人生を送ることが出来る。それが、社会というものです。

よくテレビやネットでも政治や社会への不平不満がこれでもかと出てきます。

やれ「年金だけでは暮らせない」

やれ「物価が上がって生活が苦しい」

やれ「給料が全く上がらない」

やれ「増税ラッシュで手取り額が減っていく」

やれ「政治が悪い」

等々・・・。

まあ言っていることは分かります。

その通りだと思います。

私も実感していますからね(苦笑)

ただ文句を言うだけでは解決しない、それに対してどんな対策をしてきたのか?

年金だけでは生活が難しいのなら、副収入確保なりそれに備えて貯金をしたり。(支給額は事前に分かる)

インフレ物価対策なら株式投資をはじめとしたインフレに強いと言われる様々な投資をしてみたり、

給料に不満があるなら、自己投資をして転職してみたり、副業にチャレンジしてみたり、

増税で厳しいのなら、個人事業主や法人となって税金のコントロールやふるさと納税・iDeCoなどで節税にチャレンジしてみたり、

様々な対策が可能です。

全てにチャレンジしてみて上記のセリフなら理解は出来ます。

日本はおかげさまで強制的な身分制度はありませんので自分が考え行動するだけで改善する可能性がまだ残されています。(将来は分かりませんが・・・)

②この世で人も羨むような幸せな暮らしをできる人が、何%いるか知ってる?たったの6%よ。この国では100人のうち6人しか幸せになれないの

この6%の出所がいまいちわからなかったので、ここからは私の推測です。

FIRE視点で見るとこの6%は、純金融資産ピラミッドで言う純富裕層ラインです。

よく見るこれです。

純富裕層だけで見ると全体の約6%の割合です。

純富裕層(5000万円以上)は全体の上位約8.75%にあたります。

上位の6%だと大体7000万円~8000万円あたりがラインかと推測されます。

この上位6%ラインって私が知る限り、結構絶妙なラインだと思います。

確かに私がよくFIREシミュレーションをする時にする最低ラインが7000万円~8000万円のライン。

※私の中で賢明なFIREブロガーの人が最短ラインで設定している人が多いような気がします。

ここの金融資産のラインがFIREをするうえでちょうど攻守のバランスがとれる投資が出来る最低ラインでした。(2人~3人で約30万円ちょっとの生活費を想定)

投資全振りのフルインベストメントだとリスクが高く、かといって現金保有のみだとFIREが難しいラインです。

攻めと守りがちょうどいいバランスの金融資産の最低ラインがここなのかな?

そんな感じがします。

これが上位6%の力!!

普通に生活を送ればFIRE出来る最低ラインだと私は見ています。

大事なのは上位6%であって金額ではないような気がします。

上記では現時点での上位6%の数字を使って具体的に考察しましたが、今後インフレが続けば上位6%はグングン金額が上がっていきますし、逆にデフレに陥れば上位6%の金額は下がっていきます。

要は絶対的な金額ではなくて、どちらの経済状態でも上位6%が特権的な制度を利用すれば目に見えて効果を実感できるラインなのではないかと?

③特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです

これはFIRE視点で言いますと、社会のカラクリ、税金のカラクリが少し分かれば対応可能かもしれません。

なぜ金持ちが自営業や法人を設立するか?

なぜ金持ちが投資をするか?

分かりやすい例で言うとなぜ売れてる芸能人が個人事務所を設立するのか?

それは単純に税金をコントロールしやすいこととこの世は「r>g」だからです。

サラリーマンとして普通に給料を貰うよりも手取り額が結構違う。

高給取りのサラリーマンなんて1か月の内の約半分は国の為に働きますからね(苦笑)

これは両方経験のある私は如実に実感しました。

同じように仕事で利益を出しても、手取り額が全く違うと言ってもいいくらいです。

税金のコントロールがしやすいうえに投資の伸び率が給料の伸び率に比べて常に上回ることを知っているから!!

これが「r>g」。

だから金持ちはより金持ちになっていく所以です。

あとFIRE視点で言うと給与所得がほとんどなくなるため、そもそも税金をほとんど払わない。

それは社会保険料も同じ。

同じ公共サービスを受けれるのに払う金額が全く違う。(支払いが少ないと年金支給額は減るが、コスパで言うとね・・・)

このカラクリにいかに早く気づくかどうか?

私はFIREを目指している途中で徐々に気がつき始めました。

★FIREとはまさに奴隷からの解放?★

なぜ国や社会はこのカラクリを教えないのか?

それは、

「今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。

世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、
戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。」

に尽きるかもしれませんね。

あと気が付いたからと言って全員が行動に移すかと言うとそうでもない。

神制度である新NISAを活用している人間が意外と少ないのと同じ。

最後にFIREとは”Financial Independence, Retire Early”の略語です。

日本語だと「経済的自立と早期退職」という意味。

いくらお金を持っていても社会のカラクリやルールを理解しておかないといくらお金があっても足りません。

宝くじで大金を得ても数年で破産する。

搾取されるのみ。

あと心得がとても大事。

これが一番大事だと私は思います。

以前のブログでも書きましたが「足るを知る者は富む」を理解していかないと本当の裕福にはなれないのではないでしょうか?


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コメント

  1. 黒田順之助 より:

    圧倒的同意です。
    しかしFIを成すには組織から脱する必要が在る。
    そして日本は踊り場の無い階段社会だから誰もが躊躇する。
    だから「動く人は限られ動く人を支える社会」に成る訳ですね。
    でもコレは当然でリスクに見合う結果は会って当然です。
    コレを不公平と言うなら「貴方もリスクを選択すれば?」
    と言うだけですしね。
    貰う物はゲップでも貰うが出すのは屁でも惜しい。
    なんて話に成りませんよね。

    • あー君 より:

      >黒田様
      そうなんですよね。
      所得再分配で格差是正を行うのは当然の流れだと思うのですが、最近はリスクを取って勝ち取った人間からも何としてもむしり取る感じでなんか嫌ですね。
      これだと社会全体がリスクを取らない選択をするほうが無難と考えてしまう。
      これはかなり危険な兆候だと感じます。
      頭を使って社会のカラクリを発見してリスクを取ること自体が悪とされる社会を意図的につくりだしているような・・・(という陰謀論も好き)