記事【就職氷河期世代、死ぬまで踏み台】にされるのか?既に扉は閉じ・・・


まいど、マイナス思考のあーくんです(苦笑)

少し前の毎日新聞の記事ですが、就職氷河期世代は死ぬまで上下の世代の踏み台となるらしいです(苦笑)

私は初期の就職氷河期世代です。(今年で51歳)

定期昇給は一度も経験したことが無く、給料を上げる方法と言えば出世することのみ!!

出世しないと給料は一円も上がった記憶は無いです。

同世代の私の友人や仕事仲間も生活するために二足の草鞋を履く人間が最近特に多いです。※子供が一番お金が掛かる時期なので

私の場合は必死になって仕事をして、雇われですが運よく社長までいけた。

そうなるとようやく会社全体の給与の動きが良く分かるわけです。

そこで見たものは、

・・・

・・

絶望的な給与格差!!(所得格差)

まあ仕方が無いと言えばそれまですが、明らかに上の世代と下の世代と私の基本給が違うことに気が付きました。

社員同士や仕事仲間と言えど、「お前の給料なんぼ?」っていちいち聞きませんからね。

だから人事権を握った時点で、私は知りました。

もう基本給からして違いましたもん。

ただ私はこのことを比較的早めに気が付いたことが幸いしたのかもしれません。

そこから悩んだすえにFIREを目指すことになったわけです。

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★氷河期世代「死ぬまで踏み台」★

毎日新聞【氷河期世代「死ぬまで踏み台」若手だけ給与上昇、格差あらわに】という記事です。

ちなみにこちらになります。※現在冒頭文章のみ無料みたいです。

何も対策をしなければ、死ぬまで踏み台になる世代であるのは否めません。

上下の世代に常に自己責任を押し付けられる不運な世代。

「そんなことないだろ」と思うかもしれませんが、ただこれを見ると少し変わるかもです。

見てこれ!!

ただでさえ少ない給料がさらに減少中(笑)

結構直近の資料でもこれですもん。

もう笑うしかないわね(笑)

これで自己責任って言われてもね・・・。

正しい例なのかは分かりませんが、「発展途上国で先進国並みの給料が貰えないのは自分の能力のせいだ」と言われているのに等しい感じがします。

★【踏み台は】死ぬまで続くよどこまでも★

当時は就職活動時期から約10年間ちょっと(私で言う20歳~30歳ちょっと)までは正社員になることが一種のステータスの証。

給料が多い少ないなんて二の次です。

そして私の場合はですが給料を上げるには成果主義にて成績を上げ続け出世するしか道が無い。

しかも私の世代だけ成果主義が横行しているような?(笑)

当時も企業は社員を育てる余裕はなく、即戦力のみ。

まあ私の場合は出世した後に急激に馬鹿らしくなって少しベクトルを変えて、FIREを目指すことになりましたがね。

おかげさまで頑張れました。

【線路は続くよどこまでも】ではないが、就職氷河期世代はおそらく死ぬまで「踏み台」として使われる。

これだけは間違いないと思っています。

普通に頑張って残り約10年間、ここから劇的にこれまでのつじつま合わせで給料が改善されますか?

その後の年金が我々世代から増額されますか?

健康保険が手厚く保障されますか?

ありえないでしょ、そんなもん。

それこそ改善出来ないから「自己責任」を押し付けられる。

「あなたの生活が苦しいのは、自分の努力が足りないからだ」で終わる。

★私の歴史を見れば想像つくでしょ★

私は初期型の氷河期世代です。(現在51歳)

やっと就職したあともしばらくは氷河期が続きました。

大卒で初任給が額面で18万円くらいだったような。

手取りで16万円くらい。

そして残業代やら手当をいっぱいつけてやっと20万円前後くらいだった記憶があります。

私が最初に働いた会社は給料のわりにとにかく拘束時間が長すぎてしんどかった💦

そして驚くくらいにみんなやる気が無かった(苦笑)

なので働いて3年間くらいで店長にまで抜擢されました。

しかしその後は地獄すぎて精神的に無理だと思い、退職しました。(上の世代社員の陰口に耐えれなくなりました)

なので5年間ほど働いて、つい最近まで働いていた前会社に転職しました。

その時の初任給も同じくらい。(27歳で手取り16万円くらい)

正直、子供どころか結婚も当分無理って思いましたね。

拘束時間は前よりも格段に減りましたが、残業代は出ませんでした。

そしてなぜか私だけ感覚的に成果給みたいな感じ(苦笑)

私以降は再雇用は10年近くしませんでしたので、私が一番下っ端で頑張りました。(定年した再就職組は何回かありました)

今思うとかなりハングリーでしたね(笑)

上の社員のほとんどがまあ仕事が出来なくて・・・(苦笑)

給料が私より高いのに仕事が出来ないので、ムカついて自分で期限を決めて全員を営業成績で抜かしてやろうと決めて頑張りました。

私も若かったので全員叩き落そうと思っていました。

会社内もそうですが、ライバル会社に対してもそうです。(今思うと尖っていたな)

注文を取るか取られるかの競争でしたので、今考えると結構強引な方法もしたかと。

でもそれくらいしないと生き残れない厳しい時代でした。

うかうかすると逆にやられますし。

そして頑張った甲斐もあり、営業次長に。

しかしリーマンショックで苦戦することに。

少し給料も増えたこともあり、ここあたりから資産運用を始めました。(この時にようやく結婚に踏み込めました)

投資なんて始めてなんで最初はデイトレかスイングトレードが普通と思っていました。

しかも私は変わり種でFXが最初に始めた投資(投機?)。

でもリーマンショックで大損したのを今でも思い出します。

初期投資で300万円くらいを出して100万円ちょっと損を出した記憶があります。一部は損切りしました。※今ではこれくらい普通に上下しますが、当時は眠れませんでした。

端折りますがそんな頑張りもあって雇われですが社長へ。(小さな会社だから出来ただけです)

その時が私の人生で一番給料を貰っていた時期です。(そんなに長くは続きませんでしたがね)

その後も頑張りましたが、私の勤め先の業界がグングンと斜陽産業となりつつありましたので将来に不安を抱き方向転換。

その時にたまたまFIREブログを見つけ、その後の目標となります。(当時はFIREという概念はありません。リタイア・セミリタイアくらい)

当時40歳手前。※今より約10年ちょっと前

就職氷河期世代、転職は考えませんでした。

給料が頭打ち、資産も増えない、60歳65歳まで今の仕事を続けられるのか不安・・・。

こりゃまずいぞ。

「早急に自己防衛の為の対策を打たないと」ということで毎度の如く、徹底した節約と資産運用、そして嫁さんの協力。

この3点セットで紆余曲折しながらなんとかここまで辿り着きました。

★就職氷河期世代は受け身だと非常に危険★

この経験で感じたことは、我々世代は真面目にコツコツと周り(上下の世代)と同じようにしていても差が開くばかりということです。

何となくみんなと同じように暮らすと苦しくなる一方になる可能性が高い。

最も格差のある世代と言ってもいいんじゃないでしょうか?

相手任せだと常に足元を見られちゃう。

苦労はしますがどこかで人一倍の事をしないと永遠に差が開いちゃう。

私はこの世代にしては運よく比較的早めに気が付いたのが幸いしたのかもしれません。

だから40歳代はリスクと取ってでも資産を増やすことにしか人生を費やしていません。

旅行や外食、車の買い替えなどほとんどした記憶がありません。

他人から見たら寂しい人生かもしれませんが、少ない給料でも老後を自力で何とかする、このクソみたいな社会からドロップするにはどこかを捨てないと・・・。(全部を得るなんてそんな余裕は私にはありませんでした)

私のような凡人な人間が達成するにはこれくらいしないと無理ですよ。

特に常にリストラ付きまとう不運な就職氷河期世代は・・・。

何度も言いますが国も企業も絶対に助けてくれません。

将来はより一層助けてくれないと思っていた方が自然です。

今の政治を見ていると完全に機能不全状態です。

どこが悪いのかが分かっていてもしがらみが強すぎて動けない状態です。

自分たちで作った法律や制度で動けない状態。

要はもう詰んでいる状態。

どんなに素晴らしい人が今後現れたとしても、それはもうスクラップ&ビルド(いったん壊して再構築)するしかもう手はない気がします。

スクラップする時は当然の如く、焼畑農業と同じく多くの犠牲が出るのが常です。

それが肥料となり次の成長の源泉となる・・・。

その時に一番、被害を被るのは・・・そうです私たち就職氷河期世代。

だから今のまま何もせず衰退しても地獄、再構築するにも地獄なんですよ。

引いても地獄・進んでも地獄。

だったらどうすべきか?

今一度真剣に考えた方が良いかもです。

以前に少しいいましたが、幕末とか戦前(昭和初期)と似たような環境になってきました。

我々世代は最後の旧世代側。

あとは想像すれば分かるかと思います。

そこで生き残るにはどうすればいいのか?

死ぬまで運命に抗い必死に抵抗し続けるか、いっそのことFIRE・サイドFIREを目指して少しでも生存競争から抜け出し今後の顛末を見届けるか・・・。

過去の歴史を見ても、近い将来に新時代が訪れたとしても、その時多くが60歳以上になる私たちの居場所はほとんど残されてない可能性が高いです。

だから少しでも早く自分が出来る対策を備えないとです。


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コメント

  1. 黒田順之介 より:

    踏み台や搾取対象と捉えるか試練の場だと捉えるかで
    自分の未来が変わりましたね。
    仰る通り「不明瞭な評価基準」で嫌々就労を続けると
    踏み台や搾取対象と言う自己評価に成り
    こんなモン馬鹿らしくて出来るか!と思い模索すると
    良くも悪くもドライな投資と言う世界も見えて来る。
    ただ、ドッチに適性が在るかは選択しないと解らないし
    両方とも大きく運が関与して来る。
    コレばっかりは本当に選択して見ないと解らないですね。
    でも殆どの人は現状維持に終始するでしょうね。
    未知で不確定な事を選択するのは怖いですしね。

    • あー君 より:

      >黒田様
      いつもコメントありがとうございます。
      4月に入りようやく仕事が落ち着きつつありますのでブログの頻度が少し上げれそうです。
      私の場合はですが、当時「不安感」と「停滞感」が強かったので方向転換しか選択肢が無かったというのが本音なところです。
      当時最初の頃は現状維持で様々なストレス解消法を色々と試したもんです。
      しかし何も解決しなかった。
      それは根本的な問題を野放しにしていると気が付いたからです。
      それは「お金(仕事)を根本とした将来への不安感」です。
      私の世代はずっと転職しても境遇は同じようなものだったので視点を変えて、資産運用をするということで解決を図るということに舵を切り、今に至ります。
      現在私の働いている業界は不況の真っただ中で明日すらどうなるか分かりません。
      今後どのような業界も不明瞭な時代に突入しそうです。
      未知ほど怖いものはありません。
      逃げずにひとつずつ解決するしか道はありませんね。