まいど、あーくんです
最近は私はFIRE直前もあってか、似たような環境の人たちと退職やリタイアについて話す機会が増えてきました。
私がそういった話題を結構ふるからでしょうがね。
残り何年でリタイアだとか、資産運用の話だとか、様々です。
先日、税理士との打ち合わせで仕事の話はそこそこに今後の業界についての話からその他の業界の話、そして最後はFIREの準備についてまで業務とは関係ない話におよび、盛り上がりました。
そこで感じたことは、
「仕事に不満があるが、どう問題を解決していき、そしてそれに向かって意外と行動に移していない」人が多いと感じることです。
もう流されっぱなし(笑)
行動に移していないということは、意外とそんなに不満や不安を感じていないのかなと私は思っています。
私はピーク時には精神を病むレベルくらいまで悩みましたからねwww
私は今より数十年前から働いている業界を知れば知るほど今後衰退していくことが見えてきたので自己防衛のため、今後も続く人生を模索してその解決策の一つで「FIRE」を目指し始めました。
そして途中で投げ出さないようにセミリタイアブログを始めて、今に至るまで資産を増やすことに特化して努力を続けました。(主に節約と資産運用です)※給料は業績不調のため、案の定・・・減った。
もくじ
★40歳前後アイデンティティがぐらつき始める★
特に40歳を超えると自ずとこれからの人生がより具体的に何となく見えてくるんですよね。
「死」を意識しだすといいますか。
30歳後半までは、まだ自分を信じて上を目指す向上心があり、成功しようがしまいが関係なく可能性に賭けて邁進していました。
しかし人生の折り返し地点を過ぎると微妙に心の変化が始まります。(アラフォークライシス)
これまで培ってきたアイデンティティがぐらつき始めます。
これから先どこまで出世できるかなどが良い例。
おそらく多くの人は40歳前後を境に何となく定年までの道のりが見えてくると思います。
そして多くの人が言う、「その後は惰性」だと・・・(苦笑)
「嘘やろ?」と思う人も多いかもしれませんが、納得する人も多いかと思います。
これが大多数の人の現実。
現に私の周りの年齢が近い人たちの多くはこんな感じです。
ある意味「丸くなる」っているのはそういうこと。
経験値からもありますが、良い意味でも悪い意味でも欲が無くなります。
定年までどう逃げ切るかの話ばっかり!!
★ジャンプするまでの経験・準備がその後の人生を左右する★
スポーツ競技に例えると、
スキージャンプに似ています。
30歳後半までがジャンプ台手前の助走で、40~50歳以降はジャンプした後(ジャンプ直後)です。
40歳以降は新たな経験よりも30歳代までに培った経験と知識で判断する場合がほとんど。
その貯蓄を切り崩しながら惰性で飛んでいく。
当然ですが、ジャンプ後も微調整などは大切です。
しかし基本は飛ぶまでの準備がとても大事。
ジャンプするまでの角度やスピード、姿勢、風など。
もっと言えば競技前の練習量・筋力・イメトレなどです。
私は40歳以降から急激に成長した人間は正直見たことがありません。
40歳以降に遅咲きで成功した人間は少なからず若い時に苦労した経験や知識を十分に活かしている。
そしてその片鱗が見え隠れしています。
遅咲きか早咲きかの違いなだけ。
結局はジャンプ台を飛ぶまでの道のりがとても大事ということ。
若い時の苦労は買ってもせよというのはこういう事なんだと思います。
私自身もこの「人生の折り返し地点」以降は少なくとも仕事に関してはこれまでの仕事経験貯蓄を切り崩して仕事をしていると思っています。
逆に言うと、よく10年以上もったなという感じです。
それは約40歳までの努力の裏返し。
もし若い時から逃げることばかり、楽することばかりを選択していたら間違いなく途中で墜落していました。
FIREをそもそも目指すことすら出来なかったかもしれません。
★一人や少人数は気楽だが必ず限界が来る。準備を!!★
私は前職が小さな会社の雇われ社長で現在はひとり社長です。
どちらも似たようなもので、小さな会社なのでほとんど一人で全てこなしています。
メリットは人間関係が楽なことと、自分の努力次第でそのまま自分に返ってくることです。(現在はね。過去の会社は違う)
しかしメリットだけではありません、デメリットもあります。
それは40歳以降、ジャンプした後、いつ着陸するかわからないこと。
要はこれまでの全ての経験・知識が底をつく時が明確にくるということ。
従業員が多い会社は若い世代を育てることによって(コーチに鞍替えすることにより)、持続、延長可能です。
しかし一人や小さな規模の会社の場合は少し勝手が違う。
それは成功も失敗も全部自分に返ってくると言うことです。
そして40歳以降も最前線の現場に立ち続けないといけない場合が多い。
当然世の中には60歳を超えても若い人間に負けない超人はゴロゴロいます。
しかし全体で見るとほんの一握り。
フリーランスでひとり社長という人も職種に寄りますが年齢を重ねるほどに限界が見えるはずです。
どうしても感覚がズレていく・・・。
50歳・60歳以降もずっと右肩上がりで最前線で仕事をすることが出来る人は一握りです。
なのでいつ来るか分からない「その時」に向けて準備が必要だと思います。
スポーツ選手ほど極端な環境変化ではありませんがセカンドライフ(セカンドステージ)を用意する必要があります。
私は40歳前後でそれが見えてきたんです。
怖くなって悩んで考えて、今の道(サイドFIREを目指す)を選択した。
私の場合はFIREを目指すことにより、不安定な残りの人生を逃げ切ること。
40歳以降の惰性ジャンプ時に次のステージの準備を始めること。
人生を逃げ切ることで儲けを度外視した仕事を行うこと。(ボランティアも含む)
★行動こそが自己実現への道★
私は人一倍、臆病で決断力の鈍い人間だと思っています。
しかしもう行動に移すしか選択肢がありませんでした。
目を背けることが出来ませんでした。
そうでないと今後の人生行き詰り、誰かに頼るジリ貧のギリギリ人生か、全く違う業種に転職して40歳からのイチからの再スタートしか無かった。
イチからの再スタートが悪いと言っているのではありません。
同業への転職ならまだしも、これまでの努力(経験値)の多くを無駄にするのが人一倍私は怖かったのだと思います。
※ちなみに同業への転職は斜陽産業ということもあり、どこも似たり寄ったりです。
だからFIREという道を選んだんだと思います。(40歳、新入社員でイチから頭を下げるのも嫌でしたし(笑))
人生は多種多様です。
人それぞれ進むべき答えは違います。
ただ視野を広く持っておくことはとても大事。
仕事だけの環境だと、自分でも気が付かないくらいに狭い視野になりがちです。
現に私もそうでした。
なので色々な人の生き方や選択肢はたとえ興味が無かったとしても知っておくべきです。
人生に行き詰った時に「横を見れば海ってこんなに広かったんだ」と思うはずです。
「木を見て森を見ず」ではないですが、世の中は意外と広い。
頑固な一貫性も大事ですが、流行りの波・風に乗るのも大切。
同じ実力(レベル)なら興味のある斜陽産業よりも波・風に乗っている業界で仕事をしたほうが良い結果が出る場合はただあります。
コメント
私は40歳以降から急激に成長した人間は正直見たことがありません。
これ凄く痛感します。
前職の社長がコレでした。若い時はドンドン新規開拓して
帰社するのも一番遅かった。社長未だ廻ってるのか?凄いな…
と言うのが常態化して居たけど45歳を超えてから驚くほど早く帰って来て
私が帰社した時には社長は既に帰宅して居て
アレ??社長もう上がりか??と言う事ばかりでした。
私の得意先は社長が引き継いだのですが
投資で今でも繋がりの有る前職顧客から雑談で
前職の話を聞いたりするが
「社長は何も情報を出さないし買う物が無い」と聞きます。
御用聞きのみで2分位しか居ないよ。と言われて驚きました。
顧客曰く毎月の請求が私が担当して居た時の20%位しか
無いらしく窓際社員の8割減とか無茶苦茶ですわ。
でも、惰性で働くと言うのは「そう言う物」なんでしょうねぇ。
経験が在るだけに「現状を鑑みてリアルな業界の今後・
自社で打開策の無さ・
特に零細企業が持つスケールメリットと言う選択の無さ」
が在ると思います。
当然だけど取引先から好条件を引っ張るには応分の購買力が問われます。
イチャモン吹っ掛けてサッパリ買わない。では話に成らない。
相手が折れる程に購買力が在るから相手も条件を飲む訳ですしね。
コレが零細企業は本当にキツイですね。
ソレで大手と同じ土俵で勝負なんて本当に隙間商売しか無い。
しかし以前ブログでも仰った様に本当に隙間が減って来てる。
分の悪い勝負ですわ。
>黒田様
いつもありがとうございます。
これまで頑張った分、逆に悟っちゃうと言うか、馬鹿馬鹿しくなると言いますか(笑)
「上を目指した先に何があるの?」って思ってくる。
人間は未来への希望があると今が大変でも頑張れる生き物。
仕事もそうだが、日本全体が疲弊しているのはそういうことなのかもしれませんね。
「頑張るメリットがどこにあるの?」と感じちゃっているのも大きいかも?