もう日本企業の優位性は何もない


まいど、あーくんです。

あ~もう仕事が嫌になってきた。

飽きた!もう完全に飽きたわ!!(笑)

どう無理やりにでも仕事を楽しくするのかは、近々の課題ですね。

そう言えばシャープも7年ぶりに黒字になったとニュースで言ってました。

復活素晴らしい。

逆に7年も赤字でよく会社が無くならなかったことが逆に凄いが!!

散々ネットで「鴻海に買収されたから、シャープの製品は不買運動すべし」「日本の技術が海外に流出する」とあっちこっちで目にしました。

今まで下に見ていたアジアの企業に次々と買収されていく、これがより現実になっていくと思います。

悲しいかな、時代の流れは止めようがないんでしょうね。

 ずっと過去の栄光から抜け出せないアパレル産業

ところで僕の働いている業界はアパレル関連の仕事をしています。

アパレル業界は90年以降はずっと不調です。

大量生産体制も日本から海外へ移り、販売体制もユニクロ方式の一貫体制からネット等の販売の多様化までありとあらゆる方法が乱立しています。

生産から販売まですべてが変わってしまったといってもいいと思います。

顧客の思考も。

しかし多くの企業はいまだに過去の成功体験でモノを語る場合が多いです。

違う業界でもそういうところが以外と多いのではないでしょうか?

日本の企業はどうも販売・営業が苦手な気がしてならないです。

どう効率的に販売するかより、営業は足で稼げみたいなことが多すぎます。

とにかく非効率です。

僕の会社にもあまりにもお金を産まない非効率なことが多いのでよく提言するのですが「周りはやっていないからダメ」が基本的な答えです。

会社で言うと、様々な引き出しを持っている営業マンと一つの道をひたすらに突き進む技術屋畑の人と比べると日本では後者の方が明らかに尊敬される風潮があるんですよね。

商売の極意は、いいものを創っておけば必ず売れるでは無くて、如何に顧客のニーズをつかんで反映していくかということだと思うんです。

まあ僕らのアパレル業界の視点で見るとすでに西欧はもちろんのことアジアの諸外国に対しても、売る技術も作る技術も既に抜かれていると感じています。

昔の帝国陸軍みたいに根性論みたいな話ばっかりなってきてます。

寝る間を惜しんで頑張り続ければ勝てるみたいな。

好きか嫌いかとか国の制度とかは置いといて、中国を例にしますが、完全に市場規模も設置している機械も完全に日本の機械より10年は先にいっています。

出張で工場見学に行くたびに設備が凄くてびっくりしてしまいます。

「こんなイチ会社がこんな設備を稼働してるんじゃ、そりゃ勝てんわ」って。

まあその中国も今度は他のアジアの地域に生産拠点を移していっていますが・・・。

僕らの業界は販売もモノづくりも軽視してしまい、目先の利益のみを追い求めてしまいました。

その為アパレル産業は、バブル以降の不景気で値段一辺倒に傾斜していきました。

その為国内の下請け工場を切り捨て、海外にバンバン投資をしていきました。

値段は落とすことに成功しましたがやはりそれは一時のこと、やはり10年20年の国内生産の空白はジワリと効いてきました。

国内に職人さんがいなくなりものづくりが簡単に出来なくなってしまいました。

なので海外が裕福になり工賃が上がってしまったら、倒産するかそれが嫌ならまた安い場所を探して移っていくの堂々巡り・・・。

海外生産は基本的に大量生産が基本です。

細かなニーズの対応は非常に難しい。

しかし日本の市場はネット販売が全盛を見るように値段と素早い納期と細かなニーズに対応しなければなりません。

「レクサスなどは台数が少なくても高級で細かいサービスが出来てるやん」と思うでしょうが、これはトヨタのバックボーン(大量生産をして海外に販路がある)があるからに他なりません。

他業種に色々と卸している社長さんにもよく話を聞きますが、衣料・靴・カバン・帽子などどれも同じような状況と言っています。

今後はおそらくは家族的に小さくやっていくか、海外の資本を取り入れて世界展開を視野に入れつつ細かなニーズに対応していくしかないと思っています。

今まで日本市場だけで十分やっていけました。それだけ日本は大きな市場だったのです、今までは・・・。

ちなみに今まで日本のアパレルブランド産業は海外で通用(成功)したことがほとんどありません。

  結論

日本の企業の優位性はもう無いです。

他のアジアの方が市場規模も生産規模も上をいっていると認識した方がいいです。

優位性はもう無いと認識した上で戦略を練らないと大変な目にあうと思います。

特に過去の成功例をたくさん持っている年配者の方は認識を変えるべきです。

他の業界はよく解りませんが、僕の業界の見識はこんな風に思っています。

ちなみに僕は、セミリタイアをする予定なのでちょっと他人事ですが(笑)。

感じるのは今後の超成熟社会(市場規模の縮小)の日本においては、大規模より小規模、団体より個人がどう考え動くかが重要視されるような気がします。

何の束縛も無いセミリタイア者が好きなように柔軟に商売を考えることが最強の時代になるかもしれないな。

最近の儲けている会社って一見何で儲けているか見えないところが多いしな。


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