まいど、あーくんです。
マジで良かった~。
いや、マジで良かったです。
何がって?
それはもう少しでFIRE(ドロップアウト)する予定だからです。
ギリギリですがなんとか逃げ切れそうだ!!
最近は我ながら珍しくめっちゃブログを更新しているでしょ?
もうFIREすると決めたからです。
仕事でもう足掻かない(笑)
もう諦めましたわ。
時代の流れには逆らえません。
これが斜陽産業に従事してしまった就職氷河期世代のなれの果てです。
正直私達の居場所はもうほとんど無いですね( ;∀;)
しがみつくのも何だか嫌ですし。
もくじ
★もうほとんどの中小企業が赤字決算の時代へ★
私は現在、アパレル関連でひとり社長(とパート付き)をしております。
正直言いますと一人でも食べていけるのがやっとのレベルまで収益が激減中です。
私の場合は実力が足りないのは否めませんが・・・(笑)
4月以降、私の業界では続々と決算結果が出ています。
上場している訳ではないので詳しい結果は分かりませんが、何社かの営業マンに聞いてみると「赤字」との事でした。
しかも大体が二期連続以上の赤字です。
驚きはありませんでした。
どちらかと言うと「やっぱりな」っていう感想です。
その中でも何とか踏ん張っている会社はほぼ二つに絞られます。
ひとつは完全に他業種開拓が上手くいっているところ。
それと大手企業とガッツリ商売しているところ。(いわゆる一本釣りみたいな)
成功会社はもう5割以上の売上が他業種に販売している状態らしい。
要はアパレルとは関係ない業界に販売して何とか生きながらえてる状態みたいです。
他業種販売で成功している会社は基本的に在庫が多い企業が不思議と多い。
もともと豊富な在庫・種類がウリなので商品をどうにかして回さないと維持できなくなるので販売網を広げる戦略に切り替えざるえない。
会社スタイルが各社違いますので、全部が全部、他業種へ行けるわけではありません。
小さな会社でド素人の畑違いの営業力で改革できるほど甘い世界ではありません。
在庫力や価格など何か大きなバックボーンを既に保有しておかないと。
そしてもうひとつは誰もが聞けば分かる大手企業に専門営業担当を付けてそこ専用の商品に特化している会社です。
まさに一本釣り!!
大手企業相手なので販売力が半端ありませんが、動かす金額も莫大なのでそれ相応の資金力を要します。(なので売上は大きいのにいつもお金がカツカツの所がマジで多い)
ちなみに私はひとり社長なので経費はそれほどかかりませんが、それでも今期は赤字になりそうです。
理由は二度のクレーム返品と一度の倒産不渡りを貰ったからです。(これまではこのようなことは十年に一回くらいのレベルでした)
それが無ければ余裕で黒字になる予定でした。
しかしダメでした(苦笑)
もう避けられない頻度のレベルまできています。
おそらく今後もこれまでにはない頻度で危機は幾度となく訪れるでしょう。
周りにはいつ倒産してもおかしくない企業がゴロゴロあります。
市場規模の減少に歯止めがかかりません。(厳密に言いますとマクロの市場規模は微減レベルです)
そうなってくると既存の超大手企業がシェアをほとんど握っていきます。(大手は大手同士で過酷なシェア獲得競争中)
もうおおよその勝敗は決まりつつあります。
大手企業に残りわずかなスキマを埋められた感じです。
私の町の店舗・隣町の店舗、ネット販売商品、もうどこに行っても同じ店・同じ商品ばかりです(苦笑)
★個人も企業も二極化へ★
これまでも勝ち組企業と負け組企業は当然ながらありました。
競争社会なので当然でしょう。
しかし昨今は少し様子が変わってきたように感じます。
それはM&A(企業買収)がめちゃくちゃ流行っているということ。(詐欺も横行しているので要注意です)
私の会社にさえ本当か嘘かわかりませんが、頻繁に電話が来ますもんね。
人口減少中で市場が縮小している成熟国である日本は今後、玉石混交とはならずに一部の企業だけが生き残る一人勝ちの世界になりそうです。
と言いますか、もう近いうちになります。
先ほども言いましたが地方都市の繁華街を見れば良く分かると思います。
一昔前と違い、何処に行っても同じ店しかありません(苦笑)
飲食店然り、小売店然り、どこに行ってもほぼ同じお店。(チェーン店)
私の業界の現在のトレンドは一部上場企業を筆頭に大手企業が比較的資産価値のある小さな会社を徹底的に買収していっています。(もの凄いペースですよ)
そしてグループ傘下にして基本的にはその中で生きる。
分かりやすく言うと「グループ企業のブロック経済化」と言えばいいでしょうか?
サプライチェーンを安定維持するために買収してグングンとグループを大きくしていき、その中でまわせるようにしていきます。
もう日本企業の繊維業界・アパレル関連業界は一部を除き力を失いつつあります。(カネボウ・ユニチカやレナウンなどかつては世界レベルの超大手でしたが今ではもう・・・)
時代の流れなのか、昨今業界の市場縮小が激しいので安定供給が難しくなってきています。
なので扱う商品が多い大手企業は安定供給を維持するため、自社でまわせるようにせざるを得ない。
これまでのようにリスク分散の為に在庫をなるべく軽減するため、外部に発注しているといつ止まるか分からない状態です。
数か月先の数字すら見えない状態。
数多あるグループ内に入れないともう競争力のある商売にすらならないということです。
これがもう現実になってきました。
発展途上国時代の戦後日本を知っている超ベテランの人たちは、「なんだか昔に戻ってきたな」と言っています。
しかし現在置かれている状況が当時と全く違うのは一目瞭然です。
●そのため海外にサプライチェーンを再構築するもの。(今後どれだけ円安になろうとも日本で安定供給出来ないため)
●国内で供給網を確保するため、囲い込みをするため買収を徹底するもの。
●そして最後に資金力も競争力も無く残されたもの。
私も含め、ほとんどの企業が最後の「残されたもの」に当てはまります。(多分9割以上の会社が当てはまります)
小さな会社がもう努力やアイデアで何とかなる時代は終焉となりつつあります。
それでも生き残る方法はまだありますが・・・私はFIREを選択して逃げ切る作戦に変更したので責任の無い好き勝手なことは言えません(あくまでも空論で実践していませんしね)
現在は大手企業の販売網にすらほとんどの企業が入れなくなってきました。
傘下(子会社)にならない限り、もうまともな売り上げすら作れない状態。
マジで末期症状。
不景気とはまた次元が違う新しい時代に突入です。
存続すら許されない淘汰の時代です。
ただし個人事業主レベルの経営規模ならなんとかなるかな?
市場はこれからまだまだ価格が上がっていきますよ。
国内市場が今後、独占企業がグングン幅を効かせていきます。
コストプッシュインフレ時代の恐ろしい側面ですな。
どの斜陽産業も寡占化されるのはいつの時代も同じです。
新しい息吹が生まれませんからね。
既存の大きなものが小さなものを食いつくす。(弱肉強食)
気持ちいいくらいの完全なる二極化時代の到来です。
★個人資産の二極化と同じ構図★
個人の二極化と構図は同じ。
先日のブログで【2023年度の純金融資産ピラミッド】について感想を語りました。
その時のブログがこちら、
感想としては年々格差が開いている。
好不況関係なく格差が開いていきます。
不景気の時は普通はみんなが相応に貧乏になっていくと思うでしょ?
違うんです。
一瞬は資産が大きく減少します。
しかしこの世の中は好不況関係なく資産があるものはグングン資産が増加していき、
資産の無い者は永遠に貧しいまま。
インフレ・デフレ・スタグフレーション、好景気・不景気関係なく格差がどんどん開いていく・・・。
そして階層が生まれ固定化していきます。
現に成熟国は既にそうなっている。
新陳代謝が激しい米国でもそうなりつつある。
例外なく日本も同じ道を辿っています。
昨今売上が厳しい百貨店業界が良い例です。
現在の売上の主流はインバウンド客となんと外商客。
固定化された富裕層が売り上げの根幹を握っている。
この二つの売上が絶対数少ない地方はどんどん閉店が進んでいく。
上のピラミッド図のように、このたった二年間で準富裕層以上は増加してより金持ちになり、逆にマス層も同時に増加しています。
極端な二極化!!
今回、真ん中の中間層(アッパーマス層)だけが激減する不思議な現象。
私は今回アッパーマス層が極端に二極化した要因は、インフレに強い資産を有していたか否かだと思っています。(アッパーマス層は貯蓄のみでも到達できるライン)
なかなか給料が上がらないなか、ほとんどの人が増税・物価高騰で四苦八苦してるのに、同じ環境下で生活しているのに富裕層たちはグングンと資産を増やしていく・・・。
冒頭に書きました企業も同じです。
衰退化が始まると、新しい息吹が生まれないので二極化が始まる。
大企業を筆頭としてグループ会社と家族経営クラスの零細企業の二極化が顕著化していきます。
中間層である中小企業クラスは今後はグループ傘下になるか事業縮小するかどちらかに行かざるえないでしょう。
もう中途半端な規模で独立独歩では生存は難しいと考えられます。(あくまでも衰退化が始まっている成熟産業です)
★対策はまずは「自分」が生き残ること★
私は過去に何度も書きましたが、数十年前からこうなることは何となく予見していました。
だから不安感マックスになり、最初は比較的まだハードルの低いサイドFIREを目指したと言う訳です。
(予想だにしなかった)コロナショックで世の中の流れが一気に加速した感じです。
私は不安感を少しでも払しょくするためにまずは自己防衛から始めました(笑)
サイドFIREなら純金融資産が最低レベルで2000万円~、そして約3000万円以上あれば何とか時間給アルバイトなどの軽い労働でもイケると思ったからです。
そして当時これなら10年間くらい頑張れば何とか到達できると思ったからです。(コツコツ努力で到達できる再現性の高い防衛策だと今でも思っています)
ところがどっこい、【2023年度の純金融資産ピラミッド】と同じで当時の時の運も大きいですが、一気に資産が爆増し始めて準富裕層ラインに到達出来ました。
目指し始めた当時は考えもしなかった資産額です。
目指し始めたころは資産2000万円が神の領域くらいに思っていましたからね💦
当時そこから少し調子に乗ってしまい、2000万円前後を数年間行ったり来たりしてしまいました(苦笑)
アッパーマスから準富裕層に到達するまで3年もかからなかったと思います。(3000万円いくまでに10年近くかかったのに・・・)
資産が勝手に加速していくのを体験出来ました。
【まとめ】最後に対策としては、
個人としてはまずは自分なりのセーフティネットをちゃんと作っておくこと。
私の場合は家族がしばらく誰にも頼らず生きていけるだけの資産を保有することから始めました。
そこから欲が出始めてグングンと増やして、「人生逃げ切りを目指す」みたいな。
それとやはり勉強ですかね。
欲を言えば現在埋もれている感がある人は特に違う世界の興味のある事の知るのが良いかもです。
日本人は【背水の陣】を美徳にしている節があります。
負け濃厚なのに何でも全突っ張りで大逆転人生を目指すのが大好き!!
けど派手さはないけど地道に策を練って前もって逃げ道をいくつも作っておくのも悪くないですよ。
会社としては、私は自分の業界しか知りませんので詳しくは言えませんが、小さな会社を経営している人、もしくはそこに従事している人は二足の草鞋を履くのを常態化させていくことでしょうか。
時間と金銭的な余裕があるうちにお金を掛けずに色々と試していくのが大事かと。
時間が無いというのなら、今の本業の比率を下げてでもやっておいた方が良いかもです。
本業が上手くいっているのならそもそもこんなブログ読みませんからね(笑)
私の仲の良い取引先の人はアルバイトですが、本業よりもそちらの方が忙しくて収入の柱になってきていると言ってました(笑)
ただバイトだから社会保障が皆無だから本業をしているみたいな感じらしい。
徐々に周りも本業だけではなく、色々と複数の収入減を模索している人が増えてきました。
まずは月5万円でもいいから目指すといいです。
大きいですよ、月5万円の副収入は!!
私の場合は不労所得(資産収入)にあこがれて、時間をかけて投資に特化していきました。(株式投資と不動産投資)
今では本業が散々なので、こいつらが本当に安定した良い仕事してくれてます(苦笑)
コメント
Xを見ていると投資で稼ぐより給料上がる程に頑張る方が効率的だと
言う意見を非常に良く見ますが給料なんて上がりますかね?
不明瞭な人事評価、転職して自身が適応できるか否か…
更に転職先で成果を発揮できるか否か…
不確定要素が多いのは投資と良い勝負だと思う。
まして、乗る電車を買えただけで搾取対象なのは変わらない。
どんな電車に乗ろうが日本の産業は衰退不可避。
大手企業でもリストラしてるのに…
じゃあ投資の方が…と思いきや米国株が上がった昨今40年は
金利が馬鹿安だったからで今の高金利だと今後に
昨今の40年間に比したリターンを求めるのは現実的では無い。
下手したら我々は最後の逃げ切り世代かも。
>黒田様
コメントありがとうございます。
確かに給与を上げるのは投資と同じで不確定要素が高いです。
ただ若い時は上を目指すくらいの夢をもって仕事をやった方が良いかもですね。
私のように途中でコスパが悪いと気が付く時がくるんでしょうが(笑)
ただ若い人は我々世代の時代と違い、(現時点では)給与が上がる土台がありますので、騙されたと思って自分の可能性を信じてその波に乗るのもアリかも。
だからと言ってインフレ値を上回る昇給が今後も続くのが難しいのは投資をしている人間は誰でも分かっている。
投資に関しては、私は米国株に関しては少なくとも今後数十年間は懐疑的です。
20年後30年後の超長期で考えると仕込み時期なのかもしれませんが、(少なくても今後10年)50歳を過ぎた私は過度な米国株依存は要注意かなと・・・。
現物・債券・米国以外の株式を上手く混ぜるのが必要な時期なのかも?
これまでの値上がり(キャピタルゲイン)の享受がしばらくは無い覚悟と対策が必要だと考えています。
ただ資産的には何とかギリギリ逃げ切れそうなので、もうそこまで攻める必要は無いですね。
要らない欲をかくと良いことなんてひとつもない世代でしたので・・・そこそこで(苦笑)