まいど、あーくんです。
ところで連日ビートたけし氏の報道が賑わっていますね。
真相(深層)は「本人のみぞ知る」ところなんでしょうが、ビートたけし氏と違い私のような下衆な人間の見解ではこう考えちゃいました。
私と同じレベルで考えるのはおこがましいですが、私は会社組織という視点で考えると何となく納得しちゃいます。
もくじ
会社への実権が無いのがすべて
それは、題名の通り「社員全員の動きが解る規模の中小の会社で誰かが露骨なぶら下がりをやると会社全体の士気が落ち、大きなダメージを喰う恐れがある」と言うことです。
報道されるまで全く知らなかったのですが、オフィス北野の代表者はビートたけし氏ではありませんでした。
一般の会社で言うビートたけし氏は名前だけを使われている「雇われ社長」のような状態でした。
通常は上場していない会社でも株式会社は株式を発行して所有しています。
もちろん多くは所有しているのは経営者本人であったり、身内の者であったりするのがほとんどです。
第三者が保有するのは稀です。
今回の報道ではどこまでが真実かは疑問ですが、ビートたけし氏が知らない間に現会社社長が筆頭株主になっていたことから話がこじれたとの報道があります。
ビートたけし氏はその株式をどの程度かはわからないが会社の議決権を行使できるほどの株式を持ち合わせていない為どうすることも出来ず退職する道を選んだんだと思います。
以前より仕事量や報酬などが本人にとって割に合わないと思っていたところで、追い打ちで会社の実権も無い状態ということがわかり、所属し続ける意味が無いと考えるようになり退社したというところでしょうか?
モチベーションを維持させるには細心の注意が必要
私はこれで限界に達してしまった
私はそこまで仕事がすこぶる出来るわけではありませんでしたが、私の会社(一般の会社)で言うと(何度も言いますが本当に比べるのはおこがましいですが)、会社全体の売り上げは私個人の売り上げで常に7割近く売っているのに給料は全体の約2割から3割程度しか支給されない。
私個人の売り上げ(利益)でほとんどの人間が飯を食っているのにそれを当たりまえのように捉えられているようになってしまった。
代表者として事業戦略で本当にやりたいこともせず利益優先でずっと我慢をして仕事を頑張ってきたけど一向に改善される気配はない。
危機感の無いみんなを支え続けるのも精神的にしんどくなってきた。
能力は無くても現場で一生懸命頑張っている社員を食わしていくのは社長としての責務かもしれないが、何もしないオーナーや見たこともない親族を楽にさせる為ではない。
本人も含め、頑張った者が報われないのなら仕事を続ける意味が無い。
将来が見えなくなりモチベーションを保てなくなり、私はそれで社長を降りました。
モチベーションを保たせるための対処法
こういった場合の対処法としては、
- 結果を出している者に対してはきちんと平等に評価をし報酬を上げる
- 成果を出している者に対し、より責任を持たせるために役職を就けてやる気を出させる(プライドを傷つけない)
- 報酬も役職もどちらもアップがどうしても無理(やりたくない)な場合は、本人とマメなミーティングを続け何が不満なのか、どうすれば解決できるのかを常に話し合う必要がある
- 将来ビジョンをしっかりと見せ、着実に実行していく
経営者・オーナーはずっと現場で仕事をしている訳ではありません、他に色々とやる仕事があります。
その中で大事なのは会社の士気を上げ、気分よく社員を働かせることです。
ちょっとでも不穏な空気を感じたら対処する、それを察する能力が必要です。※すぐに補充が効かない中小企業の場合は特にです。
何も感じない、鈍感すぎる人間は気が付いた時には「時すでに遅し」の状態になる場合があります。
簡単にしてとても難しい作業です。
小さな会社は社員全員で頑張ることに意味がある
大企業と違い、小さな会社は社員一人一人の動きがよく解ります。
「一致団結して問題に取り組める」
これこそが一つ一つの歯車になる大企業と違い、個人の総合力で勝負する中小企業の強みです。
逆を言うと、ズルい一人が美味しいとこ取りを考えると一人当たりの負担が大きくなり、たちまち会社の士気が大きく下がりだします。
社員がそのような態度に出た場合、直ちに修正しないといけません。
その負担がオーナーの場合、オーナーとしてどうしても金は貰いたいが仕事はしたくないというのなら最悪極力会社に出社しない方が良いでしょう。
出社した時は演技でもいいので会社を鼓舞し、通常は出社しない。
もしくは何か深刻な問題がある場合にのみ迅速に解決に動くことが重要です。
こちらの方が会社全体の士気は落ちづらいでしょう。
会社に毎日出社するが、何もせず遊びに来るだけは避けた方がいいです。
そのような現場を社員たちはきっちりと見てますから。
毎日頑張って仕事をしている社員たちのモチベーションを下げるだけなのでオーナーも社員も何一つメリットが無いです。
仕事は遊び場ではありません、ライバル会社達としのぎを削ってシェアを取り合う弱肉強食の世界です。
欲をかいても良いことはない
上記は私の経験から言えることで、会社全体がこのように考えて行動しておけば「私もまだ第一線で仕事を続けていたのかな?」と考えています。
ビートたけし氏の話から始まってかなり脱線しましたが、社員を気分よく働かせるには本当に細心の注意を払っていかないと手痛いしっぺ返しを食らいます。
私のよく知っている会社もそう、どの会社もそうですが、出来る社員ほど不満が溜まりやすいのです。
オーナーと言う職種は、コップに溢れ出た利益を最後に貰うのが一番です。
経営者が欲をかいて、最初に貰って(ピンハネ)はいけません。
現場で汗をかかないぶん、株式投資と同じで最後に分け前を貰う覚悟でやらないと人はついてきません。
私も慢心せず、相手に敬意をもって接したいものです。
肝に銘じます。(私は精神的にしんどいのでしばらくは一人でやります)
コメント
会社の形体がよくわからないですが、売った人に給料を配分したのでは、造った人、研究した人、管理した人などは立つ瀬がないのではないですか?
でききさん:ありがとうございます。
説明不足だったですね。すみません。
確かに製造メーカーなどの会社だとでききさんの言う通りでその通りです。
ただ論点はそこではなく、どの部署で働こうともきちんと成果を出している人間をないがしろにする必ずひずみが起きますよと言うことを説明したかったのです。
私の会社が製造しない営業に特化した会社だったもので、それを例にだして余計解りづらくなるという・・・。
ちょっと解りにくかったですね(笑)