まいど、あーくんです。
先日のブログで少し愚痴りましたが、私は定期的にすべてが嫌になることがあります(苦笑)
そういった時は過去に何度も書いていますが、FIREが出来るかシミュレーションをします。
様々な想定でしつこく何度も!!
今回は今すぐFIREすればどうなるのかをシミュレーションしてみました。
もくじ
★今すぐセミリタイアは出来るが・・・★
まず初めに答えを言いますと、実は今すぐセミリタイアしても何とかなりそう。
取り敢えず、今辞めてもすぐに再就職しなくてはいけないという最悪の事態は避けることが出来そうです。
これだけでもまずはひと安心。
一般的な定義では、今すぐにでもセミリタイアは出来ます。
「だったら今すぐサイドFIREやれよ」と思う人もいるかもしれませんが、私にはサイドFIREするうえで自分に課した最低限のルールがあります。
それは、
・・・
・・
・
最悪でもギリギリFIRE出来るラインで、サイドFIREをするというルールです。(言っている意味分かりますか?)
要するにギリギリ働いても働かなくても一生涯、大丈夫な状態だということです。
完全FIREに片足突っ込んだ状態でサイドFIREしたいです。
仕事をしたら生活がより贅沢に、しかし嫌なら仕事しなくても大丈夫ということ。
なので現時点での年齢と金融資産だと、「サイドFIRE」は出来ても「ギリギリFIRE」だと資金がいずれ枯渇することを意味します。
現在の金融資産だと軽い労働(アルバイトなど)と軽い節約を加えた場合に限るということです。
極度の節約というわけではありませんが、食費や遊行費など少しずつ削る努力をしなければいけません。
それに加えて、65歳まで年間50万円くらいの労働が前提となります。※苦ではないがそれが前提となるのが私は嫌なんです。
今すぐサイドFIRE 設定例①※通常モード
- 逃げ切り計算機を使用
- 年齢50歳で退職
- 持ち家(家・マンションでも可)※ローン支払い済
- 金融資産7000万円
- 利回り1.8%(税金を引いた後)※全資産を株式投資にはまわしませんので全体で見ると我が家はこれくらいの利回りとなります。
- 生活費400万円/年
- 65歳以降の生活費は、全国平均の324万円/年(未来は分からないので平均で)
- 年金は16万円/月で想定(50歳以降は国民年金加入のみ。プラス将来減額の可能性アリを想定)※65歳~支給
- 85歳時点で約2000万円の残高(持ち家の場合は2000万円・賃貸の場合は3000万円)※老人ホーム・入院費代など
サイドFIRE突入年齢と金融資産以外の利回りや生活費や年金などはいつも私が設定している数字です。
現時点での金融資産でシミュレーションをしてみますと、85歳を待たずに資金がショート(枯渇)してしまいます。
今すぐセミリタイア 設定例②※少し節約した場合
ほぼ上記と同じ条件で、
- 年齢50歳
- 持ち家(家・マンション)
- 金融資産7000万円
- 利回り1.8%(税金を引いた後)
- 生活費300万円/年※少し節約・年間50万円労働
- 65歳以降の生活費は、全国平均の324万円/年
- 年金は同じく16万円/月
この条件で計算しますと85歳時点で約2000万円が残る計算となります。
現在の生活費から比較しても極端な節約ではありませんが、少し生活費を落とすことと軽い労働が前提で私が比較的安心できるラインにはなります。※安心ラインが人それぞれなので一概には言えません。
生活費を300万円/年に下げて、後は全く同じ設定でも85歳時点でも2000万円残る。
ただ心配性の私としては、「軽いとはいえ65歳まで労働が出来るのか?」
それと節約は苦ではありませんが、絶対に生活費を上げれない生活はストレスがかかるのがネックです。※これは私の価値観です。
なので現時点では、サイドFIREは出来なくはないがマイルールにはまだ届いていないということになります。
なので現時点では私はまだFIRE出来ないというのが答えです。
★FIRE突入年齢と金融資産★
【所得>年間生活費】が基本的に必須!!
30歳代や40歳前半でFIREを考える、ほとんど場合は、
所得>年間生活費
どのような所得であれ、収入が生活費を上回るようにする必要があります。※生活費が極端に少ない場合は除きます。
例えば生活費が300万円/年の場合は、年間300万円以上もしくはそれに近い収入が必要となります。
なので極端な話、金融資産が500万円だけでも不動産収入などで300万円/年以上あれば、問題ありません。
30歳~40歳前半にて若くしてFIREを目指している人は、株式投資などでの配当金目当てのみでの収入はかなりハードルが高くなります。不動産などのレバレッジ(お金を借りる)をかける投資のほうが向いています。
一般的な資産切り崩しでFIREを考えるならば、35歳で収入なしなら65歳までの切り崩しで最低でも9000万円。
そして老後の資金も加味すると老後資金2000万円と足して、合計1億1千万円近く必要となります。リスクを承知で全額を株式投資にぶっこむとしても、最低でも7500万円以上(4%想定)
これだけの額を若くして貯めるにはよっぽどのエリートでないと無理だと分かると思います。
なので若いかたは、基本的に金融所得>年間生活費を目指す必要があります。
★FIRE突入年齢で前提を覆ることが出来る!!★
唯一この前提を覆すことが出来るのは、FIREを開始する年齢でしょうね。
先延ばししすぎるとFIREの意味がなくなるでしょうが、開始時期をずらせばずらすほど、条件が楽になります。
上と同じ条件でもしも55歳からFIREだと、3000万円と老後の2000万円で合計5000万円。
金融所得>年間生活費の法則を守らなくてもFIRE出来ることになります。
なので自分の生活費を照らし合わせて事前に損益分岐点を決めておけば、後はそれ以上早く増やせそうならそこからマイナス何歳でFIRE可能。無理そうならプラス何歳でFIREすれば、安全性がかなり高いと思います。
我が家は51歳8000万円が損益分岐点
我が家のギリギリFIRE達成の答えは、
今すぐ1000万円を増やすことは出来ません(笑)ので、
- 51歳以降のFIRE開始
- 51歳以降に8000万円の金融資産(利回りは1.8%)
- 生活費は余裕を見て400万円/年
前提としてどれかが崩れても駄目です。
ただこの状況が揃うと様々なリスクシミュレーションをしてみても上記の生活費を守っている限り、資金が枯渇するリスクはほとんどないと分かりました。
例えば、年金支給までの残りの期間も考慮しても家賃上限に限度はありますが賃貸に引越しして生活費がその分上がっても、問題ありません。(持ち家を売るか貸すか必要)
しかも私はもっと細かく様々なリスク想定をしています。
利回りも長期の停滞期が来たり、生活防衛資金を多めに割り振った場合として全資産の利回りを全期間平均(低めに1.8%)で厳しめにだしています。
あとは住んでいる建物や不動産投資分の物件の老朽化による資産減少分を考慮にいれたり、
老朽化になる前に売却して引越しすることを考えてみたり、
将来の年金の減額だったりで、
個人に降りかかるリスクを想定しても大丈夫なのが、51歳以降8000万円でした。
プラスアルファ私の場合は、小遣いレベルですが不動産収入で最低限のリスクヘッジしています。(現在2件だけ)
不動産投資は今後は身軽にしておきたいので(よっぽどの物件でない限り)あまり増やす気はありません。
こちらもすべての経費を引いた実質利回りに且つ空室リスクを高めに30%で計算しています。(空室期間が3割を超えた時点で損切りしてでも売却します)
これにより不確定要素が多いFIRE生活を少しでも安心できるようにしています。
しかし、最初のシミュレーションでしたFIRE開始時期を数年ずらすだけでこれだけ残る資産が違いますので、所得>年間生活費にならない限り、何歳から「FIRE」に突入するかはとても重要です。