まいど、あーくんです。
あ~暇だ。
暇すぎる・・・。
暇すぎるのでちょっとだけ仕事をして後は良い天気だったので草むしりしてました。
私は今年4月から雇われ社長からフリーランス(個人事業主)として働いています。
一番の理由はお先が真っ暗だから!!
私はアパレル関連の仕事に従事していますが、今年に入って一段と売り上げが悪化しています。
毎年のように売上げは下がっていましたが、今年に入ってさらに急減速!!
しかもコロナ以降全く回復の兆しはありません。
もう多分、以前いた会社のように従業員を雇える余裕はありません。(前の会社は廃業手続き中です)
自分の飯を食うだけでもいっぱいいっぱいです。
私の能力不足なのかもしれませんが、私の取引先、しいては周りの同業者も含めて同じような状態。
かなり悪い。
私たちの業界の顧客ターゲットは、最終的には中間層の日本人向け商品です。
それが年々売り上げを落とし、下げ止まりません。
全く売れていません。
そりゃそうでしょ。
物価上昇と増税により日本人の家計負担が年間約10万円増らしいです。
しかも単年で終わりではなく上昇が数年続くという地獄模様!!
年間10万円以上を昇給している企業って日本全体のどれくらいの割合なのでしょうか?
少なくとも私の周りの数百社の中小企業では見ていません。
外食産業も建設業も小売業も一部の大手企業は除き、メイン顧客が日本人向けの商品はどの業界も厳しいと耳にします。※特に個人や中小企業
(業績が良いのは輸出業や値上げが容易い独占企業、そしてインバウンド関連業です。要は一部上場の大半の企業です。)
現在絶不調の業界は今後は顧客ターゲットを変更せざるを得ないと思います。
でないともうもちません。(私はセミリタイア者なので、アルバイトレベル稼げたら良いのですが気分は良くありません)
私は中小のアパレルメーカーや鞄製造業、そしてたまに靴製造業へ卸していますが、多くのメーカーのターゲットは先ほど言いましたように日本人向けです。
今後生き残るには、大幅な変更を迫られるでしょうね。
①インバウンド向け商品展開(海外旅行客向け商品)
②アメリカを軸にした輸出展開※これが一番かな
③趣味嗜好をメインにしたニッチな商品※数は出ませんが利益率が高い商品
これらあたりでしょうか?
正直、一般的な日本人向け商品(マス層)へ販売することがもう出来ません。
昨今の凄まじい原材料の値上げにより日本製だとこれまでの顧客ターゲットの価格帯で製造出来ません。
中間層は確実に低価格層へ多くは引っ越ししました(笑)
よく言われるのは「低価格が無理だったら付加価値の高い高級品を目指せよ」です。
言うのは簡単ですが、正直難しいと思います。
これはバブル崩壊後の30年に渡るデフレ局面で散々言われ、どの業界も目指しましたが、結果は・・・。
欧米品には勝てません。
日本メーカーなら、やはり輸出を軸に海外に認められ、逆輸入的な感じでないと難しいです。
国内だけのブランドで高級品で成功しているのは正直、私は知りません。※長期視点で見るとほとんど消えます。と言っても10年・20年レベルでもほとんど残りません。
以前いた会社の会長や顧客の会長クラスの方に昔の話をよく聞かされます(苦笑)
私は全く想像出来ませんでしたが、1970年代くらいまで結構、服もカバンも靴も輸出していたと言うのです。
日本の変動相場制への移行少しまで、海外輸出が基本路線だったみたい。
もしくは日本人も給料が少ないながら消費旺盛だったので低価格路線がメインだった。
現在実質実効為替レートは約50年ぶりの安値圏らしい。
私はこの辺は専門家ではないので詳しくは分かりませんが、要は円の価値が1970年レベルだと言うこと?
単純には比較できませんが、
私は1970年代生まれの初期の就職氷河期世代。
小学校から高校くらいまではバブル経済だった。
しかしバブルが始まる前の幼少期頃は外食も高いイメージだったし、牛肉なんてほとんど食べたことが無かった。
高かったからね。
戦後以降右肩上がりだったとはいえ、感覚的に今の生活水準レベルになったのはバブル期以降と言う感じ。
今は1970年代レベルに戻りつつあると見た方がいいんでしょうね。
しかし当時とは全く違う条件です!!
それは、
生産人口減少(少子高齢)、
30年続いたデフレ(デフレマインド)の脱却からのインフレ中、
1970年代とのこの違いはかなり大きい。
中小の不採算会社はかなり淘汰されそうだ。(今後の金利上昇が起こると相当ヤバいですね。コロナ融資すらも返せない。)
国内販売向けの製造のみならなおさらだ。
顧客が求める値段と原価がかなりミスマッチ。
今のような状況があと数年間続くようなら、今後の商品開発は外国人向けに標準を合わした方が無難かもしれません。
インフレが常態化し、為替も円高に向かい、後を追って給与水準も改善されれば、再びもとに戻しても良いがそれがいつになるかは誰にも分からない。
というか、もう無い可能性もある・・・。
まあ、こういうオワコン業界もあるということです。