まいど、あーくんです。
最近毎日のように日大アメフト部による悪質な反則に対する報道が賑わっています。
この件については色々な意見がありますが、私は一切意見を言える立場ではありませんし、言うつもりもありません。
ただし「いち学生のスポーツでここまで日本中が叩くかね」と思いましたね。
ただ今回の推移を見ていますと、日本の組織は今も昔も変わらないなと感じたことと、もはや隠しようのないレベルでSNSの普及は感じました。
もくじ
ブラック会社の組織と同じようなもの
アメフト部の実際の中身は解りませんが、我々大人の世界でも少なからずこのような似たようなことはあるんではないですか?
多くの日本型組織の悪い部分が出てきている感じです。
会社のトップや役員が指示して、汚れ役を一社員がやらなくてはならない。
そしてそれをこなしていかないと、出世が出来ない。
今回は汚れ役をしないと試合に出してくれないみたいな。
それをこなしたら外部からはボロカスですが、組織内では「よくやった」みたいな?
ガムシャラに会社に(上に)奉公することで忠誠心を見せ、お前は裏切らないという判を押してもらわないと出世できない。
古くて閉鎖的な会社組織ほどそうですが、どれだけ内部に尽くしたかが重要。
これは売り上げなどと目に見える成果だけではない、日本独特の組織運用。
圧倒的なポテンシャルを持っている社員は別ですが、ぎりぎりライン上の人間が上に上がる為には、もしくは居続けるには、滅私奉公しないと生き残れません。
まあ圧倒的なポテンシャルを持っている人間でしたら、今の時代組織の一員に居続ける意味はあまりないのかもしれませんがね。
ところで 「汚れ役ってなんやねん?」と言われそうですが、決して非合法の事ではありませんよ。
通常は上司が治めないといけない無茶なクレーム対応であったり、みんながやりたがらない仕事内容、仕入先とのギリギリ無茶な折衝。
まあ、まだまだあります。
ここでは言えないことも(苦笑)
ついでに集団ですと責任の分散が絶対に働きますので、どの人間も「俺だけが悪いわけではない」と解釈してしまいます。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」
同調意識の強い日本の組織は特にこの気質が強く感じます。
しかし会社への忠誠心が極端に低い日本
他国はどうか解りませんが、日本に限っていえば、出世するということは楽をするということです。
「嫌なこと(汚れ役)は下にやらせて成果は上が取る」ということです。
これが皆さんの心の中でどこか思っているから、本心からの滅私奉公ではありません。
事実日本は、先進国では圧倒的に会社への忠誠心が低いデータが出ています。
あんなに会社の為に働いているように見えるのに、心の中では不満だらけ。
周りからの同調意識が強いだけで合わしているだけです。
それが組織ってものだし今までもそうだったと言われればそれまでですが、私はそれが嫌で雇われ社長を降りたもんです。
割が合わないって感じでしょうか?
誰の人生か分からなくなってきましたもん。
今の時代、隠ぺいなど不可能です(SNSの可能性)
どんなに組織内で隠蔽していても、今の時代絶対に外部に漏れます。
悪質であればあるほどです。
もしそうなった場合、一日でも早く、包み隠さず謝罪するしかありません。
ちょっとでも隠せばすぐに匿名で拡散してしまいます。
私の働いている小さなアパレル業界でも、悪質な問題であったり、噂はすぐに拡散されます。
前なんか知り合いに教えてもらった2チャンネルで某ライバル会社のことボロカスに書かれていました。
いつ自分の悪口を言われるか、恐ろしい・・・。
それがたとえ噂であったとしても、少なからず業務に影響を及ぼす場合があるので注意が必要です。
今の時代の組織運用はリスクが高いと言わざるを得ません。
改善策は風通しを良くしていくことしか・・・?
こういった村社会的な閉鎖的な考え方を改善していくには、風通しを良くしていくことしかありません。
だって外部はそれはダメだろうという考えでも、組織内にいればそれは普通に称賛されることもあるのです。
閉鎖的な組織になればなるほど、それは酷いです。
解りやすく言えば、ナチス時代のドイツでしょうか?もしくは閉鎖的な学校の学級?(学校は特に閉鎖的ですから)
外部の人間にとって、その行動はおかしいと思っても、組織内の人間はその中での地位の確保を目指すしかないのです。
だって外部がどんなもんなんて知ったところで意味ないですもん。
己の保障が第一で、しかも大きな組織になればなるほど、何が悪いのか麻痺していく。
だって組織内で称賛されますから。(その逆も然り)
自分は絶対に間違いは冒さないなんて言える人がいたら見てみたいです。
偽善者といってやります(笑)
集団心理とはそれだけの怖さを秘めています。
しかしSNSの普及で今の時代それが絶対にばれるし、倍返しがくる!!
ただ考えようによっては今回のアメフト部の問題もこの時点で表に出てきて良かったのかもしれません(本当はもっと以前に分かれば良かったのだが・・・)。
でなければ今後、本当に取返しのつかない事態になっていたかもしれません。
後はもう改善していくしかありませんから。
救いはSNSは怖い反面、必ず自浄作用も働きます。
現在は極論が多いですが、徐々にきちんと検証されていくでしょう。
人間は必ずミスを起こすもの
人間は必ずミスを起こします。
起こさない人間なんて絶対にいません。
起こすということを前提にして対策を練る必要があるんでしょうね。
ハインリッヒの法則で、1つの重大な事故の裏には29の軽微な事故があり、さらに、その陰には300のヒヤリハットがある。
※ヒヤリハットとは、結果的には大事には至らなかったが、ヒヤリとしたり、ハッとしたりする出来事のことです。
今回の件も徹底的にどのようにしてこの経緯に至ったのかを時系列で詳細に発表してほしいです。
その組織をただ糾弾するというのではなくて、どうすれば我々もどう注意すればいいのか、改善に役に立てるのかを知りたいです。
そしてそれを知ることでちょっとした気づきに敏感になって私たちもちょっとづつ修正していくしかなさそうです。
もう一度言いますが隠すのはダメですよ、それだと同じようなことの繰り返しが起こりますから。
岐路に立たされる日本の組織
すべてが根本的に変えていかないとダメになってきているのかもしれませんね。
もう後回しにはできません。
ただひとつ同情するならば日本は本当に生きづらくなってきましたね。
問題にするのならば、当事者同士もしくは大きく見ても業界全体の問題として見ていき問題解決ならわかりますが、日本中の全く関係のない人間があそこまで言うのはちょっと怖いです。(特にマスコミ)
意見をするのは自由ですが、袋叩きみたいで見ていて怖くなりました。(お隣のナッツ姫騒動みたいにみんなで袋叩きにしてストレス発散してるみたい見えます)
そこはブログを書いている者としては気を付けていきたいところです。
コメント
出世を餌にしてもなかなか食いついてこない時代になったと思うが、それでも普通に結婚とか家とか買ってしまい身動き取れなくなって言いなりになる人は多いですよね。惜しいなあというか
でききさん:どうもです。
多少誇張して書きましたが、たとえ従ったとしても、もう今の時代デメリットばかりですね。
昔は身内のため鉄砲玉のようなことをしても徹底的に会社が守り、情報は拡散しない時代でした。
しかし現在は危機管理しかり、経営方法しかりすべてが考え直す時代になりました。
でききさんの言うように組織に縛られず個人で自由に動いていたとて、ある程度食べて生きるという風に変わりましたからね。