まいど、あーくんです。
よく「若い時にしか出来ないことが沢山あるから、今を楽しめ」みたいなことを一度でも聞いたことがある人は多いと思います。
言っている意味はよく分かります。
歳を負うごとに「若い時、もっと○○しとけばよかったな」って思う事って結構ありますからね。
ただ現在と将来への保険とのバランスが難しいのは確かです。
もくじ
★希望に満ち溢れた40歳まで★
仕事もプライベートも一番大変な時期だが、希望もまだある。
欲望もある。
飲みに行ったら「あれしたい」「これしたい」って将来への話ばっかりだった気がする。
若さゆえの過ちってあるけども、若さゆえに信じたものへ後先考えずに突っ走ることも出来る。
それが経験となり知識になる。
若さと言うものは失敗が重要な役割を果たすと思う。
成功体験よりも失敗や挫折が頭と身体に残る。
★淡々と過ぎ去った40歳以降★
けど40歳を過ぎると私の場合はですが、急激に夢を見なくなってしまったといいますか・・・。
夢は寝る時に見るあれとは違います。
将来への希望みたいなあれです。
人生の折り返し地点を過ぎて、急にすべてに対して冷静に分析し始める感じ。
いま目に見える現実がオブラート(モザイク)に包まずに直接見える感覚。
私の場合は、自分の仕事の評価・家族の今後の課題・両親のことなどが徐々にハッキリと見え始めた。
多分ですが私は最初は受け入れられなかったんだと思います。
だから葛藤し苦労した。
うつ病にも似た症状が続く。
最初は「ストレスが原因」だと思い、色々と試したが全く治らず、病院にも行ってもダメ。
今でも強烈に覚えていますが、出張中の電車の中でスマホでたまたまFIRE(当時はリタイア)という言葉(ブログ)に出会い衝撃を受けた。
(憂鬱・鬱病で検索していたらたまたま出てきた、うつ病からリタイアを余儀なくされ紆余曲折ありながらも今は楽しくFIRE生活をしているブログです)
現在50歳だが私の中では、40歳代がマジで人生で一番辛かった時期だと思う。(かなりマシになったが今も少し続いている)
本当に人生の岐路に立たされた時期でした。
どちらかと言うと「強制的な軌道修正に迫られている」に近い。
仕事やプライベートが本当にきつかった時期は30歳代だったと思うが、精神的にきつかったのはむしろ40歳代のほうだ。
成功する・しない、給料が高い・低い、なんてものよりもそれはおそらく漠然とした未来への希望があるかどうか。
伸びしろがあるかどうか。
今乗り越えれば、少しでも前進できる感覚。
これが歳を負うごとに減少していく。
プライベートも同じ。
これまでの人生の軌道修正を迫られているような焦り。
自分を信じられなくなると言いますか・・・。
自己肯定感がなくなると言いますか。
30歳後半・40歳代くらいから急激に未来への不安ばっかりになっていった。
と同時に全てにおいて馬鹿馬鹿しくなる。
過去の否定・焦り・現実・寿命。
自分が何ものにもなれなかった虚無感・・・。
それらから目を背きたいのと抗いたいとの気持ちの衝突。
これがいわゆる「ミッドライフ・クライシス」「中年の危機」だと思う。
これを乗り越えるのはそういった虚無感に立ち向かうのではなく、受け入れることが出来るかどうかだと思います。
私は時間が掛かりましたがようやく抗うことを止めて徐々に受け入れた。
悪く言えば「諦め」に近いのかもしれません。
★FIREを目指す以外、何も思い出せない40歳代★
それらの葛藤の最中で私の40歳代はほぼすべてをFIREを目指すために時間も労力もお金も費やした。
多分いまだに何者かになりたいという願望がどこかにあるからなのか?
自分の中では大掛かりな人生の方向転換だ。
結果的にはFIRE完成間近のこともあり後悔はしていないが、
これは今でも正しかったのか自分に問い続けている。
節約し、淡々と仕事をこなし、収入の多くを投資につぎ込む。
仕事への情熱が徐々に減退し続け、「(現状の)つらさ」と「FIREへの道(への希望)」の板挟み。
こんな40歳代。
この行動は本当に正しかったのか?
「40歳代で何が楽しかったか思い出して?」と言われると今でこそ「お金の心配がほとんど無くなったという点で良かったのかな」とは言えるけど、それくらいで本当に暗黒時代のような気もする(苦笑)
なので50歳代のうちに慌てて40歳を取り返しにいくかもしれない。
★ほとんどの人にとって「FIREへの道」は険しい道じゃないの?★
人生を謳歌しつつ、毎日を無駄なく生き、気が付いたらFIRE出来たって言う人はどれくらいいるのだろうか?
まさに私の理想だ。(私の身近の人にもいるけど)
ほとんどの人間はFIREを目指す動機づけで、「仕事が嫌」「人間関係に疲れた」であったり「これまでの人生を否定する」人がほとんどではないだろうか?(極端ですかね?)
少なくとも凡人の私はこちら側だ。
今の仕事が向いていないと思いながらここまで来た。(多分どの仕事でも私のような人間は同じような感覚なのだろう)
65歳まで生きるためだけに何の目標も無く仕事を続ける意味が見いだせなかったから。
だからと言ってすぐには逃げ出せない・・・。
現実と理想の狭間でもがいている。
だからFIREを目指す!!
そもそも私のような凡人が人生を賭けてでもFIREを目指すには相当な動機づけが無いと厳しい。
私はすぐに周りに流されてしまうからだ。
「まあ良いか」で途中で投げ出してしまう。
私にとってFIREは数年やそこいらで達成できるものではないからだ。
私は目指し始めて10年はかかっている。
嫁さんにも協力してもらい何とかFIREへの道が見えてきた。
それくらい厳しい道だと思う。
「仕事はお金を得るためだけの手段」と言う人もいる。
そこまで割り切って仕事を淡々と出来る人は逆に偉い(クール)と私は思う。
私はどうしても働く意味や動機づけを見出さないと出来ない面倒くさい人間だ。
おそらくお金よりもそちらを優先してしまう。
だからおそらくFIREした後でも、探し続けるだろう。
お金に縛られた人生だったが故にお金以外のやりがいを見つける作業は死ぬまで模索し続けると思う。
コメント
人生を謳歌して、仕事も充実、承認欲求も満足されて、順風満帆
こんな人はリタイアするべき人ではない。これからも大いに活躍して日本に貢献してほしい。
>maninn様
私は真逆なので、FIREを目指します(笑)
まずはお金の心配からの脱却を目指します。(経済的自立から)