まいど、あーくんです。
今回はちょっと緊急でブログを書きました。(珍しく休日にブログを更新します)
先に言うと「廃業」します。
たまたまですが前回のブログでは私の場合は仕事で嫌なことが増えるたびにFIREへの決断が固くなっていくことを書きました。
これが前回のブログです。
そして今回は、ついに「廃業」を決断したのでその報告です。
といいますのはまだ少し混乱していますがマジでついさっきなのですが、私が一番本意にしていた仕入れ先がついに倒産したみたいです。
「倒産したみたい」というのは、その会社の営業担当者から慌てて電話がきたからです。
「先週から社長と連絡が取れなくてどうしたらいいのか・・・・」
みたいな話でした。
ちょっと混乱していましたので、話を聞いて少し時間を置いてこちらからまた電話をするという形で今回は電話を置きました。(私も用事がありましたし、その後なにか新たな展開があるかもしれませんし)
私の会社にとってこの会社が無くなるとかなり大変なんです。
売上自体はそこまで大きくありませんでしたが、古くからの付き合いで唯一無二のオリジナルカスタム素材を小ロットで対応してくれた数少ない会社でした。
これが無くなるというのは、私の会社はオリジナリティがかなり無くなることを意味します。
要は他社と同じ土俵だけで戦うことになる。
というか私の会社がかなり不利な状況になるということです。
私は今回のこの騒動が起こる前から、最悪でも「この会社が無くなる前には廃業(FIRE)しよう」と考えていたキーパーソン的な会社です。
それだけ私にとって代替えが効かない会社ということです。(昔は同じような会社があと数社あり取引がありましたが全部廃業・倒産しました)
その会社の社長がお金をもって逃げた結末という残念な終了。
営業担当者はまだ年齢的にも若いのでこの後独立することも考えられますが、如何せんお金がない(苦笑)
たぶんですが、依然と全く同じように継続して商売するのは難しいでしょう。
対応が出来る範囲も相当に限られるみたいですし・・・。
これにてタイトルにあるように私のFIREへのゲージが一気に溜まりました!!
これから私も完全FIREヘ向けて本格的に準備に取り掛かります。
夏までに業務が終了出来たら良いかなと。
コロナ以降、業界的にも私の会社的にも斜陽化が一気に進み儲からない状態になっていましたのでちょうど良いタイミングかな?
私は運が良いのか悪いのか、いつかは業界がこのような状況になることを想定していましたので10年以上をかけて準備をして遅かれ早かれFIREをする予定でした。
後は大きなきっかけ待ちみたいなところでした。
仕事内容はいつまで経っても嫌なんですが、何十年も働いているとやっぱり愛着が湧くんです。
だからこれまで何だかんだでズルズルと続けてきたところも大いにあります。
そして今回の騒動です。
なので「ちょうどいいタイミングかな?」と。
まるで神様が「もういいんじゃない?」「これまでよく頑張ったよ」と言ってくれたかのようなタイミングでした。
新しいステージへ進むにはちょうどいいタイミングなのかな?
現在はクレーム対応中なので、それが終わったら早速準備に取り掛かります。
新しい企画の受付は終了します。
続けても今後は一層に売り上げが減少するのは目に見えていますし、どうしても仕事を続けたいのなら軸足を少しずらしてやったほうが良いかもです。
けれども一度完全に今の仕事から綺麗に足を洗うのがベスト。
ズルズル続けたら今後はリスクが急上昇しそうです。(こういう予感だけはマジで当たる)
下手したら借金生活に入り自転車操業になる可能性もゼロではないです。
なので今ならうまく逃げれる!!
そしてFIREに入れる。
「未練なし」と言えばウソかもしれませんが、「まあこれまでよく頑張ったかな」くらいは気持ちの整理ができそうです。
コメント
英断だと思います。
そして私は時流だと思いますよ。
ソレを読めない経営者は不毛な競争で摩耗して行くでしょう。
もう時代が変わりました。洗練されたシステムの前に
自己犠牲を前提にする精神論は通用しませんね。
>黒田様
いつも暖かいコメントありがとうございます。
昨日の夜に電話がかかってきまして私もびっくりです。
そこの会社は私にとっても変えの利きずらい会社と認識していましたので、今回の件でグズグズしている私になんだかFIREへの背中を押してくれたように感じました。
黒田氏が言うように急ピッチに市場が小さくなっていくパイを取り合う不毛な競争へ一層に入っていくことでしょう。
時代が変わり、新たな道へと進むほうがもはや完全に得策ととらえました。
以前より斜陽化が進んでいってたとは言え、コロナ化を境に完全に様相が変わりましたね。
インフレ然り、人間の生活自体も大幅に変化してしまったと感じます。
自ら進退を決めることが出来るのは不幸中の幸いとも見るべきでしょうかね。
コロナの影響というのが不思議なんですが、皆がコロナ以降服を買わなくなったという事なんですかね?
>reiku様
コメントありがとうございます。
なかなか鋭いご質問です(笑)
コロナ以前から衰退が始まっていたが、コロナ以降にそれが決定づけたというのが分かりやすいかもしれません。
アパレル産業の国内市場規模(金額ベース)はコロナ前までは少しずつですが成長を続けてコロナで大きく減少。
現在に至るまでコロナ前の水準まで戻っていません。(少しずつ回復中ではありますが、インフレ分の値上げに追い付いていない)
ここからは私の推測も入りますが、現在コストプッシュ型のインフレが加速しているのは誰が見ても分かると思います。
私の販売の感覚からすればコロナ前よりも1.3倍~2倍近くまで原価が上がりました。これだけの値上げがありながらもコロナ前の水準に戻っていないということはどういう状態か推測できると思います。問題が無ければ売り上げも値上げ分そのまま上がるはずです。(しかも誰も儲からない値上げです)
後は飲食に例えると分かりやすいと思いますが、これまでスーパーで値段を気にせず購入していたものが予算を決めて購入する。「もう一品買おうかな」が非常にシビア。これが個人だけでなく日本全体に広がるとどれだけ悪い影響があるかです。
それと金融資産と同じく産業全体も完全なる二極化となりつつあります。大手ユニクロを始めとした大手低価格アパレルは好調で真逆の付加価値が強い高級ブランドも好調です(ちなみにどちらも海外生産が主力)。そして国内製造産業メインの中間価格帯が減少。
そのあおりを一番受けているのが国内ブランドということですね。
なのでシビアになり服を買わなくなったというのも多少ありますが、購買層が両極に移動したというのが適切かもしれません。
もっと詳しく説明したいのですが、ブログ並みに文字数が増えそうなので今回はここまでにします(苦笑)