もう限界!!最近の値上げ理由が変わってきた!!自分を信じず投資しろ!!


まいど、あーくんです。

日本の政治は混沌と化してきましたね。

誰が総理大臣になるでしょうか?

もう政局とか駆け引きとかそんな悠長なこと言ってられない事態になりつつあるんですけど・・・草

私は現在、斜陽産業であるアパレル関連業界で個人で小さな会社を経営しています。

今回も恒例のネガティブニュースです(笑)

過去ブログで何度も書きましたが、最近の私が働いている業界(アパレル資材関連)の値上げ理由が徐々に変化しつつあります。

それはこれまでの特徴は原材料の値上げ(コストプッシュインフレ)だったのですが、最近は「業績悪化のため小ロット対応に切り替えるために値上げします」というもの。

在庫回転数が著しく悪化しているため、少しでも在庫圧縮させるのが狙い。

特にそれが今年に入って増えてきました。

話を盛っていると思うでしょ?

いや全然盛っていません(苦笑)

もう末期症状ですわ・・・。

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★中小企業の廃業が多発中!!★

要するに現在国内で製造しているアパレルメーカー・テキスタイルメーカー・付属パーツメーカー・製糸業界・染色業界などすべての工程で目詰まりが起こっています。

これは昨今の話ではなく、コロナ前から徐々に始まって、コロナ禍以降は急激に進みました。

特に最近は中小企業の高齢化に伴い、工場の縮小・廃業が相次いでいます。

「やってもやっても儲からないからもう廃業したほうが得」ということです。

今ならまだ借金を返せるから廃業する。

跡取りがまだ転職できる年齢なら転職させる。

少し前のブログで書きましたが、帝国データバンクのデータを基にかいた記事はこちら

だったら値上げすれば良いと人は簡単に言います。

値上しても値上げしても追い付かないのです(苦笑)

あなたが働いている素晴らしい会社は顧客に相談なく、勝手にいくら値上げしても購入者が後を絶たないのでしょう。

唯一無二な魅力的な商品がたくさんあるのでしょう。

市場の規模が底堅く、いくら値上げしても競争力を維持できているのでしょう。

しかし私達多くの中小零細アパレル関連業界は値上げに対し、既にもう限界に達しつつあります。

完全に顧客離れが始まっています。

商品が数割か値上げしていても以前と同じような数量を購入していますか?

皆さん絶対に購入量を減らしていると思います。

もしくはワンランク値段を下げて購入していると思いますよ。

製造回転数の悪化により、最近の値上げは先ほども話したように「これまでような(多品種・小ロット)維持が出来ないから値上げする」に変化してきました。

これってもう末期に近いと思いませんか。

ここから数年先に再び増産に切り替えていくことってあるんでしょうか?

一度廃業や縮小してしまった工場はもう二度と再建出来ませんので、今後はより一層の覚悟はしておいた方が良いでしょうね。

★下請け企業がどんどん無くなっていく事態!!★

私の仕入先業者で、ある大きなテキスタイルメーカーの担当者と話をしましたが、地方の中小の下請け企業の倒産・廃業が相次いでおり、大手の製糸メーカー・染工場にしかもう手配するところが無い。

二次請け・三次請けの下請け企業がどんどん無くなっていく事態。

ということは同業他社も同じで、同じところへ注文。

一極集中。

そうなると納期は未定。

カラー展開を減らす。

ロットは増大。

値段は値上げ。

最終的には昔から注文を受けていた顧客優先となり大手企業のみの受注しか受け付けなくなっていく。

というような状態になっており、お客さんへの細かな提案が非常に難しい状態へ・・・。

私の会社が手配する加工場も似たような状況です。

★効率化の名の下に大淘汰時代へ★

まあ最近はそんな感じです。

日本で作れるところがより一層無くなってきましたね。

大ロット生産・世界戦略の大手企業しか生き残れない世界になってきました。

しかしこれも時代の流れ。

着物や草履から洋服やスニーカーに変わったように、様々な商品を選ぶ時代から、OEMでネームだけ変えて同じような商品を様々な会社が売る時代へ。

そして日本だけ(メイドインジャパン)で何とか全てのパーツを揃えれた時代から、世界中の在庫を探して分けてもらう時代へ。

そして大ロットへ。

ネット・AIの発達により世界中へアクセス・価格の比較が容易となり、世界各国の企業と価格競争へ。

究極の効率化です。

バングラデシュと価格競争したら勝てません(笑)

今後日本もお隣の中国や韓国のように、大手企業と中小企業の格差が恐ろしくついていくでしょう。

産業構造が効率化の名のもとにとんどんと淘汰されていきそうです。

最近は米国でもAIの普及によりZ世代の就職率がどんどん減少しているという話を聞きます。

未熟な新入社員を雇うよりもAIの方が成果を出していく時代になってきたということ。

これが固定化されてしまうと貧富の格差は一層に開いていく。

AIよりもクリエイティブな成果を出していく仕事に付けるか、AIよりも簡単な仕事に就くか、そしてその後の人生が大きく変わる・・・。

★個人単位でも貧富の格差は広がっていく★

ということはこれからは個人単位でも一層に貧富の格差は確実に広がるはずです。

だって企業に働いているのは人間だから。

これまで中小企業でそこそこ働いてた人間たちも不必要になる。

最近は人手不足倒産が多いと言いますが、それはこれまでの給料で働ける人間がいないということ。

人件費を上げるとたちまち赤字になる企業多いということです。

私の取引先の工場たちも人手不足で嘆いている所が多いですが、だからと言って雇うほどの安定した利益をたたけない。

これからは市場優位性のある一流企業でバリバリ働ける能力のある者。

独りでもどうにでも稼げる能力のある者。(一流のフリーランス業)

そういった能力のある人間のみが勝ち残るシビアな世界に今後かなり進んでいきます。

既に日本でも中間層が高インフレにより大きく分かれてきました。(アッパーマス層の減少)

ピラミッドの上位の人間が総どりしていく社会構造が一層に進む。

マス層と呼ばれる8割以上のその他大勢はどんどん追い込まれる・・・。

もう既に中間層と呼ばれる人たちはどんどんと最下層に落ちていっている現状。

これは日本だけでなく、世界的な流れ。

これは時代が変わる一歩手前の危険な兆候です。(1920年代のような貧富の格差が増大していく感じ)

少し脱線しますが、ちょい前のブログで最新版の「金融資産ピラミッド」の説明をしたと思います。

その中で解説したのは、「年々貧富の格差が広がっている」ということ。

アッパーマス層(純金融資産3000~5000万円)を境にして準富裕層以上とマス層が両極端に分かれていっているという見解を話しました。

単純比較は出来ませんが、準富裕層以上とマス層の割合いが増えています。

金持ちはより金持ちへ。(上位約1割)

貧乏はこれまで以上に貧乏へ。(残り約9割)

寂しい限りだが、これも時代の流れ。

「歴史は繰り返さないが韻を踏む」

私は現在51歳だが、10年以上前(35歳前後)から定年の60歳まで業界で生き残るのは難しいと察していました。

だから急ピッチにサイドFIRE(セミリタイア)を目指して今に至る。

急激にしぼんでいく市場。

減少していく売上と利益。

努力だけでは無理で、才能のある一握りの人間が且つ努力して生き残れる過酷な世界。

★凡人ほど投資しろ!!★

じゃあ生き残るためにどう対策すべきか?

私の場合は、「FIRE」!!

FIREをする・しないではなく、目指す過程が大事ということ。

要は個人の金融資産を増やすこと。

ファイナンシャルリテラシーを上げること。

どうすれば収入を増やさなくても資産が増えることが出来るのかを理解すること。

私の場合は目指し始めた年齢が遅いのもあって、収入を増やす努力よりもこちらを優先しました。(古臭い初期型就職氷河期世代の私はまだまだ努力や根性論で生き残れると思っていました)

私が思うには収入アップのための自己投資は30歳半ばまで、遅くても40歳までだと思う。

それ以降は基本的にはもう遅いし、その時点で何も成果が表れていないのなら厳しいようだがそれはそのセンスが無いと思った方が良いと思う。

それ以降の投資は自己投資よりも市場に投資するか、副業や資本収入をどう伸ばすかに集中したほうが良いかと思います。

私も危機感を感じて目指し始めたのが30歳代前半までなら、業界を転職してでも収入アップを図ったと思います。

しかし私の場合は気が付き本気で対策をし始めたのは40歳手前。

上がらない給料に対し、生き残るにはどうすべきかを考えた時、徹底した節約と資産運用。

余ったお金を愚直に投資する。

市場にお金を晒す。

延々とこれの繰り返し。

★言い訳を探すなら投資しろ!!★

よく街頭インタビューで耳にする

「私には投資するほどのお金が無い」

「給料が少なくてカツカツ」

「生活で手一杯」

厳しい言い方かもしれませんが、これは言い訳です。

貯金がほとんど無い自分を正当化するために言い訳。

だったらコンビニに行くのを止めたらいい。

昼食を抜けばいい、抜けれないのなら家からおにぎりを持参すればいい。

車を売って、自転車・原付にすればいい。

覚悟をもてばタネ銭を作るやり方は幾らでもやりようがある。

同僚と飲みに行って愚痴を言うくらいなら、家に帰って勉強をしたほうがいい。

その人が本当に毎日住み家が無く、食べるものに困っているレベルなら理解は出来ます。

見た感じ、普通に生活して、キレイな服を着て、何ならインタビューされるような場所に買い物に来ています。

そのお金をケチっててでもリスクを負う(投資する)覚悟があるかどうか?

損をしても繰り返しやり続けることが出来るか?

もうこれに尽きる。

人生の転換点はこの覚悟が最後の明暗を分ける。

突出した能力が無いと自覚していた私は、持っているお金をなるべく能力のある人間・企業に稼いでもらうことにして今に至る。

それが私の生きる道。

自分の可能性なんて信じるな!!

凡人ほど投資しろ!!(苦笑)

エリート集団の三菱商事なんて、ここ10年間くらいで増配に次ぐ増配、そして株式分割、自社株買い発動で最初に買った金額が幾らかなんて分からなくなるくらいだ。

これを自分の会社や自分の実力で可能なら、自分を信じて仕事をすればいい。

そちらの方が確実で早いし、何よりも桁違いに儲かる。

まあとにかくこれからの数年間で日本の景色はガラッと変わりますよ。

そして世界の景色も変わる。

これまでの既得権や壁がどんどん崩れるかもしれない。

もしくはその逆でどんどん壁が高くなってどうしようもないレベルで貧富の差が開くかもしれない。

これまでの常識がぐらつくかもしれない。

これから大変な時代だが、これも考えようで私も若ければドキドキワクワクものかもしれない(笑)

しかし50歳を超えた私はその競争には最前線で参加できません。

有能な企業・若者に投資して、傍から顛末を見守ります。


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コメント

  1. 黒田順之介 より:

    今は人手不足倒産と言うが
    単純に「己の食い扶持も稼げない人間ばかり」だから
    企業が雇用するなら倒産した方がマシと言うだけですね。
    当たり前だが給料<稼ぐ力で無いと企業には赤字コストでしか無い。
    自分の給料以上に稼ぐ人間が居たら借金して囲い込むだけで
    単純に無能は不要と言う何よりの証。
    ソレを勘違いして給料上げたら人は来ると言う馬鹿が多い。
    赤字コスト要員を呼び込む理由が何処に在るのか?と言う話です。
    今後は就労面でも有能は奪い合い・無能は時給で人生切売りの叩き合い。
    と格差社会に成りますね。

    • あー君 より:

      >黒田様
      ありがとうございます。
      厳しいでしょうが本当にその通りでしょうね。
      企業はボランティア団体ではありませんのでね。
      今後簡単な事務的な作業や簡単な受け答えはAIや機械が出来る時代になってしまったことを本当の意味で危機感を感じて知るべきです。
      もし米国のような労務基準法に少しでも緩めたら、要らない人間はどんどん切られる事態になりそうです。
      日本は簡単に切ることが出来ないから給料が上がらないという負の側面もある。
      そしてそれこそ、どちらにしても大枚をはたいてでも欲しい人材と数集め要因とで二極化は進む。
      ほとんど人間は私と同じ凡人側なので、それに対する対策はこれからは必須ですね。
      便利な世の中に進化している一方で、一層に階級の固定化が進みそうですね。