まいど、あーくんです。
去年1年間、精神を患い仕事が手につかなくなったので休養をしていました。
今後の人生の方向性が分からなくなったのが最大の原因だと感じています。
今までの人生の後悔が一気に押し寄せてきたのです。
ですので去年1年間は、療養を兼ねて昔から学びたかったことや今後の仕事のこと、そして今までの人生や今後の人生など色々と行動してみたり考えていました。
もくじ
★「好きなこと」って結局は何なのだろうか?★
男性のかたは特に当てはまるかもしれませんが、やはりほとんどの人が仕事は多かれ少なかれ避けることが出来ないと思います。(よっぽど親が大金持ちでない限り)
そして私もずっと考えていました。
好きなことを仕事にしたいって!!
ところが1年後オーナーの要請で、なんと元の職場に復帰しました。
なぜでしょうか?
それは私には本当に好きなことが分からなかったからです。
お遊びでの趣味や好きなこと、興味のあることはたくさんあります。
しかし、仕事では一体どんなことが好きなのかよく分かりません。
多くの人もそうではないでしょうか?
「好き」って結局はどういうことなのかよく分からなくなってきたのです。
①「好き」なものって後に湧いてくるもの
私は最近はそれでいいと思っています。
そもそも好きなものって深くやる前から分かるはずがないと思ってきました。
何でもそうじゃないですか?
「物事の本質を触れないと本当の面白さは分からない」ってよく言いませんか?
どれが好きか最初に決まらないってことですよ。
興味があるもののすべての本質に触れていたら人生何回あっても足りませんよ。
仕事を探すうえで考える指針とするならば、好きか嫌いかというよりも興味があるか無いかで良いと思います。
もしくは好きでなくても、適正であるか適正で無いかです。
嫌いでも適正であったらそれでいいと思っています。
だって本当に好きか嫌いかなんて自分でも本質はよくわからないんです。
心理学でもそう書いてあります。
敢えて言うなら、「熱中出来るか」でしょうか。
好きとか嫌いなんてほとんど場合は気分であり主観です。
適正であるかどうかは客観的です。
私の場合、復帰した仕事は好きでも何でもありませんし、適正とも今でも思っていません。
私は現在再度雇われ社長をしていますが、リーダーシップなんて全くありませんし、行動力も昔からありません。
営業も基本的に大嫌いです。(もともと人見知りで気が弱い。)
単純に社員の誰から見ても結果を出してきたからだけです。
だったらダメじゃんと思うでしょうが、私にはもうそれしか無いのです。
好きとか嫌いとかの次元では無いんです。
手っ取り早く成果を出すのなら、現在の仕事を極めた方が効率的だと思ったからです。
②「自分」を探しても見つかる確率は低い
私は自分探しという言葉が最近嫌いです。
「そんなの分かるはずが無い」って。
まだ卒業していませんので見習いですが、去年から通信制の大学で心理学を専攻していますがそこで学んだことの一つで「自分で自分の事をそのほとんどを理解することは出来ない」と言うことです。
理解しているようで何も理解することは出来ないと言うことです。
ここから言えることは本質の自分選びなんて出来っこないと言うことです。
やれても暗示レベルです。
本質ではありません。
だから極端ですが、「熱中出来るか」で判断するしか無いのです。
だって人生のほとんどは仕事に費やされますからね。
③やりたいことよりも条件で探したほうが無難です
仕事の世界はお金をもらっている以上、プロフェッショナルの世界だと思っています。
アルバイトだって、プロです。
給料の多い少ないは、基本的には責任の重さくらいです。
しかしその責任の重さにあっていない場合につらくなったり人を妬んだりすると思います。
もちろん好きで入った業界でも嫌になって辞めていった人は沢山います。
私は好きでも無くて何も考えずに興味本位だけで入社しました。
当時は条件も他社よりも良かったですし!!
大会社の歯車の一部になるのが嫌なので、小さい会社だったら何でもまんべんなく出来そうな気がして入社しました。
好きかどうかわからぬまま約20年、同じ会社で働いています。
ほとんどの人は私と同じように「何が好きで何が適正なのか?」なんて分からずに何となく仕事をしています。
スタートはそれで仕方が無いと思います。
それが普通です。
目の前にある問題をどうこなすかが大事であって、それを見ずに「俺はもっと自分に合う仕事があるはずだ」と考えるのは時間の無駄なんじゃないか?
好きかどうかの仕事内容よりも自分の条件が合わない場合は転職すれば良いと思っています。
結局は「好きか嫌い」かの主観的な見方ではなく、客観的に見て「条件が良いか、悪いか」で選択したほうが良いと思っています。
★好きな仕事では無かったが面白いこともいっぱい作れる!!★
最初の入り口は入社条件だけで判断しても良いと思います。
分かりやすく言えば「給料が良いか悪いか」です。
しかしそれ以降は「自分で切り開くしかない」のです。
①自分で考えるって楽しいぞ!!
いつぞやのブログで復帰して僅かですが会社内容が想像していたより酷かったことを書きました。
いや思っていた以上です。
1年でここまで数字も会社環境も落ちるかなと思えるくらいです。
風紀もガタガタ・・・。
これ以上業績が落ちたら倒産してもおかしくありません。
そんなレベルです。
もちろん最初は大変でした。
大変なのですがしかし逆に面白くなってきた自分もいるんですよね。
だって雇われ社長を降りた以前に比べると給料は激減、そして会社内容は相当に悪化・・・。
普通に考えたら受ける仕事では無いと思います。
けれども前よりも楽しみになってきたんですよ。
挑戦が出来るって!!
だってこれ以上悪くなったら倒産もしくは私が責任をとって会社を辞める立場です。(何度も言っていますがセミリタイア資金があるから気持ちに余裕をもって改革できる)
なので逆に改革をせざるを得ない状況。
成功したら万歳ですが、失敗して失業してもこの経験は今後絶対に役に立つって思うんです。
何も無く平穏な人生も良いですけど、死ぬときに「あの時は本当に苦労した」って思える方が幸せなんじゃないかって!!
たとえ失敗したとしても「やるだけのことはやった」と思える。
挑戦した方が後悔しないんじゃないかって、思えてきたんですよね。
②「やらされる」「やらなければならない」から「やってみたい」への変化
以前の雇われ社長時では考えられない心境の変化です。
以前は業績に対する待遇の悪さを永遠に文句を言っていました。
今思うと考え方が「受け身」だったんですよね。
何度も言いますが私は今の仕事を適正だとか、好きだとは一つも思っていません。
現状も最悪です。
しかし、毎日が楽しみになってきたんです。
私には何が好きな仕事なのか分かりませんから、だったら与えられた環境の中で全力を尽くすことが後悔しないことなんじゃないかって。
ですので今はお客さんは当然として社員を良い意味でどう仕事を楽しませるかを考えています。
楽しませるとは、「充実感」を出させるかということです。
私は今まで仕事のほとんどが苦痛でした。
仕事とは苦痛なものなんだと思っていました。
その苦痛の中でも楽しかったことも少ないながらありました。
それをどう増やしていくかを社員と共有できるか考えています。
ここまで会社の風紀が悪くなったのも上司であるオーナーや私に責任があると思うんです。
だって最終的には「我関せず」を貫き、個人プレーに邁進していましたから(苦笑)。
私が社員だとしてもこんな会社は面白くないと思いますもん。
こんな環境だったら適当にやって適当に給料をもらえればいいやと考えます。
その環境の改善を1年かけてやろうと思っています。
兆しが見えなかったらその時は私も面白くありませんので会社を辞めます(笑)
まあそう思えるのはセミリタイヤ資金がある程度あるからなんですが・・・。
★「自由」は決して素晴らしいことだけでは無い!!★
本当の自由は楽しめないのと同じで人間って結局与えられた中でどう楽しむかしかないと思うんです。(サバンナで一人好きにしろと言われるようなものです)
現代社会は年々うつ病患者が増えています。
それもほとんどが先進国でです。
昔と違ってこんなに選択の自由があるのにです。
それは自由と心の平安は必ずしも一致しないと言うことです。
抑圧が良いわけではありませんが、自由が良いとも言えないのです(精神葛藤に限りますと)
夢を追い続けるのは良いことです。
しかし夢をつかめるのは目の前のことを人一倍努力したごく一部の人間です。
楽を選択して掴んだ人間はいません。
私はこの年齢になってくると「後悔しない人生とは?」とよく考えます。
いま私が出している答えは、仕事です。
もしくは色々な人と絡むことです。
私のブログのカテゴリーにも書いてありますが、私の中で仕事って人生の中で切っても切れないんですよ。
社畜になれというのではありません。
「稼げ」というつもりも毛頭ありません。
「仕事」は生きていくうえでどうしても私に絡んでくるんです。
だったら逃げずに楽しむしかないでしょう?
当然、休憩は絶対に必要です。
私も去年1年間は休憩しました。
色々と疲れたんです。
しかしその休養が私にとって得るものが大変大きかった!!
そして考えた結果、一番成果が出やすいのを分析すると好きでもない今までやってきた仕事なんですよね。
好きなことを追い求めて職をころころ変えた常に新人1年目のおっさんと好きでもないけど経歴約20年のおっさんとあなたはどちらと仕事します?
夢追い人と仕事します?
私はプロと仕事します。
そう言うことです。
続ければその先を見ることが出来るんです。
★「セミリタイア」の先には「新たな挑戦」が待っていると思いたい★
もちろんセミリタイアは今後も目指します。
あと数年で想定している基準に到達予定です。(長くても5年以内)
セミリタイアは仕事をして休んで、また仕事をするのもセミリタイアの一つです。(やはりキャリアを活かしています)
そういう人はいっぱいいます。
しかしセミリタイアを考えるとどうしても今後の人生を考えてしまいます。
私の場合ですと、残りの人生が後40年くらいでしょうか?
しかしよく考えてみると本当に後40年生きるのか?
もしかしたら明日心臓発作で死ぬかもしれないし、逆にあと60年生きるかもしれない。
誰にも分からないですよね。
だったらもしかして70歳まで生きたとしたその後の人生分のお金の2000万円~3000万円を確保出来たら、後は未来の事はそれ以上考えることをやめようと思っています。
未来を過度に心配しても意味が無い。
それよりも目の前のことを全力でこなす。
それとやりたいことをやっていく。
後悔をしない。
ずるずる仕事を続けて定年退職までも考えないし、会社の未来も考えない。
それ以上の先の事は考えない。
分かりっこない。
それ以上は自称予言者たちでも分からないし、誰一人正確には当たりません。
一つ言えるのは、現在を満足している人は今を真剣に生きている人たちです。
私もその一員になるべく、努力します。