まいど、あーくんです。
何から逃げるのって?
もちろん会社からです。
今の組織・体制からです。
もっと個人的なことで言うと責任からです。
よく解らない責任を取り続けて何かを得ることが出来たのだろうか?
もくじ
社長になり何の為に働いているのか解らなくなってしまった
ほんと自己中ですいません(苦笑)
私は社長とは言っても、雇われ社長だった。
役職がついているだけで一般社員と同じ。
頑張り続けることでお客さんからの信頼は得ることが出来たかもしれない。
お客さんの喜びがやる気に繋がる?
給料がず~と少なくても?
だったらおめでとうございます、一生やっとけ!!
これは完全なやりがい搾取だ。
それが何になる?
会社が儲けて何になる?
私の会社に限って言うと中小企業にとって会社が儲けるイコール、オーナーがおいしいという事だけだ。
そんな気がしてきた。
危機感の全くない社員の為?
私腹をもっと肥やしたいオーナーの為?
今までやりがいと言う鎧を纏っていた為に気が付かなかった。
真実に気がつかなかった、いや気づこうともしなかった。
改革は悪!!の業界
変化(改革)はリスクと捉えられる。
「失敗するならやるな」の思考回路になる。
古い業界は結局既得権益層に吸い尽くされる。
昔の圧倒的な成功体験にいつまでもすがっているアパレル業界。
リスクを冒そうともしない業界なんて、もう終わっている。
あなた方が若いころは違っていたのにね。
日本経済と同じで古くからの既得権益層も潤い、新しく起業したい人間にも潤いがあるほどの勢いがある時代はまだ良い。
しかし現在の日本市場はもうそのような時代ではない。
年々減少していく少ないパイ(経済圏)で喰いあう時代になってしまった。
共存共栄ではなく、食うか食われるかの世界になった。
そりゃ、まったく違う他業種からの新興勢力にことごとく負ける訳だ。
特に徹底的に効率化に動くI.T業界とかね。
本当は提携と言う形が良いんだろうけど、変化を望まないしねこの業界は。
やりがいの源泉となる変化をとがめられ、目の前にある案件だけをこなす毎日
どこの会社もそうだろうが、役員になると責任が格段に増え、給料が上がらず、残業が激増する。
役員は残業しても残業代は出ません。
問題が起きても逃げることは出来ません。
問題から逃げても何の解決にもならないからだ。
だから責任をもって最後まで処理をしなければならない。
ただそれが何になる?
将来それが何に繋がる?
最近それが疑問に思えてきた。
何のために命削って頑張ってるんだろうって?
日本の中小企業は、会社によっては役員になったがために、手当が色々付く平社員と違い、手取り給料も抜かれ、労働時間は長くなり、責任だけが重くなっていく・・・。
出世に夢あります?
年々縮小していく右肩下がりの業界の中小企業なんてだいたいこんなものだ。
夢のかけらもない。
生活の為だけにしがみつき働き続ける・・・。
そこにプライドがあれば何とか生きていけるが、そのプライドすら役に立たない。
私は先日ダメ元でオーナーに聞いてみたが、退職金なんてものは無かった。
大体の中小企業は無いんだって!?
さすがに今の時代まずいと思ったので、私はもういいから若い子たちの退職金は50万円でも100万円でも少なくてもいいから今から積み立てるように進言した。
そういう制度(中退共)もあるんだし。
※これは遅まきながら来月からするみたいです。
時代の変化に気づこうともしない、組織
普段の給料もろくに貰えず、退職金も無い、働き続ける意味ある?
だったら私は今まで費やしてきたエネルギーを自分が生きる為にシフトしないといけない。
他の業界は知らないがアパレル業界の中小企業は死んでるよ。
完全な独裁政権、北朝鮮と同じだよ。
いや北斗の拳の悪役では無いけど、死んだことすら気づいていない。
「お前はもう死んでいる」
負けたことを自覚出来たら、後は新展開で進むのみなんだが・・・それすら気づいていない。
近所のどの会社もオーナーだけが一人勝ちする構図。
もはや先進国では無いよ。
単純な搾取だよ。
いや逆にこれが純粋な資本主義なのか?
どちらにしても、国と同じで企業も税金・所得の再分配が上手くいかなくなっているのは確かだ。
いまだに勘違いが横行している国、日本!?
日本という国はもうそんなところまで落ちたのだ。
現実を見たほうがいい!!
よく行く喫茶店で暇そうなじじいどもが中国や韓国企業を馬鹿にしている。
年配者はだいたいそうだ。
「あいつらは真似ばかりの国で、安かろう悪かろうだ」と。
いつまで昔の優越感に浸っているの?
いまだに30年くらい前のことを言っている。
そりゃ下を見ればきりは無いけど、今じゃ完全に抜かれつつある。
テレビも「凄いよ、日本万歳」みたいな番組が受けているみたい。
現在の現実というものも取材して、危機感を感じ、学んでいった方が良い、全部昔の貯金で喰っている状態だ。
年々所得水準を抜かれていく日本
最低賃金も購買力平価で見るととうとう韓国にも抜かれるらしい。
スマホや家電を見たら一目瞭然やろ?
気が付いたら、日本製しか無かった店内が海外ブランドであふれている。
得意のモノづくりで負けたんだよ、日本は。
1人当たり購買力平価GDP上位30位の推移(ドル)
(注)通貨単位はCurrent International dollar
(資料)1995年はIMF World Economic Outlook Database 2011年4月、2016年と2020年は同Database 2015年10月より作成
最近私たちのアパレル業界も結構な大手企業が中国企業に連続で買収された。
私としては以前より資金が豊富になったので集金するのは安心感が広がった。
死にかけだったくせに昔の栄光を引きずって偉そうにふんぞり返られたのが昨日のようだ。
手形を切りやがって、今は現金払いに変わったぞ。
経営陣は最後の処理が終わればおそらく総入れ替え。
もうそんな時代なんだよ。
私の街でも10年前くらいまでは中国人や韓国人の出稼ぎ労働者はよく見たけれど最近はほとんど見られなくなった。
日本は給料が安いし、重労働だからだ。
彼らは国に帰った、もしくはもっと待遇の良い国に渡った。
残っているのは学のあるエリートばかりだ。
だから当然、単純労働も人手不足になる。
けど金は出したくない。
そりゃ、訳あり日本人しかやりたくないだろ?
同じ短期労働ならせめて大手にいくだろ?
より一層、個人能力が試される時代が来る
この業界は完全に時代に乗り遅れた。
乗り遅れたというより、乗り遅れたことすら感づいていない。
正直私は危機感しかない。
遅かれ早かれ今までのままでは業界事態が、もっと大きく沈むと思っている。
おそらく日本の一部の勝ち組企業と欧米ブランド、今は買収という形で参戦しているが直接中国企業が乗り込んでくると思っている。
私には業界全体を立て直すほどの器量は無いし、能力も無い(苦笑)
だから生き残るために逃げ出すことにした。
ただ逃げるのではない、生き残るための選択だ。
ネットの世界ではすでに一個人が大企業を相手にすることも起きている(ブログやユーチューブとかで一個人に大企業が広告を提供していたり)
それは今後絶対にネット以外の世界でももっと大きな広がりを見せてくる。
これからの時代、絶対に個人能力の時代に入る。
大企業ではなく、中途半端な組織力は有能な個人の力で必ず淘汰される。
小が大を喰う時代が訪れる。
ネズミ(個人)が象やライオン(大企業)を喰うのは難しいが、牛や羊レベル(中小企業)なら対等に戦える時代。
A.Iの時代になり、無駄はそぎ落とされ、大淘汰の時代は必ずくる。
と言うかもう目の前まで来ている。
一人でも生きていける、稼いでいける能力が試される時代になるはずだ。
何の組織も属さず、経済力も最低限確保できているセミリタイアはそんな新時代の新しいツールになりえると私は思っているのだが・・・。
めまぐるしく変化していく現在、若い世代は早い時期から労働でお金を稼ぐことと自己能力の研鑽とセミリタイアの為のファイナンシャルリテラシーを学ぶことをお薦めしたいです。(私も含めてです)