「FIREシミュレーション」は厳しめに見積るべし


まいど、あーくんです。

近い将来に向けて徐々にセミリタイアモードに切り替えていっています。

早ければ来年末頃(2024年4月ころ)にセミリタイアを予定しています。(とんとん拍子にすべてが上手くいけばね)

と言う訳で先日はありとあらゆる方面からのセミリタイアシミュレーションを行いました。

まずはFIREの語源は、「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自由と早期退職を意味する言葉(略語)です。

言葉の通り、経済的自由を確立しないと早期退職は危険です。

スポンサーリンク
w広告画面下左




★普通のFIREをしたい人は「シミュレーション」は厳しめに見積もっても問題なし★

前回、厳しく見積もっても、とりあえずは何とかリタイア(FIRE)出来るというのが分かりました。

そして分かったことは、シミュレーション設定は「厳しく設定することはあっても緩く設定する必要は無い」と言うことです。

なぜそのことを改めて言うのかというと、「リタイアしたいバイアス」がかかってしまいどうしても設定が甘くなる傾向があるからです。

セミリタイアを目指しているブログや投資カテゴリーのブログやTwitterなどを見てるとたまに物凄くアマイ設定の人がいます。

ビジネスをする上でも鉄則ですが、絶対に希望的観測で設定してはいけません。

仕事を辞めたい気持ちが早ってしまって、どうしてもフライング気味になってしまっています。(辞めたいバイアスが前面に出過ぎてしまってる)

その気持ちは大変よく分かる。(私もそうだった)

ただ私はギリギリ耐えた!!(ヤバかった)

20代の人間は失敗しても戻ることが簡単だが、30代後半になると無職歴が長くなるほどどん底に行くからよく考えてからリタイアした方が良いと思います。

若い人ほど2000万円あたりでリタイア出来ると思っている人も意外と多い。

計算上はやれなくはないが、条件が厳しすぎます。

これはプロの節約家がやる条件です(笑)

生活が出来なくなったら生活保護に頼ることを否定はしませんが、・・・。

極端な話、それも「FIRE」と言えるのでしょうか?

よく低資産でリタイアする人の特徴は、運用利回りを相当高くするか、生活費をヤバいくらいに切り詰め、足りないなら簡単なアルバイトや派遣労働。

これ若い時はどうにでもなりますが、50歳・60歳以上でこの状態になったら詰む人が多いと思います。

かなりキツイっすヨ💦

希望する仕事経験者は置いておいて、まずやれる仕事がほとんど無い。(若い人優先採用)

それと普通に仕事をしていたら経験できる様々なことがほとんど出来なくなります。(時間はあっても経験とお金が無い)

この条件でどうしてもリタイアするのなら、人生で捨てるものも多いです、その覚悟が必要です。

なので普通にFIREしたいのなら現在の生活費を基準にシミュレーションをすることをお薦めします。

人間、増やすことは簡単ですが生活費を切り詰めることになると意外にもストレスがかかるものです。

あえて要らないものを探して捨てていく行為ですからね。

ですのでリタイア後に結果的にお金が余ったという状況を作り出すことが大事。

そのことで気持ちに余裕がでてきます。(想定よりも減少しない状態を作るのが大事)

リタイアしたが、常にお金が心配なんて本末転倒です。

★理解は出来るが辞める時は慎重に★

やむを得ない事情があるなら、自分を守るためにすぐに辞めるべきです。(精神的に肉体的に限界の場合)

ゆっくり休養して、気持ちが充足してきたら復職したらいいです。

仕事を一日でも早く辞めたいのは理解出来ます。

私もそうですから。

なので、私の初期ブログのころのセミリタイアの目標金額は、約3000万円でした。(辞めたいが前面に出まくっていました)

最初はそれくらいあればセミリタイア出来ると思っていました。

今見ると結構しんどいシミュレーション内容です。

なので現在はそこから5000万円に増え、今では8000万円が目標です。※嫁さんもいるので世帯金融資産

何度もシミュレーションをすることで精度が上がる!!

ブログを始めたのが2016年頃です。(当時の純金融資産が約2300万円くらい)

その時の目標値が3000万円。

しかも40歳前半に引退です。

全然違うでしょ?

想定引退時時期も、金額も大きく違います。

これは当時本当に仕事がつらくて「一日でも早くリタイアしたいバイアス」が働いてしまい、設定があまかったからです。

あまいと言いますか、辞めたい気持ちでギリギリの設定でシミュレーションをしたからです。

(たぶん生活費240万円/年設定で15万円くらいの仕事もする。できなくはないがちょっと無理な設定)

しかし何度もシミュレーションを繰り返すことによって、具体的な各家庭の生活費の金額や税金、社会保険料などの金額にも詳しくなってきます。

そして、より具体的なシミュレーションをすることが可能になり精度が上がっていきます。

実際は「生活費は下がる」可能性は大!!

多くの人はセミリタイアをすれば自然と生活水準は下がります。

これは本当です。(一年だけ療養のためプチセミリタイア体験をしましたが、大きく生活費が下がりました)

ただしそれをもとに計算してしまうと後々余裕が無くなります。

経済的自由になるのがセミリタイアの醍醐味なのにお金が無いことで自由が減るのは本末転倒です

★普通に考えるセミリタイアのタイプは大きく分けて二つ★

①金融資産を少しでも増やして、資産運用から切り崩していく方法

②金融資産と副収入を二つの車輪で生活していく方法

です。

※番外編③究極の節約をして、お金を使う娯楽は一切しない生活をしていく方法

FIREする年齢にもよりますが、億り人の人は①で充分可能だと思います。

(同じ1000万円の減少でも2000万円から1000万円減る感覚と1億円から1000万円減る感覚は全く違います。)

私の場合や多くの人は2番だと思います。

二つの車輪でバランスをとっていく方法です。

好調時の資産運用のように爆発力はありませんが、資産の目減りが軽減できますしリスク分散も出来ます。

私の場合は、

約8000万円の金融資産と負担にならない程度の家賃収入、そしてお小遣い稼ぎレベルの仕事での生活を目標にしています。(戸別不動産を2件だけですが保有中)

過去に一年間だけプチセミリタイア期間があったのですが、「リタイア最高!!」と感じた反面、金融資産が目減りしていくストレスが何とも言えませんでした。

莫大な金融資産があれば気にならないのですが、私はギリギリでの①番での設定は無理かな?とその時思いました。(感覚的には最低1億円以上は要りますね。)

なので仕事に復帰してからは、まずは金融資産を増やすことに専念しています。

厳しく見積もりすぎて、いつまで経ってもリタイア出来ないのも問題ですが、リタイアしてからヤバいと後悔するかは何倍もマシです。

それよりもセミリタイアするまでの修行期間をどう充実して過ごしていくかがとても大事だと思いました。


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。