「つらい」、「苦しい」、しかし40歳代はきっと生まれ変わることができる!!


まいど、あーくんです。

現在色々と悩んでいるから、セミリタイアをしたいという道を模索している人も多いかと思います。

あなたもその一人ではないですか?

私は数年にわたって心の葛藤が酷くなり、数年勤めあげた社長の座を降りて、現在は会社の新人の指導と自身のさらなる向上の為、大学に再入学して勉強も始めました。(もちろん新しい事業も考えています)

給料は激減しましたが、今は毎日が新しい発見でいっぱいです。

さて今回のお題目の、

「つらい、苦しい。40歳代・・・。」

ですが、私は現在44歳ですが約6年前くらいから何とも言えない心の葛藤が酷くなったと記憶しています。

それが刻一刻とひどくなっていく状態。

最近は寝ても覚めても仕事が苦しくて手につかなくなっていました。

それは「どういうことなのか?」という、メカニズムに迫ってみたいと思います。

そして、もしあなたがこのようなことに当てはまりそうなら、少し考えてみてください。

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どうすればこの不安定な状態の精神を直すことが出来るのか?

最初にいっておきますが、「何かこうすれば良くなる」という簡単なマニュアルなんてものはありません。

人それぞれ悩んでいる内容が全部微妙に違うのですから。

そういった類をお探しなら、他を当たってください。(私は一切効きませんでしたが・・・)

仕切り直しまして、

私は仕事上での嫌なことを忘れようとしても忘れられない。

色々なストレス発散法を試してみても効果が無い。

しまいには「生きる意味ってあるの?」と考えるようになりました。

正直悩むべき理由がわかり切ったレベルの内容の場合(例:給料が低いとか、待遇が悪いとか)は色々な発散法や解決法が役に立つかもしれませんが、人生の岐路レベルになるとこういった逃げの方法や解決法の方法は症状が酷くなる一方となります。

そして中年になるとこの人生の岐路が訪れやすくなります。

40歳代になると心の葛藤が酷くなるのはよくあること

私は現在、この葛藤とじっくり向き合いながら日々を過ごしています。

そこで4月から社長を降りて、ゆっくりと自分自身に問いかける時間をつくることが出来たのと、色々と勉強してきて、そこでちょっと分かってきたことがいくつかあります。

それは40歳代の方には結構みなさん「あるある」の状態だと言う事です。

男同士は特にですが、飲みに行ってもこういった言葉にできない心の苦悩は話づらいので、私の場合は「もしかしたら自分だけ特別?」と思っていましたので誰にも相談が出来ませんでした。

どう相談したら良いかもわからない状態。

弱みを見せるのも何だか恥ずかしいですし(特に会社関係は)・・・。

しかしこれは結構な確率の人が程度の差はあるが、誰にでも起こりえる心の葛藤だと言う事です。

だからもしあなたが40歳代くらいで説明のしきれない、やりきれない心の葛藤があるのなら安心してください、誰にでも起こりえます。

私はそれを知っただけでもかなり救われました。

「ホントか?」と思われるでしょうが、これは現在、様々な心理学者や臨床心理士たちの手によって証明されています。(※ここでの内容は割愛させていただきます)

私個人の意見でしたら信用に値しないでしょうが、学者さん達の文献なのでかなり信用度の高い内容です。

どうしても信用できないようでしたら、ユング・エリクソン・レビィンソン、その他まだまだいますが調べてみてください、色々と出てきますよ。(笑)

だったらなぜこの年齢の時にこういった心の葛藤が起こりやすいのか?

これは40歳代になると(早い人は30歳後半くらいから)、今までのアイデンティティが通用しなくなり変更、修正を余儀なくされるためです。

解りやすく言いますと、20代・30代のやり方・生き方などの「自己価値観」が通用しなくなる。

私の例で仕事で言いますと、私の場合ですが20代~30歳代は結構なやる気に満ちていました。

「自分の可能性をどこまで伸ばせるか?」

「出世したい!!」

「お金持ちになりたい!!」

「周りに認められたい!!」

プライベートで言えば、

「女性にもてたい!!」

「カッコいい車に乗りたい!!」

「芦屋に住みたい(関西では金持ちの街)」とか。

その為には寝る間を惜しんで仕事をしたり、朝まで飲みに行って会社を経営している友人たちや会社関係の人たちと語り合ったり、自分の可能性を伸ばすために色々と努力したもんです。

そしてどこかで「俺は出来る!!」という希望をもっていました。

これも経験だと思い、みんなが嫌がる仕事を率先してやったりとかもこなしました。

ところが40歳に差し掛かる頃になると、微妙にちょっとずつボタンの掛け違いをおこすようになります。

たまたま私の場合は、仕事の捉え方に対しての問題が浮き彫りになってしまったので例として仕事のことを話すことが多いですが、これは実際に社会的に成功して何不自由なく生きているように見える人、逆に自由に好きに生きてきた人、関係なく起こりえますし、そしてこの問題は仕事だけではなくプライベートなど多岐にわたります。

40歳代になると考え方(価値観)が変わらざるえなくなってくる

例えば先ほどの「出世したい」「お金持ちになりたい」との考えは、

「今まで自分なりには頑張ってきたが、先がある程度見えてきた、このまま突き進んでいいのだろうか?」

「仕事のやり方を変更していかないと、いけないな。今までのやり方だと行き詰る。微妙にピントがずれてきている」

になってきますし、

「女性にもてたい」は、

「明らかに見た目が年老いてきている」「精神的・肉体的に衰えを嫌でも感じ始める」「そもそもそこまで気にしなくなった」と自覚し始めます。

「周りに認められたい」は、

「周りからどう見られるかの物差しではなく、自分の基準の物差しでもいいのではないか?」とより自己の確立へと考え始めます。

そうやって20代と比べると明らかに変化・劣化した体力・精神力をどうしても再構築しなければならない時がやってきます。

それが40歳代です。(※30歳代は今までの延長で何とかやっていけます)

柔軟にちょっとずつ修正を加えていって実行している人はそこまでの自身の変化への葛藤は起こりにくいのかもしれません。

しかし私のようにこの年齢まで、そういった問題にふたをして「まだいける」「今までこれでなんとかやってこれた」と考えているようでしたら考えモノです。

20代・30代の考え方・価値観を引きずってやり続けている人はもっと葛藤が酷くなっているかもしれません。

今まで何とか保っていたアイデンティティ(自己)が保てなくなり、一気に情緒不安定になり始めます。

しかも問題を正面から向き合っていない為に本人にもよく原因がよく解らない。

「(何とかしようという)気持ちとは裏腹になんでこんなにやる気が出ないのだろう?」

「イライラの原因はきっと○○が仕事の邪魔をしたからに違いない」

「ほっておけばいずれ治るだろう」

最終的には「鬱かもしれない・・・」

と。

問題の本質を捉える、ゆっくりと問題と向き合おう

私の初期のころのブログを読めばよく解ると思いますが、私はこんなに仕事に対してつらくて苦しいのは「仕事の待遇にこそある。この待遇の悪さの為に私はやる気が削がれ、やる気が削がれたためにより精神的につらくなるのだ」

と分析していました。

確かに表向きの条件はそれで間違っていないとは思います。

しかしその言葉の裏には上記で書いた、今まで(20代・30代)のアイデンティティ・価値観の抜本的な修正が必要で、その事にきちん向き合って今自分が出来ることをしたいことをしなければならないことに気が付きました。

要するに自己価値観の変容を理解しどう向き合うかです。(人生の折り返しを過ぎ始め、残り時間を具体的に考えるようになった)

その答えにいきつくのに2カ月もかかりました。

いやたった2ヶ月で気づいたと言うべきか?

これでようやくスタート地点に立てました。

ただし私の場合は具体的に今後の人生をどうしていけばよいのかという明確な答えにはまだ至ってはいませんので、まずは今抱えている問題を小手先の方法で解消するのではなく正面から問題を受け止めていくことが先決だと思っています。

今後の人生をどうしていくかについての答えはそれからでいいのではないのでしょうか?

まずは今まで言葉にならなかった言葉、自分でも気が付いていない衝動を掘り起こすことが、知ることが大事なのかなと。

40歳代は人生後半戦に向け、新たな人生価値観の創出(生まれ変わり)の時期

私は今までの人生で長期的にこんなに悩んだことは無かったかもしれません。

確かにつらいです。

苦しいです。

しかし今はちょっとだけですが光も見え始めていると感じます。

これは私の新たな人生の価値観を生み出すための試練なのかもしれないのだと。

脱皮時期なのだと。

20歳代・30歳代が社会に出てからの躍動期でファーストステージならば、40歳代・50歳代は経験と知性を生かすセカンドステージです。

今まで蓋をして目をそらしてきた問題(私の場合は自立感)や自分の老い・限界からの修正です。

これに自ら納得することで新たなるセカンドステージに私は自分の足でちゃんと立てるのかなと考えています。

もし、あなたもこれ位の年齢でこういった明確な理由が解らないのに、苦しく、つらいと感じているのなら、もしかしたら人生の修正期・再構築期に入っているのかもしれません。(※心理学では中年期の危機(人生の正午)とも呼ばれています)

これはあなたの新たな人生の第一歩となる産声なのかもしれませんよ。

まだまだあなたの人生が良くなるための問題なんです。

そう考えると「まだ私には成長の余地があるんだ」と思えますし、未来が楽しみなります。

悩みは次の為の大きな一歩となるはずです。

苦悩は「幸せになりたい」という心の叫びなのです。

私はここ数か月、色々な論文や大学の教科書を目に通すことでこのようなことが解ってきました。

この年になって「学ぶことの大切さ」を学びました。

これだけでも私にとって人生の大きな一歩と思っています。


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コメント

  1. deefe より:

    マジか!だれだ
    不惑の40代とか真反対のデマ格言流布したやつは、全く
    大迷惑野郎だよ

    • あー君 より:

      Deefeさん:ははっ、ありがとうございます。
      孔子の格言でしたっけ?
      すごい人なんでしょうけど、現在は人生100年時代と言われているくらいですからね。
      孔子の時代なんてせいぜい50年・60年が人生、関の山ってかんじですもんね。
      現在と違って40代なんて人生末期なんでしょうね。

  2. crosspearl より:

    忙しさの中、思考を変えることができないために気づいたら60代70代ということもある中で、一度立ち止まって考えることができたのは良かったと思います。
    私もブログをやっていなければセミリタイアという生き方も知りませんでした。

    猪突猛進でがんばるのがダメだとはいいませんが、やはり40代になったら一度自分の人生を残りの時間を考えることはした方がいいように感じます。

    • あー君 より:

      クロスパールさん:いつもありがとうございます。
      全くそのとおりで、一度立ち止まり自分の人生を見つめなおすことがとても大事なんだと思います。
      だって病気でもしないかぎりちょっと前と違って現在の人生長いんですもん(笑)
      そのことに気が付いたでけでも、私は幸せ者なんだなと感じるようになってきました。

  3. deefe より:

    孔子か!
    儒教がいまいちなのもその辺の洞察が限界ってとこかな

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