抜け出せ!!アラフォークライシス世代の恐ろしい時代背景


まいど、あーくんです。

約一年前に書いた、「私は地獄の「アラフォー・クライシス」世代、どおりで給料が少ないと思ったわ!! 」という記事なのですがいまだに結構読まれています。

これは現在ビジネスの記事をもとにした私の感想です。

しかしすでにアラフォークライシス世代と言われ始めた世代も一番上の世代でアラフィフ(50歳)のほうが近くなりました。

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★アラフォークライシス世代とは?★

アラフォー・クライシス世代とは当時の記事より二年進んで、約38歳~47歳くらいのことを言います。

もうアラフォーからアラフィフに差し掛かろうとしていますね

社会に出た時がちょうど平成大不況で就職難の世代のことを言います。

就職難だったため、この世代が極端にどの世代よりも生涯賃金が低い問題です。

政府も今頃になってようやく重い腰を上げて対策を練り始めました。

これは残念ながら一生回復しません。

普通にサラリーマンとして生きるとどの世代よりも生涯賃金が低い世代です。

当時の記事に理由と資料を載せていますので気になる方はご覧ください。

記事:私は地獄の「アラフォー・クライシス」世代、どおりで給料が少ないと思ったわ!!

いま考えますと当時は本当に今までの価値観が壊れて新しいものが生まれる長い期間だったなと感じます。

相当な難産だったため、我々世代がもろに痛みを伴いました。

これは一生続きます。

今後も改善されることはありません。

我々の屍の上に今があると言ってもいいかもしれません(笑)。

★アラフォークライシス世代を境に変化した価値観の変化★

①今考えたら恐ろしい時代背景

私は現在45歳。

バリバリのアラフォークライシス初期世代です。

就職難で当時は倍率1倍にも満たなかったです。

二人に一人しか就職できない時代です。

大卒でも地方公務員が大人気でした。

そして非正規労働者という言葉が生まれ、派遣労働者と言う言葉が生まれました。

一部の人間は就職先が無く、泣く泣く派遣社員として働く。

当時は派遣社員はアルバイトに毛が生えたような存在で給料も安く、且ついつでも首に出来るといういわゆる企業にとって都合に良い存在でした。

当時の流行語に「年越し派遣村」みたいな言葉も生まれましたね。

若くて働き盛りで仕事もしているのに給料が低く、社会的信用度が低いために部屋を借りられずマンガ喫茶や公園で過ごす人が多発しました。

今考えるとコマーシャルもいびつでしたね。

パチンコ業界と消費者金融業界のコマーシャルばっかりでしたもん。

借入利率も今のように制限されていませんので本当に高かったです。

夜遅く返ってきて一人でテレビ見ながら晩御飯食べていた時こんなことを思いだします。

あとそれすら頼れない人たちの受け皿として闇金融が横行してすごい社会問題化していましたね。

えげつない追い込みで一家もろとも自殺まで追い込むとかもよく問題になっていました。

たった数万円の借り入れが数百万円に膨らみます。

ミナミの帝王もびっくりの世界です!!

現在のブラック企業なんて私たち世代から言わせればかなり優良で可愛いもので、低収入で長時間労働が当たり前。

生き残るためにそれが普通の会社が山のようにいました。

不景気のあまり自殺者が3万人を常に超える異常事態。

今の若い子には考えられないでしょ?

それでも生きるためには這いつくばっていた人も何て多かったことか・・・。

②ずっと戻らない生涯賃金

「でもそれは昔の話で今は人手不足で待遇がかなり改善されたじゃん」って思うでしょ?

いいや、この世代はそのまま取り残されているのです。

首にされないように頑張って、少し景気が上向いて、気が付いたらもう40歳。

年齢も年齢なので特別なキャリアがないともう有利な転職は出来ないでしょう。

そういうことなんです。

時代の移り変わりにうまく対応できなかった世代なんです。

今の日本の出生率が極端に低くなってしまったのも、現在父・母になっているはずであろうこの世代です。

価値観の変化だけではなく、泣く泣く結婚を諦めたもしくはお金のかかる子育てを諦めたという人がかなりいます。

この世代は団塊ジュニア世代といって第二次ベビーブーマー世代。

しかしこの世代は極端に収入が低いので低出産率。

経済的理由で泣く泣く諦めた人が多いのもこの世代の特徴です。

よく政治家が子供産まなかったからいけないみたいな発言がありますが、だったら早い段階でこの世代の底上げを何とかしていたら出生率の落ち込みもまだましだったかもしれません。

個人の努力の範疇ではもはやありません。

時すでに遅しです。

アラフォークライシス世代の子供がすでに大きくなってきてその時は完全な人手不足です。

現在の問題そのものです。

③社会の構造の変化に取り残される世代?

アラフォークライシス世代よりも上の世代は年功序列世代、バブル景気も体験しすでに平均収入が高い。

高給取りだったためリストラ対象となりましたが既得権益に比較的守られています。

そして下の世代は最低賃金が守られた成果主義世代。

人手不足のために給料が極端に低く内容の悪い会社はそもそも敬遠される時代。

アラフォークライシス世代はこの時代の流れに巻きこまれた哀れな狭間の世代。

年功序列のように順調に給料が上がる訳でも無く、不景気で防戦一方だったために成果もなかなかでなかった世代。

会社を維持させるために上の世代を支えるために現場を這いずり回った世代。

当然、このまま年齢がスライドしていくので生涯賃金が低いまま・・・。

ただしちょっとだけフォローいたしますと、この世代は時代の変化が真っただ中だったためこの変化にいち早く反応できた一部の人間は莫大な資産を手に入れることが出来ました。

おそらくどの世代よりも比率が多いかもしれませんね。(資料が無いのでよく分かりませんが)

再度当時の資料を載せておきます。

【給与額の変化】(5年前との比較、同番組資料より転載)
[20~24歳]+5,200円   [25~29歳]+8,700円
[30~34歳]+6,400円   [35~39歳]-4,300円
[40~44歳]-23,300円  [45~49歳]+2,200円
[50~54歳]+21,100円  [55~59歳]+8,000円

これは年収ではありません、月収の平均格差です。

もちろんそんなものは関係ないという優秀な人は沢山います。

しかしこの世代は圧倒的に時代の不運を一心に受けてしまいました。

★「失われた20年」と呼ばれていました★

本当に運が悪い人は大学を卒業して22・23歳から就職難を勝ち残って20年後の42歳にようやく景気の回復が見え始める。

その頃にベースアップが始まっても時はすでに遅しです。

年間で上の世代よりも年収で約25万円の格差。

これが約20年で約500万円。

もうすでに他の世代よりも500万円ちかく取り残されています。

分かりやすく言えば、バブル全盛世代はそのまま給料が高く、アラフォークライシス世代は不景気で人手も要らないので安いままで、若い世代は逆に人手不足で給料が上昇中という訳だ。

時代は変わっても上の世代・下の世代もスライドしていくのでずっと世代間格差は埋まることはありません。

★だったらどうすればいいの?この世代は?★

この世代は上の世代のように旧体制で逃げ切ることが出来ません。

かと言って若い世代のように新しい価値観に出遅れました。

なのでギリギリまで会社で粘って若い価値観を吸収していくしかないでしょう。

インプットしてアウトプット出来るくらいまで努力するしかありません。

下の世代にうっとうしいと思われても、ゴキブリのごとく生きるしかないのです。

大丈夫です。

我々世代は、どの世代よりもハングリーに生きてきました。

耐えることには慣れています。

臥薪嘗胆!!

節約してお金を貯めて賢く生きようぞ!!

長期資産運用は、凡人でもコツコツと続ければ必ず成功する道!!

この世代は常にリスクを一番負って生きてきた世代です。

だったら長期運用で資産拡大、そして資産拡大を見込んだら不労所得への移動がこの世代で唯一と言ってもいいくらいの誰にでも可能な逃げ道だ!!

政府なんて何も役に立たないとよく知っている世代だ。

賢く生きて出し抜け!!


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