まいど、あーくんです。
タイトルの「ロスジェネ世代は、新しい時代の最先端世代でもある」と書きました。
これは戦争経験世代を除いて時代に翻弄され最も苦労した世代でもあるからです。
私は、最も過去の価値観と最前線で戦ったこの世代にエールを送りたいと思います。
スマホでヤフーニュースを見ていると、「ロスジェネの逆襲」という見出しがありました。
今回はこのニュース内容では無く、「我々の世代は本当に色々な異名があるな」というどうでもいいことをふと思ったので書きました(笑)。
私は現在45歳!!
丁度ロスジェネ世代の初期世代です。
だからこの時代の経験値が半端ない!!
もくじ
まあよくぞこんなに呼び名があるのですね!!
ちなみに私が調べた異名はこんな感じ、
- ロスジェネ
- 就職氷河期世代
- 団塊ジュニア(これは48~45歳くらい)
- 8050世代
- アラフォークライシス世代
まあざっと見てこんな感じでしょうか?
色々とありますが、意味は大体同じです。
意味を要約しますと、
就職する年齢時からバブルが崩壊し極度の就職難が起こり、低賃金・長時間労働が普通の世代。
常に会社が倒産するという恐怖におびえ、一度脱線をするとなかなか社会に戻ることが難しかった時代なので歯を食いしばってしがみつくしかなかった世代。
現在の社会環境になった時は40代となり、再就職が難しくなった世代。
この世代の生涯賃金が他の世代よりも突出して低く、社会問題化している世代。
社会に戻ることが難しかった世代のため一部の人間が引きこもりにはしり、そろそろその親と子供が80歳・50歳になるという問題。
社会に出てから常に戦うこと、負けないことを他の世代の人よりも強いられた世代!!
といったところでしょう。
一番の問題は現在も続いていること!!
私が一番の問題と思っているのは、この世代が今の今までそれを引きずってしまっているということです。
政府もようやく重い腰を上げましたが、時すでに遅しです。
ちなみに引きずるというのは、
就職活動の時には就職難で大幅な妥協を強いられ、それすら入れない人間は派遣社員かフリーターを強いられたことと、
世の中の大不況の中の会社独立組の成功率は著しく低かったこと。
年齢があがり会社で中堅になっても、仕事の負担が治まらず、高給世代である上の世代を支え、下の世代の人手不足問題を支えるために人柱になってしまったことです。
ですのでこの世代はいまだにどの世代よりも生涯賃金が低いという構図になっています。
これは実感でも何でもなく、データ証明されています。(ピークに比べて月に5万円以上の減額です、年間では無く月間です。)
自己責任論を言う人もいますが、それは酷な話ですよ。
就職倍率が1倍を切っていたこともある時代です。
大卒でしかも仕事を選ばずです。
だったら大卒では無い人は容易に想像できるでしょう。
今でこそ大卒の人間は増えましたがそれでも全体の約50%です。
しかも団塊ジュニアと言われるくらい人数も多いのにです。
生きるためには最終的には手段を選べないので、派遣社員やアルバイトで食いつなぎますが年齢を重ねれば重ねるほど正社員の道は遠ざかっていく・・・。
それが現実です。
ロスジェネ世代は時代のねじれ世代
しかも会社価値観が終身雇用の最後の世代であり、実力至上主義の最初の世代でもあるので、ほとんどの人が給料は終身雇用時代の給料体系で、仕事内容は成果主義というねじれの世代でもあります。
私もぶっちゃけこんなにニュースで言われていますので、実際に会社の給料を調べました。
すると、上の世代で私の年齢時の給料はやはり私よりも高く(大して仕事が出来ないくせに(苦笑))、下の世代の新入社員の給料は私が新入社員時よりも高いという結果でした。
時代のせいといえばそれまでですが、同レベル、いやそれ以上働いてもこれではあまりにも悔しいですね。
私たちロスジェネ世代は悪い意味で時代に翻弄されていますので、逆に言えばしぶとい人間も多いかもしれません。
だって会社は守ってくれませんし、社会も今ほど守ってくれませんでしたしね。
私もどう将来を生き抜くかをやたらと考えました。
夢を追うのも大事ですが、まずはどう生き抜くかが大事です。
私たちの世代はこれがモロです。
新しい価値観を見つけていくのが我々世代の使命!!
私もこれが最大の理由ではありませんが、会社の理不尽が理由で悩んでいた時にセミリタイアという言葉を見つけ今はそれを目指しています。
「なんでこんなに結果を出していても、上の社員よりも明らかに低いし、新人の優遇が私よりも良いのだろうか?」
だって上の世代は既得権益がありますし、下の世代は人手不足の影響で重宝されます。
私たちは世代は誰にも重宝されませんし、いや搾取という意味では重宝されていますが、基本的には与えても返ってこない世代です。
人のせいにしても、時代のしても、何も解決しません。
おかげで節約意識が生まれましたし、自分の人生について深く考えることができました。
失うことも多かったですが、私はこの世代のおかげで辛かった分、今後の人生をどう楽しむかを考えることが出来ました。
間違いなく上の世代では、セミリタイアという言葉は浸透していないと思います。(完全リタイアは昔からある)
苦労したから、解放されるための手段の一つがセミリタイアです。
もちろん計画的にやらないとセミリタイアは出来ませんが、私も何パターンかのセミリタイア計画を作成しています。
「好きなことをする」という言葉は聞こえが良いですが、好きなことをするには絶対に下地が必要です。
実力も経験もお金も努力が必要です。
20歳そこそこの人間では無いのですから・・・・。
何も無い50歳の夢追い人なんてきついですよ。
たまに何もない人(実力も経験も金融資産も持っていない人)が自由を叫んでいる人がいますが、それじゃあ戦えないんですよ。
セミリタイアは生き方の手段であって、逃げ道じゃないと思っています。
悩んで歯食いしばって闘った先にセミリタイアが見えるんですよ。
最初から逃げてしまったら、理想のセミリタイアは絶対に見えてこない。
それは断言できます。
生きていける最低限の余裕を醸し出しだしながら、夢を追うのが「カッケー」んですよ!!