サイドFIREというよりも普通に小さな会社を経営していたような気が・・・


まいど、あーくんです。

私は来年度半ばを目標にFIREを目指しています。

今年の初めより前職を引き継ぎ本格的にサイドFIRE(ひとり経営)に突入したのですが、変わらず忙しく大変だったので、来年度よりFIREを計画しました。

本格的なサイドFIREはたった一年でしたが、

感想は、

・・・

・・

「前職時代とほとんど何も変わらない」と言う感じでした。

確かに一人で会社を経営することで社員との軋轢も無くなり、そういった面で非常に気持ちが楽です。

しかし私の場合は得意分野である前職の内容をそのまま引き継いでやってしまったので、お客とのやり取りが以前と全く変わりがありませんでした(苦笑)※普通に独立した感じ。

負担を減らすため顧客数は減らしたのですが、メイン客は以前と同じままの引継ぎなので迷惑を掛けられず大変です。

そして一番の問題は、現在の経営環境だと労力の割にあまり儲からないということです。

忙しく神経をすり減らすのにたいして儲からない。

これは私の会社に限らず、周りもほぼ同様です。

※私の業界はアパレル業です。現在、大手は統廃合真っ只中。中小は倒産・廃業爆増中です。

これが私がFIREに移る一番の理由。

いくらしんどくても儲かっていたら続ける意味がまだありますが、精神的にも肉体的にもしんどいのにたいして儲からない。

ちょっとは回復すると思っていたんですけどね。

会社を維持するのって本当に大変です。

小手先のテクニックに走りがちですが、やはり会社は売上てナンボ。

一瞬なら出来るかもしれませんがそれを何年も続けるのは本当に難しい。

現に私の会社の顧客も10年以上前と今では全くメンツが違います。

それくらい波が激しい世界です。

一巻千金の夢はありますが・・・。

正直言って最近は「r≧g」の法則ではないが、小さな会社の経営よりも投資の方がここ5年間は儲かっている。

労力は雲泥の差なのに・・・。

私は前職を含めて10年以上経営に携わってきました。(といっても前職の雇われ社長がほとんどだが)

この10年間毎日、売り上げや利益を考え、社員の待遇、お金のやり取り、顧客や仕入れ先との交渉など多岐にわたってやりますが、斜陽産業ということも含めて大変でした。

お金を稼ぎたいのなら、やはり時代の波に乗るというのはとても重要だということを感じます。(今はアパレル業は斜陽産業で寡占化が進んでいます)

特に顧客とのクレーム処理が最近は大変(笑)

別にクレーム自体は良いんですよ、仕事をやっていると何かしら出る。

しかしブログでもよく書きますが、最近はサプライチェーンが極度に不安定になりつつあり、安定した商品の提供が難しくなりつつあります。

なので顧客の不満が私のような卸業にしわ寄せがどっと来る。

顧客は当然に購入先の私の会社へ。

その解決策を生産元である仕入れ先へ言うのですが、仕入れ先も極度の不振もあり、理由をつけて逃げるだけ。

全く解決の目途が立たない案件が異常に増えた。

私の会社のような小さな会社は、それらしい理由をつけて逃げられるだけです。

競争力のある時代は、最悪取引を停止して仕入先を変更すれば良いが、今はそういう状況ではありません。

新たな同業種を探すのが難しい状態になってきました。(会社が無くなってきました)

昔のような商売がもう難しい。

特に最近は数か月に一度はなかなか大きなクレームが起こります。

その根本的な解決がもうほとんど出来ない。

返品対応しか解決策が出ない。

新商品ならまだしも、これまで継続的にやっていた商品までも安定性が無くなりつつあります。

しかも技術力も落ちてきているのか、その解決策が出ないし代替え案すらも出ない。

ある程度は「こうなるだろうな」と昔から予想はしていましたが、こりゃ逃げるほうが得策でしょ。

今後私の会社に限らず、あちらこちらで問題が頻発するのは目に見えています。

取り返しのつかない損失が出るのも時間の問題だと思います。

と言いますか、生産が減りすぎててもう会社を維持するのも至難の業となりつつあります。

ここまで急速に業界が衰退していくとは・・・。

もはや解決できるのはシェアを握っている大手企業のみ。

今後アパレルに限らずカバンや靴・雑貨などなど、日本製は商品の多様性が無くなり、大手企業が提供する画一的な商品がほとんどになるでしょう。(安ければまあ良いよね)

要は個人に限らず企業も二極化が鮮明化していくということ。(中規模の企業は特に淘汰されます)

問題があってもその分儲かる仕事なら別に良いです。

しかし現在は値上げ対応が追い付かないので利益率が常に悪い状態です。

コツコツ稼ぎますが、一撃のクレームですべての利益が吹き飛びます。

私は今年だけで何度もクレームが起こりましたが、直近のクレームで「FIREする」決断をしました。

どれも私個人の力ではどうにもならない理不尽な問題ばかりでした。(お客さんは何も悪くないですよ)

なのでこれまでなかなか踏ん切りが付きませんでしたが、ようやくFIREする決断が出来ました。

ある意味感謝しないといけませんね(苦笑)

背中を押してくれました。

今なら少しながら利益を確保して何とかギリ撤退出来ます。(借入金も返済できる)

もうやり残したことも無いし試したいことも全部やりました。

この経験を次に活かして、来年度より新たなステージを踏み出したいです。


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コメント

  1. 黒田順之介 より:

    当然ですがFIREするなら権利収入の確保が最重要課題に成ります。
    ソレをクリアしてFIREする訳ですが今度は権利収入>労働収入の差を知る事に成る。
    権利収入額=労働収入額では労働できないのです(解ってない人が非常に多い)
    権利収入=労働収入×3程度は無いとワリに合わない。
    その位、権利収入が低いor労働で稼げるなら労働も視野に入りますが
    権利収入がソレほど低ければFIRE出来ないし労働で破格の話がゴロゴロ在る訳無い…
    労働で得た利益には全て経費が掛かるし手取りじゃ無いですしね。
    すると権利収入=労働収入×3は殆ど不可能に近い話に成る。
    薄利で働くなんて…と馬鹿らしくて働く気が失せると言う事に成る。
    2倍でも馬鹿らしくて無理です。
    嫌も応も無く辞めざるを得なくなると思います。(私がコレw)

    • あー君 より:

      >黒田様
      いつもありがとうございます。
      権利収入の最大のメリットは勝手に膨らんでいくことですかね。
      労働は時間が経つほど天井が見えてくるのに対し権利収入は限界を知らないところが凄い。
      時間を味方に付ければつけるほど、雪だるまのように大きくなっていく。
      最初は労働が必須でも途中から権利収入の成長の方が大きくなっていくってところでしょうか。
      しかも私の年齢的に絶対に資産収入が生活費を上回る必要が無くなってきましたし。