米国袋小路のトリプル安やん(株安・債券安・ドル安)「資産防衛しないとな」


まいど、あーくんです。

強いアメリカを復活させるらしいトランプ大統領。

まだ始まったばかりなので、今後どうなっていくのかは誰にも分かりません。

ただ現時点では、いまのところ全面安。

株安・債券安・ドル安のトリプル安。

皆さんは関税問題と株価ばかりを気にするかと思いますが、私は米国長期債も投資しています。

現在の米国長期国債はトランプ関税によるインフレ復活と噂範囲ですが中国中央銀行と日本の民間銀行による米国債の大量損切り売却により金利が急騰中。

ということで債券価格は逆に大幅値下げ中(下落中)であります。

うーん、ここからさらに下げてきましたか・・・。

私は去年から米国長期債をせっせと買い集めていましたが、現在大きな含み損。

今のところ大きく読みがはずれています(苦笑)

しかもドル安円高が徐々に進行中。

投資資金のアメリカ離れが加速し始めました。

先ほどのドル建て債券も大量売却したらしいですからね。

これでアメリカは株安・債券安・ドル安のトリプル安の完成。

野球で言う三冠王(苦笑)

トリプル安って私が知る限り結構ヤバい現象なんですよね。

米国発なら、リーマンショック以来。

関税問題の端を発してなら世界恐慌後のブロック経済以来らしい。

他国なら、デフォルトクラスの時しか起こらないレアな現象。

国力の減少が著しいと言われている日本でも戦後バブル崩壊時のみ。(現在は株安・債券安・円高進行開始てな感じですかね)

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★今後の世界経済の動き予測★※独断と偏見で異論は認めます

私の予想では、しばらくこのままもっと掘り下げて突入するんでしょうね。

トランプ関税が本格的に効力を発揮しだすと当然、貿易が一層に滞り輸出入ともに減少しますので株安は必須。

そしてインフレ。(からのスタグフレーション)

各国も自国経済を支えるために今のところは米国と協議するでしょうが、各自防衛の為に独自の経済圏を確立していく可能性はあります。

他国もインフレ。(からのスタグフレーション)

米国との交渉が上手くいかず長期化しそうなら日本はもしかしたらTPPの一層の拡大も考えられる。(インド加盟とかユーロ圏加盟とか?内需が強い国々を取り入れたい。今のところ何ひとつ聞きませんが)時間が掛かるしな・・・

米国経済自体もそろそろリセッションの兆候がありましたので、これにより景気減速加速。

上手くいけばリセッションにてデフレに突入ですが、今のままの教科書通りならスタグフレーションがいいところでしょうね。

そして当然世界に喧嘩を売っているのでアメリカに対する信用もガタ落ちしますので国債は売られやすくなっていくし、購入しない。(債券安)

ついでに投資資金も海外へ流れ出すし、米国外も米国に投資をしない。(ドル安)

それとトランプ関税により物価の再高騰でやっと鎮静化しだしたインフレが再び猛威をふるう。

するとFRBは利下げが出来なくなり金利は高止まりのまま。

金利が高止まりということはスタグフレーションに突入する可能性が高い。

これで株安・債券安・ドル安の出来上がり(苦笑)

さらに米国内の投資が滞るということは、今後は円キャリートレードの巻き戻しが始まるので円高に。

日本の政策金利は現在は一時停止していますが、米国と違い利上げモードなので円高に一層の拍車。

ついでにドル安円高というよりもドル安・世界各国の通貨高の傾向が顕著になると米国の資金をはじめ世界各国の資金は米国以外の国へ投資資金が移りやすくなる。(株安)

ということは、当然一層のドル安傾向に。

少し前までは円安ドル高傾向だったので、米国インデックスを購入すれば、株高ドル高のダブルで利益を享受できたと思います。

私もこの数年間は相当に利益がでました。

今後はその真逆の可能性が非常に大きい。

知らんけど。

素人ながら、今後は分かりやすく今までの逆回転バージョンが起こりやすくなるということだと思います。

これまで増えた利益分だけ減少する可能性が高い。

だからバフェット氏含め多くの著名投資家が米国株の比率を下げて、流動性の高い短期債を購入して、さらに今はまだ安い円を買って一部日本株を購入し始めた。(バフェット氏は円高・株高のダブルを取ろうとしている)

なぜならこれから米国投資家は特に米国株以上に外国株の方がうま味が出てきたからだと思います。

為替差益も含めてダブル享受がこれから可能になる可能性が大。

ただトランプ大統領はこうなることは覚悟していたと思います。(でないと単なるヤバいやつでしょう)

長期視点でアメリカは今、痛みを伴う出血をしてでも是正しておかないと後々どうしようもなくなると考えての政策。

(変動相場制をいまだに採用せず・自由貿易ルールをいまだに守ろうとしない)中國を潰すこと・米国に対しての貿易不均衡を是正すること・国内の既得権を払しょくすることでの財政のスリム化。

これらの改革を進めないと米国はいいように富を搾取されるという考えの基なのだと思います。(あくまでも私の推測なんで)

これが私が予想するここ1年間~2年間に起こる予想。

でも当たりません(笑)

私は予想をことごとく外します。

なので今まで通りかもしれません。

でも言いたいんです(笑)

★直近(短期)の防衛策★

直近の防衛策は、金や不動産の実物資産と短期債の保有。

それとドルをたくさん保有している人は円へ。

円がようやく強くなるかも?

米国株と米国長期債はしばらくは危険ですね。

逆に長期投資の人はこれからが仕込み時期かもしれません。

世界各国で金の保有量を増やしています。

しばらく米国が安定するまで金は高止まりしそうですな。

★長期の資産運用は変更なし★

最近は私の投資方針としては前回のブログでも書きましたが、

15年先以上の超長期で投資する分は、これまで通り米国インデックスを中心にオルカンも添えて積立投資を続ける予定。

長期のナンピン買い覚悟ですわ(苦笑)

投資戦略に変更なし。

★中期の戦略は新興国株と米国長期債★

私の予想はことごとく外しましたので、短期視点で予想していた長期債の価格上昇は今回のトランプ関税により完全に外れました。

トリプル安により現在リスクヘッジにもなっていません。

しかし今後は絶対に景気後退が訪れる。

そして関税により貯めに貯めた税金を景気刺激策に大盤振る舞いするはずだ!!(笑)

もう米国が勝つか中国が勝つかのチキンレース。

巻き添えを食らったその他の国。

どちらに付くか完全に踏み絵をさせられそうです。

①米国長期債をナンピン

短期予想だったのを中期3年~10年後に変更して、米国長期債が最安値を更新するたびに無理をしない程度にナンピン買いを継続。

もう今の米国の政策だと短期的には金利はしばらく下がらなさそう。

でもいつかは利下げする時期が来ます。

軽度な景気後退なのか、はたまた世界恐慌レベルなのかは分かりませんが近い将来、景気後退はいずれ来ます。

それが来年なのか二年後くらいなのか、トランプ大統領が退いた4年後以降なのか・・・。

それを4%以上の金利を貰いながら気長に待ち続けます。

米国がデフォルトしたらその時はその他のリスクヘッジも何も効きませんので諦めます。

②米国以外の投資を開始(欧州・新興国・日本株)

それと同じく中期視点だと、米国以外の投資。

これも2年後~10年後当たりの視点で投資します。

前回のブログで書きましたが、新たに新NISAで欧州株高配当ETFと米国を除いたオルカンみたいな投信を購入し始めています。

米国株中心の長期投資と同時並行でこちらもすでに始めています。

あと現在は新規購入していませんが、それと同じく新興国ETFを一昨年までの旧NISA枠いっぱいに購入したままのやつをそのまま野放しに保有しています。

ちなみに国別では、台湾・メキシコ・インド・トルコがメインで保有しています。

地政学リスクも考えて東アジア代表、敢えて台湾。(ささやかな応援も含む)

米国を陰で支えるメキシコ。

中国の次の雄とされるインド。

欧州の工場トルコ。

みたいな位置づけ。

しかしそれ以上はもう購入しません。

トランプ関税により世界経済がおかしなことになったらそれこそ財務基盤がぜい弱な新興国はデフォルトする可能性があります。(景気が悪くても金利が下げられず、外債の返却が困難になるアジア通貨危機の現在バージョンの可能性も)

なので今後もそこまで比率を上げる予定はありません。

それとおまけ程度ですが、高配当日本個別株。

これは永久保有レベルで現在のような急激な下げが来た時だけチビチビと購入しています。

最低でも4%以上の利回り。

しかも財務状況がよくPERが低めのバリュー銘柄狙いに絞ります。

ただ日本は米国次第なので円高は起こるでしょうが、株高はぼちぼちレベル。

日本政府も構造改革とか断行してアベノミクスの時みたいに上手くアピール出来たら良いですが、石破さん・・・。

想像できん(苦笑)

★それでもやっぱり米国株式がメイン★

今後数年間もしくは数十年間は米国は次の復活へと向けて長期停滞が続く可能性が・・・。

なので私は米国以外も分散。

米国を中心とした投資スタイルから世界分散の投資スタイルと言えばいいでしょうか?

オルカンだと米国比率があまりにも高すぎるので敢えて欧州株と新興国株を別枠でバランスよく購入したというところ。

でも勘違いしないでください。

私は米国インデックス(S&P500)とオルカンが超長期だと最強というのは揺るぎません。

なのでどんな状況になろうが絶対に継続します。

米国は今後良くなるのか悪くなるのか分かりませんが、どちらにせよ周りに迷惑をかけてでも危機感を持って構造改革を断行しています。

これがやっぱり米国の強さなんだと思います。(日本は・・・)

それにしても私は株価の下落よりも、最近少し買い増していたのもあって債券の下落の方が金額が少ないのに不思議と精神的ダメージがある。

人間なんてそんなもの。

データよりも感情を優先させてしまう生き物。

だからこそ冷静に淡々と自分の投資戦略に則ってやっていくしかないですな。

※ここに書いた予想はあくまでも私の独断と偏見で書いていますので責任は持てませんよ(笑)投資は余裕のある範囲で自分の責任にて行ってください。


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コメント

  1. 黒田順之介 より:

    前政権が馬鹿みたいにドル札をバラ撒いたから
    遅かれ早かれ現状の様には成って居たでしょうね。
    そして遅くなる程に労力に見合わない結果に成る。
    だからトランプ氏がサッサと動いたのは英断にも映る。
    ただ、トランプ氏の関税(これしか彼は使うカードが無い)
    はインフレを再燃させる可能性も在るし
    仰る通りFRBは利下げを先延ばしするかもしれない。
    でも「悲壮感を嘆いている様で実は予想通りに成ってる」
    と言う思惑を文体から感じます。
    正に投資家ですな。

    • あー君 より:

      >黒田様
      ありがとうございます。
      私の中で楽観・悲観が現在入り混じっていますが、どちらに動こうと淡々と行動するのみかなと思っています。
      リーマンショックの時はタネ銭が少なかったこともあり精神的に損失のダメージが大きくその後しばらく投資が出来ませんでした。
      その時に比べますと少しは成長したかなと思います、このレベルでは何とも感じません(笑)
      コロナ以降の社会構造、トランプ以降のこれからの世界経済・秩序の変化。
      年齢も50歳を過ぎ、ある程度の資産は築けましたので、「利益をしっかり取りつつなるべく損失を最小限に」をモットーに資産運用をしていきます。
      これはこれで「お城を守るゲーム」みたいで面白いです。
      「ここの防御があまいからここを補充」みたいな(笑)
      金と現金比率はほぼ完成したので近く打ち止め予定、次は米国長期債と米国以外の世界経済を中心に、そしてこれまで通りの米国投資は柱なので絶対に続ける予定です。
      これまでの比率をしばらく少し変えるだけです。