(このページは2017年9月11日に更新されました)
まいど、あーくんです。
不定期シリーズで書いています。
今回は、資産防衛を考えた資産運用で外貨の分散投資を話していきたいと思います。
実際、地政学的にも今後日本はどうなるか分かりません。
それと、もしもの財政危機にも対応しておきたいですしね。
そのリスクを分散させるためにも資金の一部を海外に移すという意味で僕はすでに実際に何パターンかを実行しています。
↓前回の事なんか忘れちまったという人はコチラ↓
もくじ
外貨でリスクヘッジ
ここ最近の傾向ですと、海外(特にアメリカ)での危機や地震などの突発的な危機が起こると必ずと言っていいほど円高になります。
理由は色々とあるみたいですが(海外筋のリスク回避時の円キャリートレードの手じまいが有力みたいですが)、僕はそれよりも円高になるという事実だけで十分です。(苦笑)
円高になるということは、日経平均株価の下落要因になりますので円で投資している人の円資産は減少します。
ただし円高になるということは、海外の商品が安く買える時期ともいえます。
それを逆手に取っていくしかないでしょう。
その時が海外・国内問わず長期投資家にとって仕込み時期となります。
資産防衛を考えた視点で言いますと、いくらかはなるべく海外に資産を移しておいた方が良いと思っています。
前回の②のブログで書きましたが、いつになるかは解りませんが日本の財政はかなりの確率でデフォルトリスクを抱えていると思っています。
外貨の分散①(FX・・・外国為替証拠金取引)
僕は初めての投資でFX(外国為替証拠金取引)を始めました。
FXのメリットは少ない資金(証拠金)で何倍もの(レバレッジ)金額を投資できることです。
これはメリットでもありデメリットでもあります。
僕もやり始めの時に調子に乗って大損したことがあります(苦笑)
それとリスクヘッジをかけるためにショートポジションをかけやすいのが最大のメリットです。
しかもレバレッジをかけることが出来て、利益が大きくなりやすいです(損失もまたしかりです)。
僕は現在、基本的に長期投資なので円高時(僕は円/ドル80円時に仕込みました)にレバレッジ約2~3倍で、外貨預金感覚でずっと置いています。
なのでリスクは若干上がりますが、利回り(スワップ収入)も2~3倍に上がります。
スワップポイントだけで言いますと普通に外貨預金をするよりも圧倒的にたかい場合が多いです。
僕が考えるデメリットは、本当の危機時にはFXのシステムがあまり信用出来ないことです。
以前ほど問題にはならなくなりましたが、過去には大きく為替が変動した時に実際以上にレートを動かし(すべらし行為)が行われました。
これは非常に危険です。
大きく為替が変動して損失を食らいそうな時に慌てて売却しようとしても想定以上の損失を貰う場合があります。
あくまでもFXは信用取引なので平常時をメインにしておいた方がいいと思っています。
FXは資産防衛用というよりも資産を増やすことをメインに考えたほうが良さそうです。
現在通貨の種類で言いますと、アメリカドル・オーストラリアドル・ポーランドズロチ・南アフリカランドなどのアメリカドル以外は高金利通貨を保有しています。
外貨MMF
外貨MMFは外貨預金の色合いが強いです。
こちらも円高時に仕込んでずっとほったらかしです。
証券会社によりますが外貨で保有しておけば、何も投資先がない時はMMFで利子がもらえて(もちろん外貨で)、それ以外は海外証券(特にアメリカ株・中国株)や外債(国債・社債)を購入できることがメリットです。
円高時にドルなどの海外通貨に両替して、後はいい頃合いをみてアメリカなどの利回りの高い株や債券などに投資することが出来ます。
僕は現在色々と保有していますがその一つでアマゾンの債券・ニュージーランドドル建て債券・オーストラリアドル建て債券などを保有しています。
毎回円から海外通貨に両替しなくて済みますので、その都度為替手数料を取られなくて非常に安く済みます。
現在MMFで保有している通貨は、アメリカドル・ユーロ・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・トルコリラです。
現金
最後の防衛用として外国の現金も保有しています。
僕は東日本大震災時に日本の危機を感じまして、その時に外貨両替いたしました。
当時も円が一気に10円近く円高に進みました(80円前後近辺)。
その時にアメリカドル・ユーロ・オーストラリアドル・ちょっとだけ中国元を保有して、そのまま保管しています。
保有比率で言いますと、約5対3対2対0.3くらいでしょうか。
これは最終手段といいますか、日本円がどうしようもなくなった時に効果を発揮するお守りのようなものです。
それでも現時点では円に換えたら利益は出ますが。
海外銀行口座を開設する
一番の資産防衛は海外に銀行口座を作っておくことです。
「海外で何かあったら怖いやん」と思われるかもしれませんが、世界的に見れば日本の銀行より高格付けの銀行が山のように存在します。
ただしある程度の資産を保有している人にしかおすすめしません。
実は僕も以前一度、アメリカ系銀行で海外で口座を作りましたが、結局なところ当時そんなに貯金も無かったので結局口座を締めてしまいました。
海外の銀行は口座内の金額が少なかったら、手数料を取られるところが多いです。
セミリタイアが出来るくらいの資産が出来たら、海外旅行を兼ねて再び口座を開設しに行こうかなと思っています。
海外現地口座以外はいくら外貨投資といっても日本の施政下にありますので、なにか日本でとんでもない(預金封鎖)ことが起こったらどうすることも出来ません。
それによく行く外国の現地海外口座があれば海外旅行滞在時に大変便利ですしね。
外貨も投資信託の分散投資と同じく色々な国に分散しておく
このように僕は投資信託や個別株の分散投資と同じく、外貨も分散しています。
こちらの方法は前回までの資産運用よりも資産防衛のほうがより意味合いが強いです。
もちろん日本の銀行に預金しているよりかは海外のほうが断然利回りがいいです。
しかし、為替変動のリスクや税金の高さ(国内株式をするよりも税率が高い)がネックになると思います。
ですので、何度も言いますが僕の場合はあくまでも資産の防衛という意味合いが強いです。
長期投資でお守りのように保有しています。
皆さんにもこのような「資産防衛方法もあるんだな」と参考にしてくれたらさいわいです。