不景気時に耐えることが出来るのか?・・・リスクを軽減させるため、セミリタイアを開始する時期を考察する③


まいど、あーくんです。

パート③です。

文章が長くなってしまったので、分割しちゃいました。

だって長かったら読むのしんどくなるでしょ?

前回はリスク資産の怖さを書きましたが、今回もその続きです。

パート③はリスク資産と言われる資産で固めることの怖さをより深く考えてみます。

インデックス投資だけでなく個別株などやFXで慣れている人は美味しさも怖さもよく知っているのでそこまでの心配はしていません。

私もFXのやり始めのころ、ビギナーズラックが続きちょこっと利益をだして調子にのっちゃいレバレッジを上げた途端、その後連戦連敗になりしばらくFXを止めていた時期がありました。

最近は手法を変えて、利率の良い外貨預金的なポジションで長期保有をしています。

レバレッジを約2倍程度に抑えて外貨預金の約2倍の利率をもらうみたいな感覚で運用しています。

そして大きく利益が積みあがったら清算するという感じです。

去年の清算で言うと、78円でドルを買ってそのまま保有し続け112円になったところで一度清算しました。

ある程度長期でやっている人は必ず一度は大きな損害を受けたことがあると思います。なので最悪大損害を受けても確かにつらいがそんなもんだと理解している人が不思議と多いので。

大損害を受けても退場せず、継続して続けていくことが出来ていたなら、元を取っていると思います。

サラリーマン時代から、個別株などで資産のコントロールを出来る技術を身に着けている人なら今後の相場の大きな変化でも対応できる可能性はあるでしょうが、セミリタイアするまで積み立て貯蓄や投信系で資産を増やした人は強烈な下落相場がきたときにちゃんと対応できるか疑問です。

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セミリタイア時の投資方法は働いていた時と状況が違うのかも?

もちろん私も含めてですよ、私のメインは積み立てインデックス投資の分散ですから。

私は今危ない予兆がでても、すぐに損切りというか利益確定する自身がないんですよね。

下がったらいつもの癖で買い増ししそうで怖いです。

精神的にもつのであれば、確実な給料をもらっている時点ではこの方法での長期運用は非常に有効的な方法だと思います。(ドルコスト平均法)

ただセミリタイアをして資金を切り崩していく状態でこの方法は危険極まりない。

現金とリスク資産の比率にもよりますが、セミリタイアしている状態でリスク資産が高すぎるとヘタしたら資産が半分以下になることを想定しておく必要があります。

みるみるうちに金融資産が減っていく恐怖

よ~く考えてくださいよ。

現在(2018年3月6日時点)の日経平均が21417円でちょっと前の最も低かった(2008~2009年)日経平均が約7000円前半です。

このときから考えると約3倍値上がりしています。

それに応じて配当金などの金額も上昇していきます。

今後再び7000円代まで下がるのは考えにくいかもしれませんが、景気後退に直面すると半分の1万円近くまで下落することは想定しておくべきです。

例でいえば現時点でリスク資産3000万円保有で約1500万円まで資産が減少しても食べていけるなら大丈夫でしょうが、セミリタイアする時期によりますが僕ならまず無理です。

僕の現在の資産で言いますと、外貨投資も入れて現在1400万円あるリスク金融資産が半分で700万円になるということです。

リーマンショックレベルでしたら、単純計算ですが400万円代まで減少する計算です。

ここまでならまだいいのです。

それでも堪え切れたらいずれは景気は戻りますから。(何年かかるか分かりませんが・・・)

問題はセミリタイアをしているという状態です。

いずれ景気は戻ると言いましても、3000万円を切り崩して生活するのと1500万円を切り崩して生活するのとでは、たとえ切り崩し金額が同じ30万円でも比率が全然違います。(たった30万円を切り崩すだけで1%も違います、1年以上続くとものすごく差が開きます)

いざ景気が戻っても切り崩す比率が違うため、景気が戻ったとしても戻る金額が大きく変わってきます。(減少する金額も同じだと戻る金額も同じですが、大きく違うのは投資元本に大きな差がついてくる為、長期間不景気になればなるほど差が開いていきます)

定期収入を持たない状態では下がっている時にここぞという時に資金を投入することが出来ない、定期的に収入を持たないものにとってはこの衝撃が大変大きいんですよ。

よく言われる、「投資は余裕資金ですべし」というのはこういう意味も含んでいるのだと思います。

利回りがみるみるうちに減少する

それと単純な話ですが、基本的には株式投資などは企業の業績によって分配金や配当金が決められます。

不景気時は軒並み悪条件が重なりますので、今まで平均3%~5%の利回りが一気に半分以下になるのはザラにあります。

配当金や分配金で今まで年間100万円貰っていたのが、不景気時には50万円に減少するのは普通にありえることです。

保有している株価の時価総額の減少に続き、利回りの減少というダブルパンチに見舞われます。

景気サイクルの防衛ベストポジション

「じゃあ、どうすればいいの?」と言われそうですが、王道の方法しか私には言えませんが、長期金利の動向を見ながら、

景気回復時には株式などのリスク資産→長期金利の上昇(景気の過熱・バブルを抑える為)や景気の失速感が出てきたら現金に戻す→株価の減速・値下がりが始まったら債券購入→景気を上昇させるために長期金利を下げる→株価の底(金利が低いままで企業の業績が好転の兆しが見え始めたら)が株式に再投入。

株式などのリスク資産→現金(預金)→債券→株式などのリスク資産→現金→続く・・・

このサイクルを永遠に続けていくしかないと思います。

なのでリスク資産といわれる比率が極端に高い場合は、世間が不景気とよばれる状態の時に生活できる金融資産を持っているのがセミリタイアするベスト時期ではないでしょうか?

イメージでは、日経平均が1万円くらいの時にリスク金融資産が3000万円くらいあればなんとかなる感じです。(日経平均2万円越えの今の3000万円と意味合いが違うということです)

不景気時を想定してリスク資産を管理していたら、好景気の時も踊らされず冷静でいられそうですね。

「そんなこと考え出したらキリがない」と言われそうですが、一応までの参考です。こういう想定も考えられますよと。

パート③はここまでです。

次項は定期的な収入を確保するです。

後、もうちょっとで終わりです。

面白くなかったら読まなくていいですよ。

私が好きなように書いています(笑)

時間の無駄だと思いますので・・・。


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コメント

  1. 株式(先進国株式インデックス)では過去5年すれば戻っているので私は5年を目安に現金を確保しています。(生活費×5年)
    あとリーマンショックなどで一時的にマイナスになることはあるでしょうが、これまでの含み益があるだろうからあまり気にしなくてもいい?のかなと楽観的に考えています。

    リスク耐性は人それぞれなので何ともいえないところはありますよね。

    • あー君 より:

      クロスパールさん、どうもです。
      やはり長期投資は購入した時期が命になりますよね。
      投資→現金化→再投資の循環が出来るのはさすがです。